2020年が幕を開けてまもなく、世界は新型コロナウイルスのパンデミックという、未曾有の事態に陥りました。それは、学生たちの生活にも、予想だにしなかった大きな影を落としました。
海外への距離も時間も、ものともせず飛び回ることができていた学生たちは、外とのコミュニケーションが大幅に減ってしまいました。
2019年度に海外研修や留学に行けた人たちは、ラッキーだったと言えるのではないでしょうか。2020年の2月、3月中の帰国は、まさにぎりぎりのタイミングでした。
留学をしたい、海外旅行をしたい。この時期もそういう思いを抱く人は多くても、いつそれがかなうのかなかなか見通しが立たない状況です。卒業、就職を迎えるなど、個人的な環境も変わっていく中、そうした夢をいったん諦めざるをえなくなるかもしれません。
ですが、また遠からず新しい目標を持って、世界を駆け巡ってほしいと思います。世界のどの国の人たちも、おそらく同じ気持ちでいるのではないでしょうか。
2019年度、札幌学院大学の学生たちが各国で見せたまぶしい笑顔、真剣な学びを、この報告集でご覧いただければ幸いです。そしてこれを読むみなさんも、次の機会への夢を灯していただきたいと思います。
2021年2月
札幌学院大学
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2019年度 韓国 東亜大学校 Korean Summer School
2019年度 韓国 韓南大学 韓国語・韓国文化研修プログラム
2019年度 東國大学 Dongguk Japanese Summer School
2091年度 東國大学 Dongguk Japanese Summer School
参加者報告文
忘れられない暑い夏 .............................................. 宮本 菜穂
英語英米文学科 4年 宮本 菜穂
私は8月5日から16日の2週間、釜山にある東亞大学のKSSと言われるプログラムに参加しました。プログラム内容として、午前中、韓国語の授業を受け、午後からはアクティビティ、プログラムが終わると自由時間という内容になっていました。
前回までは日本人学生だけのプログラムでしたが、今回は世界各国から学生が参加しており、国際色豊かなプログラムになっていました。そのため、プログラム自体は英語で進行され、韓国語だけにとどまらず、英語でも交流を図ることができました。
私が一番記憶に残っているアクティビティはK-POPダンスを習うというものです。ダンススタジオに赴き、レクチャーしてもらうという内容でしたが、自分で旅行に来ただけではしない体験だったなと思いました。プログラムだからこそ、できたことだと思います。上手に踊ることはできませんでしたが、忘れられない時間になりました。
また、1泊2日のフィールドトリップでは韓服体験が内容に含まれていましたが、あまりの気温の高さに、写真を撮ることよりもカフェで暑さをしのぐことを優先させたことが、昨日のことのように思い出されます。
KSSの良さは現地のサポート学生とプログラム生の距離が近いことが一つ上げられます。お昼ご飯の時間や自由時間には、サポート学生がおいしいという場所やおすすめする場所に案内してくれました。プログラムに参加するということは旅行では得られない友人や知恵を与えてくれるものです。私自身そのことを改めて実感しました。
プログラムだからこそ体験できたこと、得難いもの、2週間という短い時間ではありましたが、ここでは書き表せないくらい実りある日々でした。今まで生きてきた人生の中で一番暑いと感じ、充実感に溢れていた2週間は時に私を恋しい気持ちにさせますが、このプログラムで得た縁を大切にこれからも韓国と日本の交流を深める活動を積極的にしていきたいと思わせてくれます。夏が来るたび、釜山の暑い日々をこれからも思い出していくと思います。そのたびに、韓国を身近に感じ、充実していた学生生活を思い出していこうと思います。そして、次は自分の力で釜山に行き、今回得た縁をつなげていきたいと思います。
最後になりますが、このプログラムに参加する上で、協力していただきました教員の皆様ならびに東亞大学校のサポート学生に、この場を借りて感謝申し上げたいと思います。何よりも、今回2名枠という中で2週間、共に濃厚な時間を過ごし、深い縁を結んでくれた、あやめちゃんに「ありがとう」を伝えたいです。とても楽しい2週間でした!!!
参加者報告文
2019年 韓南大学プログラム報告書.................. 荒井 香里
英語英米文学科 2年 荒井 香里
1.初めに
8月7日~29日の3週間、大田にある韓南大学の韓国語・韓国文化研修(KLCP)に参加した。今回のKLCPは日本の大学の生徒だけではなく、ロシアの大学からの学生も参加した。3週間という短い期間で韓国語に触れ、韓国文化に触れることでき、とても有意義な時間を過ごすことができた。このプログラムで初めて大田に訪れたが、プログラムを通して大田について知ることができ、また大田の人々の温かさに触れることもできた。自分にとってとても充実した3週間になった。
2.プログラム内容(韓国語・韓国文化)
月曜日~土曜日の午前9時から午後5時まで韓国語・文化韓国語・サバイバル韓国語・遊びの韓国語・歌の韓国語など多くの種類の韓国語を学んだ。韓国語の授業はA~Dのクラスに分けられ、1クラス20名程度のクラスで学びを深めた。韓南大学から配布された韓国語のテキストを使い勉強をした。実力ごとクラスに分けられるので、自分の実力にあった授業を受けることができた。韓南大学の先生方が工夫を凝らした授業のおかげで私たちは飽きることなく、楽しく韓国語を学ぶことができた。
その他に韓国語の授業だけでなく、K-POPダンスやサムルノリ、テコンドーなども体験した。また、2度のフィールドトリップが行われた。行くところ行くところで様々な体験をした。ビビンバ作りや韓服体験、海水浴など様々な体験をすることができてとてもよかった。
3.宿泊施設
3人1組部屋で、部屋には二段ベッド、シャワー、トイレ、机、クローゼット、暖房、エアコンが完備されていた。部屋には冷蔵庫がなかったが、共用で使える冷蔵庫が2台設置されていた。私は他大学のプログラム生2人と同部屋だったが、学校から出された課題を一緒にやったり、一緒にご飯を食べたり、とても楽しく生活した。一緒に生活することでとても距離が縮まり、不自由なく過ごすかことができた。
4.バディとプログラム生との交流
ロシアと日本からのプログラム生56名に対して5名の韓南大学のバディが、3週間私たちのサポートをしてくれた。企画や運営などもバディが中心となって行っていて、韓国語クラスにもバディが1人ずつ付き、日本語がとても上手なバディなので、わからないことがあればすぐに何でも聞くことができるとても頼もしい5人のバディだった。
寮で行われる夜の自由学習ではバディに韓国語を教えてもらったり、逆にこっちが日本語を教えてあげたりとても有意義な時間を過ごせた。バディのみんなとご飯に行き、いろいろな話をすることができて、とても楽しく過ごすことができた。またプログラム生との交流もたくさんあり、一緒に3週間という長い期間を生活することで、相手のことも知ることができたし仲良くもなれた。今でもバディとプログラム生と連絡を取り合っている。こんなに楽しい3週間を送れたのはバディとプログラム生のおかげだと思っている。
5. 自由時間
週1回、毎週日曜日は自由時間だった。大田は交通がとても便利な位置にあるので、いろいろなところに行くことができた。私はソウルに行ったり、蔚山に行ったり、大田で買い物したりした。ソウルに行ったときは、札幌学院の夏プログラムに参加していた韓国人と友達と再会してご飯を食べたり、カフェに行ったりしてとても楽しく遊んだ。久々に再会できたのでとてもうれしかった。また去年札幌学院に1年留学していた友達にも、プログラムの期間たくさん会うことができた。学校が終わってから会うことが多く毎回学校まで迎えに来てくれて、大田を案内してくれた。またいつかみんなに会いたい。
6.プログラムを通して感じたこと
私は正直韓国には何回も行っているが、今回は日韓問題が悪化しているという点で少し韓国に行くのが怖かった。だが、行ってみるとそういうのはあまりなかった。3週間という期間の中で韓国語や韓国文化について本当に多く触れることができたと感じている。韓南大学で関わった先生方や、バディの人々と関わって人の大田の人たちの温かさというのに存分に触れることができた。初めての地、大田にこのプログラムを通して行くことができて本当に良かったし、また是非行きたいと思った。
最後にこのプログラムに参加したい人に向けて。このプログラムでは韓国語の実力を絶対に伸ばすことができます。また自分の韓国語の実力を試したいという人にもおすすめです。韓国語、韓国文化を、大田という素晴らしい地で学びたい人はぜひ行ってみてください。
参加者報告文
私が学んだこと.....................................瀬賀 菜央
東國大学での2週間................................坂上 美優
Dongguk Japanese Summer School........望月 祥
経済学科 2年 瀬賀 菜央
私は韓国に行きたいという思いがありました。このプログラムを知り、韓国語を学べ文化体験、観光もできるということで参加しました。私は韓国語がわからない中参加しました。初めは先生も一緒に行動したため、韓国の交通機関の使い方や大学までの道のりを覚えることができました。
初日には大学の歓迎ランチがありました。その時に初めて韓国人のバディと会話しました。私にとって初めて韓国人の友達ができました。ランチの後には韓国人のバディの人たちに大学内のカフェに連れて行ってもらいました。韓国人のバディたちはみんな日本語が上手で、会話が弾みました。その時には主に日本のことについて話しました。日本人の有名人や日本のアニメなどたくさん知っていてくれて、とても嬉しかったです。
NANTAという韓国の伝統的な公演を見に行きました。特に決まった言語はなく誰でも楽しめるというコンセプトの通り、韓国語が分からなかった私でも楽しんで鑑賞できました。料理人が大胆に野菜を切るシーン、包丁とまな板を使った演奏、観客を巻き込む演出もありました。その他にも笑えるシーンがたくさんあり、とても面白かったです。
2日間の修学旅行に行きました。その時には、韓国人のバディと他の大学の人とも一緒の班行動でした。1日目には市場に行きました。そこではロールアイスやコロッケなど美味しいものを食べることができました。2日目には江原道エリアにいきました。雪岳山をケーブルカーを使い登りました。そのあとには、羊のいる牧場に行きました。そこでは羊に餌をあげる体験ができました。餌をあげようとするとものすごい勢いで羊たちが近づいてきて、少し怖かったです。バディや班のみんなとも仲良くなれ、とても楽しい修学旅行になりました。
韓国の代表的な料理であるキムチ作り、韓服の試着、チャングという楽器の文化体験ができました。中でもチャングという打楽器の体験が楽しかったです。講師の方がとてもやさしく分かりやすかったので、すぐに覚えることができ短い曲を演奏できました。韓国と日本の文化は似ていることが多いと感じました。国の位置が近いということも関係していると思います。韓国では韓服のチマチョゴリ、日本でいうと着物のようなものだと感じました。チャングという楽器については太鼓に似ていると思いました。
毎日、韓国語の授業がありました。韓国語の授業を韓国語で受講するのは慣れないことでしたが、毎日の授業の中で慣れていきました。私は初級クラスで単語の発音から始まりました。何回も繰り返し発音の練習をしました。韓国語を学んでいくにつれ、韓国語を読むことは上達しましたが、パッチムがあるので書くことが難しいと感じました。これからも韓国語の勉強を続け次に韓国に行った時には完全に韓国語でのコミュニケーションと取りたいと思っています。
現在、日韓関係が悪化していると報道され、実際に韓国への飛行機の便も大幅に減少されています。ですが、私の訪れたソウルなどの観光地では反日運動というものはなく、私の出会った韓国人はとても優しい人たちで日本に興味がたくさんある人たちでした。そのような人たちが増えていけば、将来の日韓関係は良好になると考えます。
英語英米文学科 4年 坂上 美優
私がこの東國サマープログラムに参加しようと思ったのは、韓国に興味があったからです。1年生の時に韓国語の授業を取りました。その時は何となく取っていましたが、大学に来る韓国人留学生と関わり、実際に韓国語を使ったことで韓国語の面白さを知りました。そして、韓国料理やファッション、ドラマなど、様々な韓国文化に興味を持ちました。この大好きな韓国に実際に行って、その文化を肌で感じ、語学力を少しでも伸ばしたいと思い、参加を決めました。
私が韓国に行った時期は、丁度日韓関係が良くなかったため、周囲の人には行くことを心配されました。しかし、私の知っている韓国人の友人は皆日本が大好きで、心の優しい人ばかりだったので、私自身はあまり心配せず、期待に胸を膨らませ韓国へ行きました。
今回のプログラムには全国から日本人学生が86名参加し、韓国人バディは18人いました。日本人5人程度に対して、バディが1人という形でグループが構成されました。初日はNANTA鑑賞から始まり、修学旅行やキムチ作り体験、漢江での遊覧船など様々なプログラムがあり、基本的にはグループで行動しました。そのおかげで、グループの皆とも仲良くなりました。また自由時間もあったので、買い物に出かけたり、会いたかった現地の友人にもたくさん会えました。
もちろん毎日午前中には韓国語の授業がありました。初級はAから上級はFまでのクラスがあり、私はEクラスで授業を受けました。人数は15人ほどで、基本的に全て韓国語で行われました。Eクラスではあったものの、先生はゆっくり、分かりやすい韓国語を話してくれるので、問題なくついて行くことが出来ました。実際に使える韓国語を学ぶことができたので、非常にためになるものだったと思います。
2週間は長いようで、驚くほどあっという間に過ぎ去りました。それほど充実していたのだと思います。日本から持って行った日本食にも1度も手をつけないくらい、韓国料理はどれも美味しかったです。札幌学院大学から参加したのはたった3人で、私は他の2人とグループも違い、何かと1人で他大学の中に入っていくことが多く、最初は不安でした。しかしそのおかげで、本当に多くの友人ができたと思います。
日韓関係が問題とされる中行ったプログラムでしたが、私はこの時期に行って良かったと思っています。実際は、ニュースで見ているようなことが全てではないと知ることができたからです。バディや先生、職員の方は、本当に親切で、常に私たちプログラム生のことを考えてくれました。また街のお店や食堂でも、日本人だからといって、冷たくされたことは1度もありませんでした。今回このプログラムに参加して、私は韓国がもっと好きになりました。毎日暑い中、駅から寮までの坂道を上るのは大変でしたが、今はその道さえ恋しく感じています。また必ず韓国に行くために、今まで以上に韓国語、そして文化を学んでいきます。
経営学科 2年 望月 祥
私は8/4~8/17の2週間、韓国のソウルにある東国大学でDJSS (Dongguk Japanese Summer School)というプログラムに参加しました。今回、本学からは私を含め3名、そのほか学習院大学、愛知学院大学、龍谷大学など他大学の学生を合わせ計約80人の日本人学生が参加していました。東国大学のバディは18人で日本人学生5人に1人のバディがつき、だいたい6人で1グループでした。
私は、小学生の時に見た韓国ドラマが面白くて、それから韓国が好きになりました。韓国料理や韓国の文化、生活スタイルはTVを通して知っていたので、それを実際に見て、体験したい、また、東国大学の学生と友達になりたいと思い今回このプログラムに参加しました。
日程は以下の通りです。
8/5(月)午前:韓国語口述テスト、オリエンテーション、歓迎ランチ
午後:バディ紹介 夕方:NANTA観覧
8/6(火)午前:韓国語
午後:テーマ講義1、修学旅行OT
8/7(水)~8/8(木)★修学旅行
(一泊2日/江原道エリア)
8/9(金) 午前:韓国語
午後:キムチ作り体験、韓服試着
10(土)、11(日) 自由時間
8/12(月) 午前:韓国語
午後:テーマ講義2
8/13(火) 午前:韓国語
午後:漢江遊覧船、バディ交流
8/14(水) 午前:韓国語
午後:チャング体験
8/15(木) 午前:韓国語
午後:テーマ講義3、バディ交流
8/16(金) 午前:韓国語、修了式
8/17(土) 帰国
韓国語の授業はA~Fまでのクラスがあり、プログラムに参加する前に日本でやる筆記テストと、プログラム初日にやる口述テストでクラス分けされます。私はEクラスで学生14人と先生2人、テキストを使って文法を習いました。最終日には2週間やった内容の確認とテストがありました。毎日授業に出席していたので、テストには困りませんでした。
修学旅行の日は生憎、雨が降ってしまい海には行けませんでしたが、市場に行って食べ歩きをしました。海に行けなかったのはとても残念ですが、市場で食べたホットック、ロールアイスはおいしかったです。他にも、雪岳山に行って山登りをしたり、大関嶺羊牧場で羊に餌をあげたり、散策したりしました。夕飯の牛カルビは本当においしかったです。
バディ交流ではグループのメンバーと一緒にデジタルメディアシティーに行って、テレビ局の中を見てきました。歩道にアーティスト、俳優、スポーツ選手などの手形があり、私が好きな俳優の手形を見つけた時が一番嬉しく、感動しました。夕飯は弘大でトッポッキを食べて、帰りにバスキングを見ました。
11日は7月の日本語プログラムで来た韓国の学生と一緒に弘大でショッピングしたり、ボードゲームカフェでゲームをしたりしました。夕飯はタッパルを食べに韓国で有名なハンシンポチャというお店に連れて行ってもらいました。タッパルを食べるのは初めてでしたが、生臭くなく、普通においしかったです。
2日はバディとロッテワールドに行きました。気温が40℃近くある中、1時間半アトラクションに並んだ時は強い日差しと高い湿度で倒れるかと思いました。室内はエアコンがついているので涼しくて快適でした。初めてに近い14年ぶりのジェットコースターは面白かったです。
平日の自由時間は札幌学院大学に半期留学で来ていた友達に会い、彼が経営しているカフェに行き盤浦で漢江を見ました。韓国は夜も蒸し暑く、外にいたくなかったのですが、川の近くは涼しく盤浦大橋のレインボー噴水がきれいで、久しぶりに友達にも会えて最高の夜になりました。他の日には水原市に行き、韓国の友達と一緒に韓服を着て華城を見学しました。華城は世界遺産でもあり、イ・サンというドラマを見てからずっと行きたかった場所だったので連れてってもらえて本当に嬉しかったです。広すぎて全部は周れませんでしたが自然が多く、散策するのにいい場所でした。
最後に、この2週間は本当に楽しくて、あっという間で、時間が足りないと思うくらいでした。韓国料理はとてもおいしく、友達に会ったり、ショッピングをしたり、テーマパークに行ったりと充実した日々を過ごすことができました。初めての海外、かつ初めての韓国はとってもいい思い出になりました。是非また行きたいです。
参加者報告文
夏休みの思い出....................................鶴嘴 里菜
北京農学院交流プログラム.....................根岸 あやめ
北京での異文化交流を経て.....................金田一 弘稀
言葉の壁............................................長南 花月
北京農学院学生交流報告書.....................伊藤 功哉
一緒の時間を過ごして...........................工藤 歩未
ありがとう中国....................................松浦 悠介
臨床心理学科 1年 鶴嘴 里菜
私は夏休みの間、1週間の北京農学院学生交流プログラムに参加してきました。
1日目は人生初の機内食を食べました。ドキドキしながら食べたそれは想像よりもおいしかったです。北京についてからは夜ご飯を食べに行き、中華料理を食べました。私は辛いものが苦手なので食べられないものもありましたが、辛くないものはとてもおいしかったです。また、日本の食のマナーとの違いに驚きました。中国では出てきた食事を少し残すのがマナーだと知り、早くも日本との違いを感じました。
2日目の午前中は北京農学院本部を訪問し、PPTの発表を行いました。私は友達と学校外の活動の「部活動」という同じテーマを二人で発表しました。拙い英語での発表でしたが、真剣に聞いてくれて嬉しかったです。PPTの発表が終わった後は北京農学院の食堂で食べました。夜には歓迎晩餐会が開かれて北京農学院の学生との交流もできました。
3日目は天安門、故宮博物館に行きました。セキュリティーを通過するのに3時間ほどかかり、大変だと思うことも多かったです。中国人は人の隙間にどんどん入り込んでいき、自分の後ろにいた人たちがいつの間にかすごく前の方にいるのに気付いた時にはとても驚きました。食事を終えてホテルに戻った後、学生の人に北京農学院内を案内してもらいました。施設内の購買や図書館、体育館に連れて行ってもらいました。体育館に行った時にはバドミントンをさせてもらえて楽しかったです。
4日目は中国流の生け花を体験しました。講師の先生の指導のもと、みんな同じ生け方をしましたが、完成品を見てみると一つ一つ異なり、性格が出るものだなぁと思ったのが印象的です。夜ご飯には北京ダックを食べに行きました。目の前で切り分けてくれたときに、頭が一緒に置かれていて衝撃を受けたことを覚えています。
5日目は万里の長城に行きました。教科書でしか見たことがない建造物に自分の体で行けたことは一生の思い出になりました。昇り降りする階段はとても急なもので、転んだらひとたまりもないと思いました。日本では見られない気持ち悪い虫も見ました。
6日目はパンダを見に行きました。日本では見たことがなかったのですが、本物のパンダは写真で見るよりも数倍かわいかったです。昼食には水餃子を食べました。中国の餃子はニンニクを入れないそうです。息も臭くならなかったし、味のバリエーションも豊富でおいしかったです。送別会では1週間過ごした学生たちと明日で離れると考えると、とても寂しかったです。
最終日は早朝の行動で、寝坊をしてしまいました。空港に着いて北京農学院の方々が見送ってくれて、本当にお別れだとなると泣いてしまいそうでした。また会えることを期待して日本に帰ってきました。
北京で過ごした1週間はとても早く過ぎ去り、もっと長く過ごしたいと思うプログラムでした。熱烈な歓迎をしてもらい、自分も受け入れをするときにはしてもらったように、楽しい生活が送れるようにサポートしたいと思いました。
英語英米文学科 2年 根岸 あやめ
1.はじめに
9月8日から9月15日までの一週間、中国の北京市にある北京農学院に訪問した。5月に札幌学院大学で行われた、北京農学院の学生を受け入れるプログラムにバディとして参加したが、親しくなった北京農学院の学生と北京で再会したいという強い思いから、派遣プログラムにも参加することを決意した。12歳の時に北京に行った経験があるが、世界トップともいえる近代化した中国を様々な視点から実際に見てみたいという思い、このプロブラムに臨んだ。その結果、北京や中国の魅力を存分に体験することができ、自分でも驚くほど充実した一週間だった言える、とても素晴らしいプログラムであった。
2.北京農学院の多大なる歓迎
空港に到着したその瞬間から、5月に札幌学院大学へ訪問したプログラム生から職員の皆さんまで総動員で私たちのことを出迎えてくれて、感動の再会を果たした。実際には次の日からプログラムが本格的に始まったが、歓迎会や送別会では北京農学院の学長から国際課を担当する沢山の職員の方がお見えになり、私たちのことを歓迎してくれたことがとても印象に残っている。また、北京農学院のバディのみんながとても親切で、このプログラムのすべての予定がうまく回るよう、ずっとサポートしてくれた。そして、札幌学院大学と北京農学院の交流の懸け橋とも言える北京農学院の故先生が、プログラムの通訳をしてくださるととともに、私たちのプログラムが充実するよう、感謝しつくせないほどのサポートをしてくださった。
3.自然豊かな北京農学院
北京農学院の敷地はとても広く、四季変化も楽しめると言われているように沢山の自然が見られた。その自然を求め、学生以外で敷地内に立ち寄りたい人が多くみられるようだが、外部の人の立ち入り防止と防犯を含めた、学生証をタッチしないと校内に入れないシステムがとても新鮮だった。学食も二か所にあり、様々な宗教をもつ留学生に対応したムスリム専用のブースがあるなど、国際色豊かな学生が在学していることも見受けられた。何度か学食を体験する機会があったが、スイカの値段がとても安く(中国ではスイカがひと玉30円ほど)、ほとんどの学生が食べている光景が興味深かった。
4.プログラム内容~表敬訪問~
プログラム初日、北京農学院の学長と職員の皆様に面会し表敬訪問を行った。札幌学院大学から訪問した学生10名が自己紹介を終えた後、「令和」についての発表をした。新元号の”令和”が誕生するにあたって参考になったと言われる万葉集の一節を、みんなで中国語で読み上げるというものだ。また、表敬訪問の後は、日本の文化や札幌学院大学についてのプレゼンテーションを英語や中国語を用いて行った。日本に関心を持っている北京農学院の学生が熱心に聞いてくれて、とても嬉しかった。
5.プログラム内容~北京観光・北京農学院~
一週間というとても短い時間であったが、沢山の観光地に連れて行ってもらった。天安門広場、故宮博物館、万里の長城、APEC開催会場、北京動物園というような有名どころを網羅するかのように見学することができ、とても充実したプログラムであった。中華人民共和国が成立してから10月で70周年を迎える中国は、国をあげて清掃したり、お店を整理するような社風が全体的に流れていたが、そのせいもあってか天安門広場に入るまでのセキュリティ強化が凄まじかった。入場のゲートを通るまでに2時間半ほどかかり、びっくりしたが、故宮博物館の頂上から一望できる北京の眺めは本当に素晴らしいものであった。
万里の長城に登る際も天気に恵まれ、みんなで沢山の写真を撮りながら世界遺産を堪能した。
プログラムは観光だけにとどまらない。北京農学院の食品学部が開発したワインの試飲をさせてもらったり、芸術学部にお邪魔して、人生初の生け花にも挑戦した。指導してくださった先生が偉大な方で、以前に昭恵夫人や習近平夫人の前で生け花を披露したことがあると知ったときは、大変驚いた。最終日の夕食後には、バスで北京市内夜景ツアーを行ってくれた。日本では決して見られない、高い建物が建て物が連なる景色とキラキラ光る電光掲示板。実際に見るからこそ感じられる北京ならではの現代の景色がとても感慨深く、バスに乗っている間、感動がずっと止まらなかった。ぜひ沢山の人に、この北京の景色を見てほしいと強く感じた。
6.北京料理
プログラム中の昼食や夕食は食堂やレストランで食べたが、どれもとても美味しかった。以前に台湾料理を現地で食べたことがあるが、台湾料理とはまた全く違うことに驚いた。中華テーブルをみんなで囲み、沢山の料理の種類を食べた。何といってもやはり北京ダックが印象深い。その場でシェフが肉を切り落としてくれて、出来立てパリパリのお肉を巻いて食べる本場の北京ダックは、ビックリするほど美味しかった。また、中国にもタピオカ屋が数多くあったが、フルーツティーがもっと魅力的に感じた。安くてサイズも大きいお店が多く、毎日違うメニューを頼むことが楽しみであった。タピオカの次はティーブームが日本に来てほしいと思うほど、そのおいしさに感動した。
7.北京農学院の学生との交流
プログラム期間中、私たちのサポートはもちろん、全日程がうまく回るように学生たち自身で運営をしてくれた。日本語を話せる学生もいたが、ほとんどの学生とは英語での会話である。みんなとても親切なので、うまく言いたいことが伝えられない場面でもゆっくり意思疎通しあったり、お互いの文化を沢山交流できた。英語を実践的に使って会話し合えたことが本当に嬉しかったし、外国の人と交流するうえで、英語が話せることがとても大きな武器になることも実感できた。食事中やバス移動、ホテル内でも交流を図り、充実した思い出を一緒に作った。また、歓迎会や送別会では私たちが思いもつかないゲームを企画してくれたり、Tシャツにメッセージを書きあった。日本では経験のないことで新鮮だったし、今後の受け入れにも取り入れたいと学ぶことが多かった。
8.このプログラムを通して
札幌学院大学での受け入れを通して、北京農学院の学生と北京で再会したいと思い、このプログラムに参加したが、本当に参加して良かったと思えるプログラムだった。北京の魅力を存分に満喫でき、中国と日本の違いや世界の最先端技術を誇る中国を実際の目で見れたことがとても刺激的だった。また、“北京農学院”に対しての思い入れが深くなるプログラムだと強く感じる。温かく歓迎してくださる学長や職員の皆様をはじめ、学生のみんながとても印象深く、個人的にでも北京、北京農学院に訪問したいという思いが強く芽生えた。そのような機会を作り、またみんなに再会できるように頑張りたい。今年度は、プログラムとしての派遣が初めてであったが、中国の留学生2名、日本人学生8名で北京農学院に訪問した。1年生から4年生まで幅広い参加者だったが、滞在期間に全員の仲がとても深まったプログラムでもあった。札幌学院大学の学生同士の結びつきが強かったため、一週間がさらに充実したと感じる。一緒にプログラムに参加した友人に感謝したい。
9.さいごに~このプログラムに参加したい人に向けて~
このプログラムは、札幌学院大学で行われる北京農学院受け入れプログラムとセットで参加してこそ充実する、受け入れ時に出会った学生と次は北京の地で再会できるという相互のプログラムになっています。初めて海外へ行く人にもおすすめできる、外国を感じられる“北京”。実際の目で見てみないとわからない中国の魅力を存分に体験でき、北京農学院の皆さんの温かさを沢山感じられるプログラムになっています。少しでも中国に関心がある方、ぜひ北京農学院に訪問し、生の中国を感じてきてください!
英語英米文学科 1年 金田一 弘稀
私は北京農学院との7日間の交流プログラムに参加しました。中国に対し少しだけ興味があったこと、中国語を高校と大学で勉強していることが参加のきっかけでした。北京農学院の学生との交流を主に、北京市内の観光地を回り多くの体験をしました。この生活の中で、日本とは違ったところや驚いたことなどを3つにまとめてみました。
1つ目は食文化です。北京で食べた料理の中には辛い食べ物が多く、日本より気温の高い中でなぜそのようなものを食べるのか不思議でならなったのですが、時間が経つと汗が流れて体が冷え涼しく感じました。このことから、北京に住む人々は暑さを汗によってしのいでいるということが体感できました。辛い物だけではなく甘い食べ物も多く、これも何か関係しているのではないかと私は考えました。また、私たちの国では飲み物は冷たいのが普通ですが、中国では常温が一般的となっていてそこに驚きましたが、日が経つにつれて常温でも違和感がなくなったので、北京の生活にすぐに慣れてしまったような気がしました。そして以上のことから北京の人は文化の中で暑さを耐えるための工夫をなされていることが分かりました。
2つ目は人の多さです。毎回移動するときはバスで移動するのですが、北京市の道路では出勤退勤の時間帯になると、車がすぐ止まるほどの渋滞になります。クラクションがあちらこちらから鳴っていて、無理やり車線変更して押し入る車も多いことに中国の人口の多さを感じました。また観光地でも人が多く故宮博物院に行くときも、セキュリティーチェックに入るまで並んでいたときに、列に並んでいると思ったら横入りをしてきたり、私自身も横入りしなくちゃいけなかったり、列がなくなり揉みに揉まれ息ができなくなるほどの人口密度になったりと、大変な思いをしました。
これが現地の人にとっては普通だということでしたが、私は日本とはかなりの差があってかなり驚きました。今回は建国70周年が近づいていたこともあり特別な事例もあったのかもしれませんが、このようなところから中国と日本の文化の違いを体感しました。
3つ目は人の温かさです。北京農学院の学生と交流したのは5月に札幌学院大学が迎え入れたときぶりでした。その時にも日本語や英語で会話をしながら交流していただきましたが、今回の派遣のときは日本語で話しかけてくれる学生が増えたこと、私もあまり上手ではない中国語で話すとすごいとほめてくれたこと、歓迎会やレクリエーションを準備してくれたこと、いろんなところで谢谢というと不客气·と言ってくれた店員さん学生さんなどに私はいろんな人の優しさや温かさを感じました。私たちが中国で楽しい交流や学びができたのも優しさがあってのことだと思います。最初私は、中国人は冷たく怖いイメージがありました。しかし、今回の交流を通してわかったことは、国民性というのは傍から見ただけではわからないからこそ、自身の中にあるステレオタイプを捨てて個人として接することが大事だということを改めて知ることができました。
北京にいたこの7日間は、私にとって毎日発見や学習の連続でした。後海、天安門広場、万里の長城といった観光地や中国の華道、北京農学院でつくられたワインのテイスティングなど普段できない体験ができたこともこの国際交流があったからこそだと思います。これからも札幌学院大学と北京農学院との交流を深めていってほしいと願っています。私はまた北京を訪れて新たな発見をしてみたいです。
英語英米文学科 1年 長南 花月
夏休みも終盤に入ったころ、私はまだ傷のひとつもないぴかぴかのスーツケースを引いて、国際線への道を歩いていた。令和元年9月8日、私たち10人の学生は北京農学院の学生との交流のため、中国を訪れた。私にとっては初の海外、そして中国語は全く話すことができないのもあって、不安や緊張もあった。しかしそんなことはすっかり忘れてしまうくらいに、7日間の交流は心弾む楽しさで満ち、様々なことを学ぶことができた。
北京で見た景色はどれも心ときめくようなものばかりであった。2日目に見て回った繁華街は大勢の人の中を人力車が行き交い、街のそこかしこに鮮やかな赤が彩られた、自分の中の中国のイメージを具現化したような美しいところで、強く印象に残っている。5日目には万里の長城へと足を運んだ。ロープウェイに乗って降り立った先、遥か遠くまで広がる圧巻の景色と雄大な緑は、日常で蓄積された疲労や倦怠を吹き飛ばしてくれたような気さえした。最終日の前日にバスの中から眺めた夜景は今まで見たもので一番華美に煌めいて、帰国のときが迫っていることを惜しませた。
食事は合うだろうかと心配していたが杞憂だった。北京ダックはふとした時に思い出すような美味しさだったし、ショッピングモールで食べた水餃子もいくらでも入ってしまいそうだった。北京農学院の学生、共にやって来た札幌学院大学の学生たちと交流しながら食べる時間は楽しくて、いつの食事もとても良い思い出になっている。
そして、日本では体験することのない異文化の数々を身をもって味わうことができた。中国は日本のように歩行者優先ではないために街の中でもあちこちをスクーターが通り、常にどこかでクラクションが鳴っていた。また、移動の際に学生のみの貸し切りバスの中でくつろいでいても、内から響くクラクションの音で何度か驚かされた。日本で聞くことはそう多くない音なうえ、バスが鳴らしているのは聞いたことがなかったので最後まで新鮮だった。
なかでも最初で最大の衝撃を受けたのは、現地についてすぐに行った料理店でのことだ。中国では、料理を少し残すことが「ごちそうさま」の意を表すという食事のマナーが存在する。それもあって、おそらく残すことを前提に、羊肉の串や野菜炒め、様々な料理が回転テーブルを埋め尽くすほど置かれた。それぞれの料理の量にも幾分驚いたものだが、それからしばらく時間が経ったあとだ。満足すぎるくらいに食べたころに、直径20cmくらいの皿いっぱいにのさばるパスタに似た麺類が一人一皿与えられたときには、さすがに冗談ではないかと目と店員を疑った。それでも北京農学院の学生たちは完食とはいかないにしても平然と麺をすすっていた。そこで改めて、日本の常識や感覚とは違う異国の地に来たんだなとぼんやりと実感したことを覚えている。
言葉も通じない中国では、日本とは全く違うこと、衝撃を受けたことがたくさんあった。しかし異文化だらけの中でも人は、日本で感じるときと同じく温かかったと感じた。混みあう人に押され列から外れてしまった私を身振り手振りで誘導してくれたおじさんや、お礼を言うからすぐに日本人だとわかったよと言った店員の笑顔、そして北京農学院の学生たちの心配り、少なくとも私が出会った人々は温かだった。もちろん冷ややかな視線ばかりを向けられると思ってたわけではない。だが文化や言語が全く異なるのと同時に、人の性質までが違うのではないかと、心のどこかで考えていたのだと思う。今回、間に大きな違いがあっても変わらずに人の優しさに触れられたこと、言葉の壁なんてものは本当はないのではないかと思えたことは大きな学びになった。
北京の人々と交流した一週間は本当に楽しいものだった。今回訪れた街の色や、楽しかった思い出をふとした瞬間に蘇らせてくれることを期待して、赤色が輝く髪留めを一つ買った。この交流の日々で得た学びを確かなものにするために、これからはより積極的な姿勢で国際交流に参加していこうと思う。そして、異国の地で笑いあった記憶を思い出させてくれるものをもっと増やしていきたいと考える。
臨床心理学科 2年 伊藤 功哉
私は今回初めて日本から出ました。初めての海外はどこがいいとか特に希望もなかったため、比較的料金も安く友達もいるということで、中国に行くことになりました。
北京農学院へ行くと、もともと北京農学院の学生たちがこちらに来ていたので、そこで関わりを持った人達が迎えにきてくれたため、何となく安心しました。ですが、いくつかの点で日本と違う文化を体験し、そこでいろいろなことを感じました。
まず一つ目は、食べ物を残すという文化。これは、日本人だけが疑問を持つものらしい。日本人は基本的に食べ物をなくしてご飯の時間を終了するが、中国では自分の食べれる分だけ食べて、後は残しても、お腹がいっぱいになればいいのだということ。この、食べ物を残さないというのは日本人だけらしくて、私だから強く疑問を持ったのかもしれない。
そして二つ目は、1列に並ぶという概念がないということ。何人も同時に仕事をこなせる人間はどこの国でもそういない、入国する際にだって、1対1で自分の顔を確認される。なのに中国人は自分重視なところがあるのか、どうしても列に並ぶということを嫌う。もし自分の知らないところでその人にしか焦らなければいけない理由があるとしたのなら、物によっては仕方がないのかもしれないが、それにしてもそういう人間が多すぎる気がした。
これらの文化の違いが2点あげられたが、それを踏まえても中国での日々はやはり楽しかったし、全くお金を使わなかったが、それでも充実したものになったのは変わりないであろう。何が良かったかというと、やはり北京農学院の生徒たちの僕たちに対する手厚いサポートである。
毎日朝早くから夜遅くまで私たちと一緒にいてくれた。そして観光場所の説明もひとつひとつ丁寧にしてくれたし、私達にわかりやすい言葉で話しかけてくれた。そして何より、極力日本語で話そうという思いが強く伝わった。私達が中国語を話せれば早い話なのだが、あいにくそのような努力をしてこなかったため、言葉の壁によって伝えきれなかった部分はあるかもしれないが、それでも言葉ではなく気持ちという面で北京農学院の学生たちが本気で私たちを楽しませようとしていることを強く感じた。
そして中国の文化の勉強以外にも、勉強になる部分が沢山あった。それはミニゲームの種類と、交流の仕方である。北京農学院の学生たちは私達の見たことのないミニゲームを何個も体験させてくれ、そしてそれらは言葉で説明しなくても見ればすぐできるような簡単なゲームであって、なおかつ非常に盛り上がるものであった。私たちがネットで調べても出ないようなゲームだったため、非常にためになった。
そして交流の仕方としては、みんなで一つの大きな布にメッセージを書いたり、みんな一枚ずつ真っ白なTシャツにそれぞれ一人一人がメッセージを書きあったり、これは一人一人が思い出を残す上で非常に役立つ物だと思いました。これを通して私が思ったのは、自分たちの受け入れよりもっと手の込んでいてレベルが高いものだと思いました。
私は1年生からいろんな国からの受け入れをやって来ました。そして今まで自分がやってきたことにあまり物足りなさも感じていませんでした。でも今回の北京農学院の受け入れを体験して自分たちにはまだまだできることがあることに気づくことができました。これからはそれも踏まえてまた頑張っていこうと思います。
臨床心理学科 1年 工藤 歩未
私は、令和元年9月8日から14日にかけて行われた中国への渡航プログラムに参加しました。プログラムには、日本人学生8名留学生2名の計10名の学生で参加していました。
事前に札幌学院大学に来ていた学生たちと仲良くなり、SNSなどを通じて渡航プログラムまで交流が続いていました。その学生から、9月の中国の気温・気候などを聞くことができ、事前の準備もスムーズにして渡航することができました。教えてもらえてとても有り難かったです。実際に行ってみると、初めのうちは聞いていたより暑い日がありましたが、あとは教えてもらった通りの気温・気候が続きました。現地の学生によるこのような気遣いはプログラム中もありました。
渡航して久しぶりに学生のみんなや先生に会えた時、中国という地でまた会えたことが不思議で、奇跡みたいだと思いました。あまりに時間が開きすぎて、空港で会ったときは私が少し人見知りしてしまいましたが、みんなが積極的に話しかけてくれて助かりました。英語で換金をサポートしてくれた学生もいました。
プログラム1日目はほとんどが移動に時間を取られましたが、学生や先生方とお店で一緒に食事をとることができました。プログラム2日目に学食で現地のみんなと北京農学院の食堂に行ったり、みんなが歓迎会を開いてくれたりしました。食堂では学生に、日本語や英語でご飯を買うのをサポートしてもらいました。歓迎会後のミニゲームも面白くて、みんなで笑えたことが嬉しかったです。プログラム3日目には博物館を観覧したり、みんなと夕食をとったりしました。ホテルに帰ったあとも、数人の学生が北京農学院の校内を案内してくれて、時間を余すことなく交流ができました。プログラム4日目は、北京農学院内でワインのテイスティング体験や生け花体験をし、昼食を再び北京農学院の食堂で食べました。この時も現地の学生が日本語などでサポートをしてくれました。夕飯もみんなと一緒に食べることができました。
プログラム5日目は万里の長城に行ったあと、お店でみんなと昼食をとることができました。このお店のトイレには鍵がなくて戸惑ったのを覚えています。中国の生活で最も戸惑った文化がトイレに関することなのですが、このときもう笑い飛ばせるくらいになっていて、人は慣れるものなんだなと思いました。
プログラム6日目はパンダを見たり昼食で水餃子を食べたりしました。パンダを見るための入園チケットを取っていてくれて、とても有り難く申し訳なかったです。水餃子に関しては、パンダも衝撃的でしたが、水餃子を売っている店舗がファストフード店と並んであることにも驚きました。とてもおいしかったです。
6日目は、学生や先生方が送別会をしてくれた日でした。証書をいただいたり、現地の学生からプレゼントをもらったりして、とても記憶に残るできごとになりました。プログラム7日目は早朝にも関わらず多くの学生が空港まで見送りに来てくれました。当たり前みたいに一緒にいたみんなと会えなくなることがさみしくて仕方なかったです。
プログラムが終わって、プログラム中に札学の学生間でも仲良くなり、時々北京の出来事を話しながら過ごしています。
人間科学科 1年 松浦 悠介
人生初海外進出の地、北京へと向かう飛行機に乗った私は、当然、ウキウキしていました。隣の席の人と、窓から見えるきれいな空とかわいいキャビンアテンダントさんを眺めていると、4時間はあっという間に過ぎました。飛行機を降りると空気が一変して、33℃のもあっとした暑さを体感して、本当に中国に来たんだなあという気持ちになりました。
ゲートを抜けると、北京農学院の学生さんたちがお出迎えをしてくれて、その中には5月に学院に留学してくれていた顔見知りの学生さんもいて、とても懐かしくてうれしい気持ちになって、私の7日間の中国生活が始まりました。
7日間過ごしてみてとても印象的だったのは、北京農学院の学生さんが、これでもかというほど手厚いおもてなしをしてくれたことです。私は英語が全然できなくて、英語で学生さんたちに話しかける勇気を出せずにいることが多かったのですが、北京農学院の学生さんたちはとてもフレンドリーだったので、何度も話しかけにきてくれたおかげで私もコミュニケーションをとることができました。
また、歓迎会で学生さんたちと一緒に夕食を食べているとき、正面に座ったリービンレンちゃんは、私がおいしい料理をだらしなくも箸からこぼしてしまった瞬間、すかさずポケットからティッシュを取り出し、私に差し出してくれました。北京農学院の学生さんはやさしい方ばかりです。ユキちゃんと中国のイオンの中のスーパーを周っておすすめの香辛料を教えてもらったことや、ホテルの部屋で洋ちゃんと日本の音楽について話したこと、ジョイちゃんと体育館でバレーをしたことなどは、とても大切な思い出です。
このプログラムの目的は北京農学院の学生さんと交流を図ることがメインだと思いますが、それだけでなく、一緒にプログラムに参加した学院の学生と仲良くなることができたのも、このプログラムに参加してよかったことの一つだと感じました。中国のいろんなきれいなところを回りながら一緒におしゃべりしたり、ホテルのひとつの部屋に集まって夜更かしをしたり。
寝ぼけた寝起きAくんは甘い声で「んうー」と寝言を言うことや、Bさんはバスの中でも「がー」と大きないびきをかいて寝ること、Cさんは赤ちゃんみたいな小さくてかわいい手をしていることを知ることができました。
夜更かしをした次の日はみんな眠そうで、北京農学院が作っているワインについて、スライドを用いながらありがたい説明を受けているとき、みんな頑張って睡魔と戦っている顔をしていて、なんだかそれがとてもいとおしく感じました。中国から飛行機に乗って帰らないといけない日の前日、ふと我に返って「明日、帰るんだな」と思ったとき、どうしようもなく寂しい気持ちになりました。帰るという現実に気づいて、自分が本当に充実した日々を送っていたということを実感しました。
北京を後にする便に乗るためには朝4時にホテルを出発しないといけなくて、寝坊をしないようにいっそ寝ないでバスに乗って、バスと飛行機の中で寝よう!ということになり、朝まで北京農学院の学生さんと一緒に、みんなでお喋りをして過ごしました。
空港に着き、荷物の重量検査を済ませると、これ以上は北京農学院の方々は入れないというゲートにつきました。お別れをしないといけなくなって、とても寂しい気持ちになりました。ゲートをくぐり、みんなに向かってたくさん手を振りました。北京農学院のみんなは、米粒くらいになっても、見えなくなるまで手を振り返してくれました。
この7日間は、私にとってとてもとても大切な、一生ものの思い出になりました。こんな経験ができたのは、愛をもっておもてなしをしてくれた、胡先生をはじめとした北京農学院の先生方と、学生さんたちのおかげです。これからも北京農学院と札幌学院大学が、長く深く交流を続けていけることを切に願っています。7日間、本当にありがとうございました。そして、一緒に参加した学院の学生のみんなと、伊藤さん、平澤先生、幸せな7日間をほんとうにありがとうございました!中国サイコー!!
参加者報告文
初海外でみえた異文化................................橋掛 虹大
経済学科 2年 橋掛 虹大
私は2020年2月4日から3月14日までの5週間、オーストラリア短期留学プログラムに参加しました。理由としては、私自身初めての海外で、日本とは違う文化を実際に生活して肌で感じたかったからです。
私が通っていたモナシュ大学のシティキャンパスはメルボルンの中心に位置しており、通学にはホームステイ先からバスと徒歩で1時間ほどかかりました。私のクラスは17人でサウジアラビアの方が2名、カンボジアの方が1名、中国の方が1名いましたが、他の学生は日本人という構成でした。授業内容は英語4技能のインプットとアウトプットを学生同士の話し合いや教材を通して行うものでした。扱う題材も社会的な問題が多く、教養として学んだことも多かったです。また、2人の先生にお世話になったのですが、学生への対応がフレンドリーかつ親切で、私は過ごしてきたクラスで良かったなと思っています。
お世話になったホストファミリーはマレーシア人の夫妻、1歳半と6 歳の娘2人がいる家庭でした。家族の方が寛容でとてもリラックスでき、小さな子と一緒に遊んだことも新鮮で良い経験だったなと思います。ホストファミリーとは夕食の時に国家間の違いや似ているところを話したり、映画を見たりして親睦を深めました。また、彼らがクリスチャンということもあり、宗教について教えてもらい、実際に教会にも行ってみました。想像していた儀式的な礼拝とは異なり、近所で行われる集会のような印象を受けました。また、そこでは卓球大会やサッカーの集まりなどもあり、週1回交流を深める機会があるというのは良い習慣だなと思いましたし、宗教に対しても以前より肯定的に考えられるようになりました。
本校からの留学は私一人だったこともあり、様々な面で心配なことはあったのですが、他大学の学生とも打ち解けることができました。放課後には一緒に課題を解き、終わった後や休日は一緒に観光も行くような仲になった人も多くいて、その仲間達のおかげでメルボルンをより楽しめたと確信しています。特にグレートオーシャンロードで見た海と岩の景色は飲み込まれそうなほど綺麗で感動しました。
留学において良いところは、異国体験をする中で、近すぎて見えない自国の良さを再確認できることかなと思いました。日本の丁寧なサービスが外国の人に受ける理由が良く分かった気がします。特に公共交通機関の正確さや乗客への思いやりが日本の強みだと感じました。
今回の短期留学では色んな人や事から刺激をもらい、自分の足りなさにも気づけました。最後にはなりますが、新型コロナウイルスによって状況が二転三転する中、私の短期留学を支えてくださったすべての人に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
アメリカ留学 ........................................... 瀬賀 菜央
短期海外研修を終えて ................................. 栗田 佳那
短期留学を終えて ........................................飯野 凛々
アメリカ留学 ............................................. 林 聡美
経済学科 2年 瀬賀 菜央
私はアメリカのカリフォルニア大学デーヴィス校に1か月短期留学してきました。英語力を今より上達させたいと思ったのと、将来は海外で暮らしたいと考えていて、文化やその国の雰囲気を知っておくのは大切だと思い参加しました。
留学期間はホストファミリーの家で過ごしました。以前にも留学したことはありましたが、ホームステイは初めてだったのでたくさん不安がありましたが、ホストファミリーの方はとても優しく温かい家庭で、一緒にご飯を食べたり、買い物に行ったり、家で映画も見ました。
生活していて日本との違いを一番に感じたのは食の違いでした。日本では米が主食と言われていますがアメリカでは主食はパン又はジャガイモを使った料理が多かったと感じました。昼食にはピザやハンバーガーを食べる機会が多かったです。
授業は自分の英語の状況に合わせたクラスがあり、授業が始まった最初のほうでは先生はゆっくり話してくれて、英語という環境に慣れさせてくれていました。授業内容はアメリカと日本の食やマナーなど文化の違いやイディオムを学びました。少人数のグループに分かれて作業し、そこで作ったものをクラスのみんなの前で発表するという機会がたくさんあったので、人前で話すことにはだいぶ慣れました。自由参加企画で放課後には外でバレーボールをやりました。その時にデーヴィスの学生、日本の他大学からの留学生とも交流ができ、友達が増えました。
週末にはデーヴィスの隣町でカリフォルニアの州都であるサクラメントに行きました。サクラメントは昔の街並みが残っていて、観光客向けの馬車も走っていました。州議事堂に入ることができました。
その他にも学校で募集していた旅行がありました。1つ目はハリウッド旅行です。ビバリーヒルズ、ハリウッド、カリフォルニアのディズニーランド、サンタバーバラビーチの順で周った2泊3日のプランでした。ハリウッドでは映画に出てくるキャラクターの格好をした人たちもいました。その時に、コスプレをしている人たちと一緒に写真を撮るとぼったくりに遭うかもしれないとガイドの人に言われました。日本だとそういうことはないので、気を付けないといけないなと思いました。
この旅行で一番良かったのはディズニーランドに行けたことです。日本にもディズニーランドはありますが、カリフォルニアのディズニーランド限定のたくさんのアトラクションに乗れてとても楽しめました。
2つ目はヨセミテ国立公園の旅行です。バスには片道6時間くらい乗っていたと思います。移動時間が多くて疲れました。ヨセミテでは大スケールの山の自然を満喫しました。小さい博物館もあり約130年ほど前ヨセミテで暮らしていた人たちのことも学べました。
短期間の留学でしたが、授業を通して英語で人前で話せるようになり、大きな自信を持てるようになりました。英語を流暢に話せるようになるには今以上の英語の勉強が必要だと思ったので、これからも英語の勉強を続けていきます。英語を聞き取る力は、留学前よりは上がったと感じました。アメリカのカリフォルニアの街についても知ることができ、とてもいい経験になりました。
英語英米文学科 2年 栗田 佳那
春休みを利用し、アメリカにあるカリフォルニア大学デーヴィス校に一か月の短期留学に行ってきました。
最初のころは、楽しさよりも本当に上手くやっていけるのか不安でしたが、日数を重ねていくうちに徐々に慣れていき、充実した一か月間を過ごすことができました。
デーヴィス校は自然が豊かで、いたるところに人の顔のオブジェが飾られていたり、敷地内でリスなどの動物を見る機会が多々あり、歩いているだけで楽しむことができました。
私たちのプログラムは、毎週金曜日にプレゼンテーションを行ったり、英語の発音方法を学んだり、アメリカの文化について調査をしたりしました。授業は午前中で終わるため、午後はデーヴィスのダウンタウンを友達と散策したり、一緒に課題をしたりして過ごしました。休日になると、少し離れたアウトレットに買い物に出かけたり、LAのツアーやアメリカの大自然が楽しめるヨセミテ国立公園のツアーに参加したりもしました。
アメリカに滞在している間、ホームステイをしました。私がお邪魔させていただいたホストファミリーは、みんな優しくフレンドリーで、あたたかい家族でした。子供が2人いたので、一緒にボードゲームやテレビゲームをして過ごしました。
この短期留学を通して、様々な経験をすることができたため、日本とアメリカの文化の違いを実際に肌で感じることができ、私自身の価値観や視野を広げることができました。また、自分自身の英語力を試すことができました。これから英語を学んでいく上で、モチベーションをあげる良いきっかけ作りをすることができました。
今回の短期留学をきっかけに、多くの国や地域に積極的に足を運んで、もっと多くのことに触れ、体験し、自分自身の世界を広げてみたいなと思いました。
英語英米文学科 2年 飯野 凛々
今回私は、カリフォルニア大学デービス校で1か月に渡る短期留学をしました。
日本を出発する前は、言語への不安がかなり大きかったのですが、大学の先生方が私たちにわかりやすく会話してくれたり、私たちのつたない英語を理解しようと親身になって会話してくださったりと、大学の先生たちのおかげで言語への不安は次第になくなりました。
そして私のホストファミリーも大学の先生と同じく、私にとても親切にしてくれました。私のホストマザーは専業主婦で、夕食に出てくるご飯はいつもおいしかったです。またホストファザーは、私の大学生活のことを気にかけてくれたり、宿題の手伝いをしてもらったりと、とてもやさしいホストファザーでした。
休日は友人とバスで観光地に行ってみたり、大学周辺を観光してみたりと、とても充実した休日を送ることができました。
この留学を通して学んだことは、言語に不安を持たなくてもいいということです。最初に書いたように私は留学前、言語に対して大きな不安を持っていました。それは、伝わらなかったらどうしようというちょっとした恐怖があったからだと思います。しかしこの留学を終えて分かったことは、とにかく話してみることだと思いました。私はこの留学生活中、聞かなきゃわからないという場面に何度かあいました。その時に思い切って聞いてみると、意外と伝わったりするのが少しうれしかったです。そういう経験を含めて私は伝わらなくても伝えてみようとする行動が大事なんだなということを、この留学を通して学ぶことができました。
英語英米文学科 2年 林 聡美
私は約1か月間のアメリカ留学に参加しました。デーヴィス校では毎週月曜から金曜まで講義を受けました。毎日宿題が出たり、時々小テストもあったので決して学校生活は楽ではありませんでした。ですが沢山の現地の人や同じ留学生の人たちと出会い、楽しく英語を学ぶことができました。担当の先生方も英語で分かりやすく、そして面白く教えてくれました。また、留学生一人一人とコミュニケーションを取ることを大切にしている印象を持ちました。
講義は午前中だけだったので、午後はお昼ご飯を食べに大学の近くのレストランに寄ったり、スーパーで大学に持っていくお菓子を買いに行ったりと、充実した時間を送ることができました。時には大学内にある開放感いっぱいの芝生の上で、現地の人や留学生たちとお話しながらお昼ご飯を食べたりしました。
私のホストファミリーは、日本人の妻と外国人の夫でした。2人は留学生を積極的に受け入れていました。私は留学中に、合計5人の留学生と一緒に生活をしました。彼らは全員日本人でしたが、基本英語で会話をしていました。夕食時に、その日にあった出来事について皆で会話をする時間が一番楽しかったです。皆の英語力はそれぞれ違いましたが、英語を学ぼうとする意欲と英語だけでなんとか伝えようとする諦めない気持ちを持って生活していました。英語の勉強だけでなく集団生活の練習にもなりました。良い留学生仲間に出会うことができました。彼らとは今も時々連絡を取り合っています。
ホストファザーは、大学から出た宿題の手伝いをしてくれたりアメリカ(カリフォルニア州)の観光名所や、デーヴィスの街について沢山教えてくれました。休日はそれらの情報を元に友達とバスで観光名所に行きました。現地の人たちは、皆とても優しく温かさを感じました。困ったことがあっても、話しかけやすい雰囲気を持っていました。
私は高校1年生の時に、プログラムで約3か月間NZに留学に行ったことがあります。その時は、ホームステイ先が田舎だったこともあり、放課後や休みの日は、ほとんどホストファミリーと一緒に行動していたので、なかなか一人で行動する機会がありませんでした。その分、今回のアメリカ留学は約1か月という短い期間ではありましたが、自分で考えて行動する機会が沢山あったため、英語を学ぶだけでなく人として必要な判断力や自立心も身に付けることができたと思います。
この経験は、私のこれからの人生に良い影響を与えたと思います。大変な環境下の中で素敵な留学経験をさせてもらえたことに心から感謝しています。
アメリカ留学が終って....................................... 佐藤 亜海
留学報告文..................................................... 久保 双葉
学習の概要及び今後の勉強計画 ......................... 松田 菜々
半期アメリカ留学............................................ 恒遠 啓太
留学の成果と今後............................................ 大滝 翔生智
英語英米文学科 2年 佐藤 亜海
アメリカでの勉強は宿題以外ほとんど勉強せず、自分の自由の時間にあてていました。しかし、私の滞在させていただいた家族には小学生のホストシスターとブラザーがいました。なので、ほとんど毎日一緒に遊びそこで英語を少し学んでいました。基本的に勉強をしたくなかったので、人との交流で英語を学んでみようと思っていたのですが、やはり勉強というものは大切なんだと改めて思いました。
そこで、年が明けてから少しづつ勉強をしていき、ゆっくり学んでいこうと考えました。私はある程度の質問は英語でできるものの、説明を英語でするのが苦手なので、まずボキャブラリーを増やすところから始めようと思いました。また、今まで通りの勉強法では続かないと思い、小学生が読む漫画を買い読みながら単語を覚えるということにしました。さらに、学校で習った単語も復習して覚えなおしました。
今後の学習については、今までのやり方から変えなければならないと思いました。なぜなら、上記にも記載した通り英語しか伝わらない環境にいても、モチベーションが上がらず、勉強をほとんどしなかったからです。今までは、無理くり単語を覚えたり、参考書を見て文法を覚えるなど自分にとって苦痛の勉強法でしたが、留学中に自分が楽しく集中して勉強できる方法を見つけました。
それは、自分が興味のあるものに関連付けて英語を学ぶという方法です。私はディズニーの小説を見つけて読みながら単語を覚えることにしました。購入した本はFROZEN2で、対象年齢は8歳程度の本でしたが、私にとって難しく感じました。ですが、私はまだ映画を観たことがなくとても興味があったので、飽きることなく楽しく学ぶことができました。なので、帰国してからもこのような勉強法で英語を学んでいきたいと思います。
英語英米文学科 2年 久保 双葉
今回の留学で、多くの時間を勉強にあてることができました。日本にいる間は、アルバイトがあったのでなかなか勉強をする時間を確保することができませんでした。なので、今回の留学で私の英語の勉学に対する意気込みが変わりました。
私はまず、授業中に疑問などがあればすぐに先生に聞くという姿勢を取りました。今までは、そのままにしておくか、友達に聞くという行動をしていましたが、わからないことをすぐに聞くということで、より脳にインプットされて英語の勉強に大きくつなげることができました。
授業後は、ILC (International Learning Center)へ行き、tutorに質問したりその日の授業内容を自分でノートにまとめたり、予習をしたりしていました。家に帰宅した後は、次の日の宿題や課題、テスト勉強の予習を最低でも1時間はするようにしていました。そして、その日にあったことを最低でもノート1ページに英文で日記をつけるようにしていました。
たまに、わからなかったり質問をしわすれてしまったりした部分は、ホストファミリーに聞くようにしていました。
私のホストファザーはネイティブではなく、英語を勉強しているい最中であったので、一緒に勉強したり英語で会話したり、お互いに英語を使うようにしていました。
学校生活では、この留学期間は日本人の学生が多かったのですが、クラスメイトの中国籍の子やサウジアラビア出身の学生などとできるだけ一緒にいるようにし、日本語を使う機会を最小限にするようにしていました。水曜日にはUCDのクリスチャングループが開催している、Conversation Clubに行けるときは行くようにしていました。
帰国後は、大幅に今よりも英語を使う場面が減ります。ですが、この状況をどう続けていけるかが大事だと思っているので、自分の興味ある分野は積極的に勉強していこうと思っています。そして、アメリカにいる間に英文の書籍を購入したので、毎朝読んで自分の英語の勉学の一部としてつなげたいと思っています。
臨床心理学科 2年 松田 菜々
私はアメリカ留学をし、インターナショナルセンターで英語を学習しました。しかし、アメリカに行き私たちが通った学校に通うことは、英語を学ぶ上で、一番適した方法とは思いません。なぜなら、その学校はほとんど日本人しかいないからです。
私のクラスは半分以上が日本人でした。そのうえ、札幌学院大学から来ている4人が前期では同じクラスで、後期は5人が同じクラスでした。まるで、日本にいるようでした。自分が気を付けて英語を話さないようにしても、周りの人間が日本語を話しているので自然と耳に日本語が入ります。それが私はとても好きではありませんでした。そして、日本人同士のペアでアクティビティーをした時は、相手に伝わらないことがあると、もどかしくなり日本語で話してしまいます。どんなに気を付けても、日本人がいると話してしまいます。英語のスピーキングやリスニング力は上がりますが、日本人が全くいない環境ではもっと変わったのではないかと思います。
ですが、この学校では、成績に関してはとてもシビアでテストや成績日数できちんと評価されます。その点ではとても信頼できると思います。先生方は親身になってくれますし、他国の友達もできました。アメリカに来て、後悔はしていません。今後の勉強計画では、どのように自分のリスニング力を維持するかが日本に帰ってからの一番の課題だと思っています。
この留学で培ったものは、ほぼリスニング力だと言っても過言ではないと思います。アメリカでは嫌でも英語に触れていましたが、日本では英語に触れる機会がめったにないので、自分で英語に触れる機会を作る工夫をしなければならないと思います。例えば、洋画を見る、英会話教室に通うなどの行動が必要になってくると思います。もちろん、リスニングだけでなく、スピーキングも鍛えていこうと考えています。海外でできた友達に会う時に恥ずかしくならないように、英語の能力を今よりもずっと上げていきたいと思います。
英語英米文学科 2年 恒遠 啓太
私は2019年の9月24日から2020年2月8日の期間に、アメリカ、カリフォルニア州のデービスという街に留学していました。日本ではあまり自己学習をしていなかった自分ですが、アメリカに留学してからは、自己学習の時間が増えました。なぜなら英語を話せないと生活していけないからです。さらに、授業中ももちろんすべて英語なので授業の内容を理解するためにも、他にもネイテイプの友達やホストファミリーとのコミ=ニケーションを取るためにも必要だったからです。留学に来る前は「なんとかなるだろう」と思っていたのですが、実際のところは語学力が足りていませんでした。はじめの週でそのことを痛感し、自己学習を行うようになりました。
具体的には、まずボキャブラリーを増やすところから始めました。日本語で意味を覚えるだけでは実際の使い方とはズレてしまうことがあるので、ホストファミリーに単語の意味を英語で説明してもらい、ネイティブの方達の使い方と日本語の意味を擦り合わせながら勉強しました。他にもリスニングカを鍛えるために、ホストファミリーと積極的に話したりネイティフ、の友達をご飯や遊び誘って英語を聞く時間を増やしました。さらに聞く音楽は全て洋楽にして、常に英語を耳に入れるように努力しました。
スピーキングに関してはあまり意識して学習はしませんでした。何故なら私自身がおしゃべりな性格をしているため、意識せずとも英語で会話を行っていたからです。強いていうならば、ネイティブの友人にスラング等を教えてもらい、会話で使うようにしていました。日本にいてスラングを学ぶ機会はあまりないと思うので、アメリカにいるうちにスラングも学ぶようにしていました。
リーディングに関しては、クリスマスプレゼントでハリーポッターの小説を貰ったので、それを読んだりインターネットでアメリカのニュース記事などを読み学びました。ライティングは、この留学プログラムに含まれている活動の日記を書かなければならなかったので、そこで練習しました。それに加えて毎日宿題があるので、英語を学ぶ機会がとても多かったです。
日本に帰ってきてからも英語を忘れないように、現地の友達とSNSを使いコミュニケーションを取り続けたり、一緒に留学に行ったメンバーと英語で話したりしています。
大学ではヒンクルマン先生のゼミナールを選択して、これから異文化について学んでいきたいと思っています。さらに大学卒業後はワーキングホリデーを利用してカナダに留学しようと考えています。
英語英米文学科 2年 大滝 翔生智
私はこの度のカリフォルニア大学デイビス校での留学を通して、自分の英語をとても成長させることができました。学校の授業ではリーディング、ライティング、コンポジション、スピーキングなどを学習しました。
Reading/Vocablalyの授業では様々な本や物語を授業内や宿題でたくさん読み、力をつけ新しいワードを使って短いストーリーを作成し、読書感想文のようなこともしては、スピーチをしました。授業で公園に行き植物についても学びました。
Compositionでは基礎から文法を正しく学び直しました。そして、トピックを設定して、センテンスを書いて文法を定着させました。二人一組で協力して文を作ることで、シチュエーションによってどの言い回しが適切か模索する際、知識を共有したおかげで、自分の使える文法や単語だけはなく、様々な方法で文章表現することができるようになりました。それにより単調だった英文が改善されしっかりとした英文になりました。
Speaking では、様々な挨拶の時に使える英語や、実践的な対話を鍛えることができました。シチュエーションを設定して、演劇のような形で対話を披露したのでとてもためになったと思います。セリフを書いた紙を提出し、後から先生が訂正してくれるので、形式的な英語を日常のシチュエーションにあった英語を選ぶ力がついたと思います。
今後は英語を継続的に使い、海外でできた友達ともコンタクトを取りつづけたいと思います。私はこの度の海外留学を通して、また留学に行きたいと思ったので、1年後にまた1年間のアメリカ留学を考えています。私には教師になるという夢があるので、それをぜひアメリカの地で叶えようと思っているところです。
札幌学院大学では素晴らしいネイティブスピーカーがいるので、先生とも積極的に会話していきたいです。今後は英語を使う機会を自分で作り、感覚を保ちつつ日本でできるだけの下積みをしようと思います。
イギリス留学と今後の計画 ...................................... 山本 康晟
イギリス留学を終えて ............................................ 佐藤 菜南
英語英米文学科 2年 山本 康晟
2019年8月から12月までの間、私は英国のエクセター大学で語学留学を行いました。授業は一貫して、留学生が勉強するための施設で行われました。期間中、General English CourseとAcademic English Courseという2つのコースがあり、それぞれ前半後半で振り分けられました。
General English Courseでは、テストと個人面談によってクラス分けをされ、英語での授業に慣れることを主な目的とした内容だったと思います。1か月半ほどの期間で、内容は他のクラスメイトとのアクティビティ形式の授業が多かったです。そこでお互いを知り合い、英語を勉強している者同士母国語ではなく英語で会話できるようになっていきます。
数週間の休暇期間を経て、10月からはAcademic English Courseに移り、新しいクラスメンバーと共にレベルアップした授業を受けました。このコースは特に英語習得を目的とした、私にとってやりごたえと実感を感じられるレベルのコースでした。
授業はReading/Writing、Speaking/Listening、Exam Skills、ECLSの4つに分かれており、それぞれ教科書を使った文法、ビデオ教材でのリスニングやグループディスカッション、最終試験に向けての具体的な対策授業、プレゼンテーションを通してのスピーキング練習でした。これらはとてもやりごたえがあり、もっと長期間であれば確実に英語が上達したと思います。
4か月というのは、ようやく慣れ始めることができるくらいで、まだ足りないと思っています。私は特に、人前でのスピーキングに関して自分のメンタル面を鍛えるなどを意識していました。
今後日本にいる中で、上達させてきたものが衰えないよう、日々英語を使おうと思っています。TOEICはまだ満足できるスコアが取れていないので、留学中最も鍛えられたリスニングスキルを活かし、更なる高得点を狙うつもりです。
英語英米文学科 2年 佐藤 菜南
2019年8月2日から12月16日、イギリス南西部の小さな街、エクセターへ留学をしてきました。その四か月半で体験したことの全てを書くことは出来ませんが、私自身の感想を含めて、いくつか書きたいと思います。
留学先のエクセターは犯罪が少ない平和な街で、札幌ほど栄えていませんが、大麻よりは賑やかな場所でした。日本との大きな違いは、ホームレスを毎日見ることです。飛行機雲も毎日見ました。街の中心にあるエクセター大聖堂は96メートル。五稜郭タワーより少し小さいぐらいですが、背の高いビル群が無いエクセターでは圧倒的な迫力でした。気候も北海道とほとんど変わらず、とても過ごしやすかったです。初めは街を歩くのも緊張しましたが、何事も何とかなるな、と味をしめてからは、純粋に毎日を楽しめました。
私たちが通ったのはエクセター大学内にある英国式の古風な建物、ダリヤードハウス。語学学校のようなものだったので、残念ながら現地の学生と話す機会はほとんどゼロでした。留学した四か月半のうち、最初の一か月は「General English Course」4時間×週5日の講義でした。難易度や扱う教材もそんなに難しいものではありません。生徒のうち4割が日本人、もう4割がサウジアラビアの男の子たち、残り2割がその他の国籍の子たちでした。
間に夏休みを挟み、残りの三か月は「Academic English Course」難易度は格段に上がり、5~6時間×週5日の講義と大きくレベルアップしました。周りにいた日本人の殆どは帰国し、8割が中国人というクラスに送られました。ダリヤードハウスの生徒は全員で100人ほど。私は講義スピードについていくのがやっとで、予習と宿題に追われる毎日でした。おかげで英語に対する持久力は相当ついたと思います。
学校生活では、主に中国のお友達がたくさんできました。大勢の中国の子たちの中で勉強するのは緊張し、文化の違いに驚く日々でした。彼らは、私の想像していた中国人とは良い意味で違い、私はそれに驚きました。すごく優しかった。私は今まで自分で経験をせず、周りの人の言葉を鵜呑みにし、固定観念に囚われていたなと感じます。日本人にとっての普通が、他国では普通じゃないことが面白かったです。彼等とのかかわりを通じて私は英語だけではない大きなものを学びました。
ロンドンへも二度訪れました。一度目は日本の友達と、二度目は中国の友達と、どちらもゲストハウスを借りての共同生活でした。実はエクセターは意外とロンドンから近くて、バスで4時間、電車だと3時間の場所にあります。イギリスの街並みが好きな私には、最高に贅沢な場所でした。そういう直感のようなもので留学先をイギリスに決めたこと、私は全く後悔していません。
私が留学を通じて感じたのは、「当たり前」という感情は何とも自分中心の考えだということ。聞いたこと、学んだことを、疑いもせずに一つの視点からしか見られないのは、もったいないなと感じました。いろいろな角度から見て、新しい発見をし、そこからさらに世界が広がる経験を、イギリスでしてきました。それを、身をもって知ることができたのは私の財産です。今後もこの考えを持ち続け、生活していきます。
参加者報告文
オーストラリア留学報告 ........................................ 篠原 一斗
モナシュ大学 半期留学 ........................................ 宮本 修
経営学科 3年 篠原 一斗
私は約4か月間、オーストラリアのメルボルンに留学しました。行く前は日本語が通じない中一人で海外に行くことにとても不安を抱いていました。最初の頃はわからないことも多く大変でしたが、ホストファミリーや友達が親身に寄り添ってくれたおかげで毎日充実していました。
留学中は、モナシュ大学付属の語学学校(Monash College City Campus)に通い勉強していました。大学はシティの真ん中にあるので交通の便などもよかったです。
授業は午前と午後のどちらかに分かれ、Speaking, Writing, Listening, Grammarの四つを毎日学んでいくというスタイルでした。自分の先生は、とにかく思ったら英語でなんでも話すことに重点を置いている人でした。間違ってもいいから話すことを多く行いました。最初は緊張もありましたが、慣れていき話すことで英語力が上がっていきました。
授業外ではクラスメートと放課後学校で課題をやったり家に行ったりランチ食べたりして、色んな国の留学生と交流ができてとても楽しかったです。
そして私の一番充実していたことは野球です。
最初から、みんなは本当にやさしく自分を迎えてくれました。緊張しているなかみんなが話しかけてくれて、自分に親身に何でも寄り添ってくれました。国が違っても野球というスポーツは同じで、一緒に野球をしていると自然と仲良くなり、一緒に勝ち負けを喜び悔しがり、短い間なのに最高の体験ができました。チーム自体、最後はメルボルンで2位になることができて最高の思い出でした。野球以外でもホームパーティやBBQなど、色んなことをみんなとしました。最後は自分の送別会まで開いてくれて本当にうれしかったです。
私の留学は、私の周りの人の支えがあって楽しい留学になりました。今後も留学で得たことを糧に進んでいこうと思います。
英語英米文学科 3年 宮本 修
【学習の概要】
オーストラリアでは、一つの項目を一週間かけて学習していくというスタイルでした。授業時間は約4時間15分くらいで、その間に15分の休憩を毎日挟んでいました。基本的な授業スタイルはペアワークが主で、先生が学生同士で頻繁にペアを作らせ、コミュニケーションやディスカッションをすることで、私は物事に対する積極性や自主性を持つことができました。実際に留学前は英語を話すことに少し、恥じらいを持っていたのですが、今回の留学を通して、英語力を上げることができました。
テストに関しては、5項目ごとにテストが設けられ、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能とフォリオ という宿題のような物を合わせて、合格しないと次のレベルに行けないというものでした。テストの日が近くなると私はよく図書館やファミリーの家で勉強をし、友達同士でスピーキングの練習をしていました。
【今後の勉学計画】
留学を終えて、前よりも英語力は向上したと自分自身確信しているのですが、まだまだ仕事や、日常生活に使えるような物ではないと自負しているので、今後は資格の勉強はもちろん、話すことに焦点を当てた勉強方法に切り替えていこうと考えています。
実際に留学前は主に書いて覚える勉強方法だったので、オーストラリアにきたばかりの時は、英語を喋ることにかなり苦戦しました。なので、4ヶ月間そこで暮らし、体験したことは私にとって貴重な体験になりました。
モナシュでは中国の人がかなりいました。中国の方たちはとても積極的で、英語を話すことにまったく恥じらいがなく堂々としていたので、自分もそれに刺激されて、積極的に話そうという意識を持てました。中国のほかにもサウジア ラビア人も在籍しており、彼らと関わる中で私は、他の言語にも興味を持ちました。
今後は他の興味ある言語に触れていき、自分の将来の可能性を広げていきたいと思います。
東亜大学に交換留学 ............................................ 片平 優衣
韓国 東亜大学交換留学 ..................................... 梅原 裕理彩
韓国 東國大学留学 ............................................ 塚口 麗美
経営学科 4年 片平 優衣
私は3月から約8か月間、韓国の釜山にある東亜大学に留学に行きました。実は私は最初半年間の留学として行きました。しかし、留学に行き2か月たったころ自分の語学力の低さや周りにいる他の留学生たちを見て、1年間韓国にいてもう少し自分の力を試したいと感じ、先生方や職員の皆さん、家族に相談をして無理を言って1年間に延長させていただきました。
1年間の留学とは言っても、前期は3月から6月、後期は9月から12月という実際には8か月程しかありませんでした。
留学生活は学校の寮に住みました。寮は古く、バスで行き来しなければいけないくらいの場所にありすごく大変でした。前期では日本人との相部屋でしたが、後期では中国人との相部屋でした。初めて会ったときは韓国語があまりできず英語で話していましたが、私は英語が全く分からないので意思疎通が難しかったです。ですが、日がたつにつれて彼女が韓国語で話をしてくれて最後は韓国語で会話をできるようになり、すごく楽しかったです。彼女とは中国と日本と離れていて会える機会がもうないかもしれませんが、彼女のおかげで楽しい寮生活を送ることができました。いい思い出です。彼女をきっかけに中国語も学ぼうと思えることができ、少しだけ勉強も始めました。
語学堂の授業は、今年から3つのクラスのみになったそうです。私のクラスは毎日9時から12時頃まで授業がありました。クラスはほとんどが中国人で日本人の子は私を入れて3人、あと1人だけカナダ人の子もいて約15人のクラスでした。私の語学力が1つ下のクラスと通っていたクラスの間くらいだったので、最初はついていくのが大変でした。
また、私は留学に行く前はほぼ韓国語の勉強をしていなくて、したことがあるのも少し前のことなので、韓国語で話すということと頭を韓国語のモードにしなきゃいけなかったのが難しかったです。ですが、先生方はみんな優しく丁寧に教えてくれるし、友達もみんな親切でとても過ごしやすかったです。大学のプログラムで韓国語の授業は受けたことはありますが、一緒に受けている子たちが日本人ではないというのが初めての体験で、すごく不思議な感じがしました。そして、やっぱりそれぞれの国の特徴が出てきておもしろかったです。
私はこの留学で語学の勉強はもちろん、街の人や周りの留学生たち、韓国人の学生たちの親切さがすごくわかりました。困っているとすぐ助けてくれたり、お店でご飯をたべるときはサービスをしてくれたりと、本当に優しくしていただきました。やっぱりどの国の人も差別なく優しくしてくれると感じ、感動しました。今回の留学の経験は人生でもう2度とない経験で、私は経験できてすごくよかったです。もし、迷っている方がいたらぜひ少しの期間でもいいので行ってみてほしいです。
臨床心理学科 3年 梅原 裕理彩
私は1年間、韓国の釜山へ交換留学をしました。国際交流の活動をしていたおかげもあり、言語や文化に対して不安な部分はなに1つなかったため、期待を胸に韓国へ行きました。
留学先での学生や先生方がサポートしてくださったおかげで不、自由のない有意義な時間を過ごすことができました。また、実際に韓国で1年間住んでみて、異文化を学びながら自文化も学ぶことができました。外国での生活は自分自身の成長にも繋がりました。
[学習の概要]
応用韓国語では、文法を中心的に学習し、学習した文法を用いて、自分の考えや意見、経験についてクラスメイトと韓国語で会話、交流をしました。また、韓国の文化に触れることも多く、伝統的な遊び(ユンノリ、コンギノリ)や、行事、歴史なども学習し、課外活動なども行われ、実際に体験しながら学習しました。学期中に2回程、自分でテーマを決めて発表も行いました。
[今後の勉学計画について]
本来は自身の専攻である、臨床心理学を勉強することも目的ではありましたが、東亞大学校で受講できる授業はすでに札幌学院大学で学習済みの授業が多かったため、学校以外の場で学習できるところを探しましたが、なかなか見つからなかったため、韓国で臨床心理学について多くのことを学ぶことはできませんでしたが、今後は韓国で得た経験を活かし、外国人の相談援助をしていきたいと考えています。韓国では韓国の文化をたくさん学びましたが、語学堂で様々な国籍の人と触れ合い、交流したため、韓国のみならず、中国、台湾、タイなど、他の国の文化も学ぶことができました。実際にその国に赴き、住むことでより深い部分の文化を学ぶことができますが、その国の人と交流することだけでも十分に文化を学び、理解することができるということがわかったので、今後も国際交流での活動を続けながら、自身の専攻を深く、しっかりと学んでいきたいと考えています。
韓国で実際に生活をしてみて、外国人への援助は必要な支援であることを強く実感しました。国際社会化が進んでいるとはいえ、外国人へ対しての支援はあまり多くないと思います。しかし、外国人を援助するにあたり、必要な知識や技術は現段階で多く学べますし、これからいい援助ができるように道を切り開いていく立場にあると思うので、今回の留学で学んだことを活かしていきたいと思います。
経営学科 3年 塚口 麗美
私は、韓国人のルームメイトと暮らしていました。最初は言語の壁があり大変でしたが、語学堂に通っているうちに自然と会話が増えました。ルームメイトのおかげで学べた事も多く、とても充実した生活を送りました。また、語学堂に通っていることで様々な国の友達を作ることができ、国際交流の輪を広げることができました。
参加者報告文
台湾留学報告 .................................................. 上田 萌香
経営学科 3年 上田 萌香
私は2019年の8月末から半年間、台湾の高雄というところで留学を経験してきました。台湾留学に行くと決めたきっかけは1年生の時から参加している台湾のゼミです。12月に2週間くらい台湾に行き、沢山の台湾の良さに気づくことができました。そこから、留学に行くと決意してすぐに行動に移しました。そんな私の留学の出来事、感じたこと、台湾へ行ったら経験してほしいこと、食べてほしいものをまとめます。
まず、食習慣ががらりと変わります。私が留学した先は家でご飯を作って食べるという文化ではなく、外食をするかテイクアウトをする文化でしたので、家で食べることはほとんどなく外食でご飯を食べていました。ちなみに、今では日本でもどんどん盛んになっている「Uber Eats」や「food panda」は、台湾では既にみんな使っている宅配サービスでした。
次は、台湾に行ったら沢山の場所に行ってみてほしいということです。台湾の観光地で有名な台北・台中・台南・台東・高雄のどれか2カ所には必ず行ってほしいです。なぜなら、台湾の人たちの温かさを体感できるからです。観光地には必ず夜市があるので、そこでの現地の人との会話が自分の言語の成長を実感することができます。
そして、台湾の人たちはみんな優しいということです。勉強をするにあたって現地の人と友達になり、話しているうちに台湾の人たちは積極的に遊びに誘ってくれて、いろいろな場所へ案内し連れていってくれました。こんなに活動的ということまでは知らなかったので、もっとお金をもっていって、行けなかった様々な場所に行きたかったという思いがあります。もし、留学に行くなら勉強するためのお金+現地の友達と遊ぶ交際費は必ず持って行ったほうが良いと思います。
また、ぜひ留学しているときにやってほしいこととしては、現地の本屋さんに行って日本語を勉強する本や絵本、日本で買って好きになった小説などを買って勉強するといいと思います。日本では日本語で全部書いてあって勉強にはなりますが、現地で買うと言い回しや言い方が違うことが多々あったので、是非本を買うことをお勧めします。
1年間の留学の予定でしたが半年になり、日本に帰ってきてからも台湾の子たちとはInstagramで繋がっていて、近況報告など話してくれるので留学をしてよかったなと思っています。今後は外国の人たちとの交流をもっと積極的にできたらいいなと思っています。
この経験を生かし就活も頑張ります!!!
2021年2月18日 発行 初版
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