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岡山のおばちゃんが考えた「あるある2021」

岡野ゆかり

マルポン出版



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  この本はタチヨミ版です。

岡山のおばちゃんが考えた「あるある2021」とは?


 本の編集・出版を手がけております、株式会社スタジオポケットと申します。
 私たちと、本書の著者で「岡山のおばちゃん」ことマルチ作家・岡野ゆかりさんとの出会いは、2012年と、約10年ほどさかのぼります。もともと弊社所属の漫画家・みつはしちかこの作品を愛読されていた岡野さんが、弊社にご連絡をくださったのが、始まりでした。
 その後、自閉症の息子さんの子育てについてつづった岡野さんのブログ「こうちゃんママの爆笑ブログ」を単行本化。以来、約2年に1冊のペースで新刊を重ね、今回の「あるある2021」で5冊目の刊行になります。

『暴走主婦vs妄想主婦』では、『the3名様』の人気漫画家・石原まこちんさんが帯イラストを寄稿


 岡野さんのブログでは、息子・こうちゃんの子育て体験からの苦労や発見がおもにつづられているのですが、その中で「あるある問題」と称した、岡野さん独自の観察眼で世の常識にツッコミを入れるおもしろネタが、何百ネタもストックされていました。
 第1弾と第2弾の本では、その「あるある問題」をメインに約500ネタずつ紹介しました。続く第3弾として、ドライブが趣味の岡野さんの「手描きのクルマ四コマ漫画」をメインにした『暴走主婦vs妄想主婦』という本も刊行しました。
 第4弾はプロの漫画家「はじめ」さんとタッグを組み、子育てのエピソードを四コマ化した『自閉くんのマニュアルがありません!』を学研プラスから刊行。そして今回、原点に戻って再び「あるあるネタ」を満載して第5弾をお届けすることになりました。

『自閉くんのマニュアルがありません!』では、「あおくび大根」で知られるはじめさんとコラボレーション


 現在は成人したこうちゃんの生活を助けるかたわら、ブログの投稿をはじめ、おもしろネタの数々をプリントしたオリジナルTシャツの制作、元エレクトーン講師の腕を生かしたオリジナル楽曲の作詞作曲など、多彩な活動を繰り広げる岡野さん。岡山が誇るスーパーマルチ主婦クリエイターです。

 岡野さんの妄想が花開く、しみじみとおかしい「あるあるワールド」を、どうぞお楽しみください。

 目 次


岡山のおばちゃんが考えた「あるある2021」とは?


朝ごはんあるある
牛乳あるある
醤油あるある
冷蔵庫あるある
給食あるある
洗剤あるある
レジ袋あるある
畳あるある


自転車あるある
自販機あるある
猫あるある
ダイエットあるある
リモコンあるある
CMあるある


お稽古あるある
カラオケあるある
バーゲンあるある
住宅展示場あるある
動物園あるある
道の駅あるある
友人に聞いた岡山あるある


ひな祭りあるある
父の日あるある
夏休みあるある
田舎者から見た都会の夏あるある
猛暑日あるある
夏の終わりを感じるとき
敬老の日あるある
秋あるある
冬あるある
年賀状あるある


老化あるある①
老化あるある②
老化あるある③
おばさんあるある
昭和あるある
不安に思うこと
これでいいのかと思うこと
これはやばいと思ったこと


無駄な感じがするけどやってみたいこと
無意識にやってしまったこと
やめようと思っていてもついやってしまうこと
忘れたいけど忘れられないこと
結局、損したなあと思うこと
不正とは
理不尽とは
迷信とは
ロマンチストとは
笑顔とは
「あるある2021」を終えて

朝ごはんあるある

フリーズドライ味噌汁がおいしくて、ここ数年味噌汁を作っていないことに気づいた

海苔がないと思ったら、昨日おやつ代わりに食べてしまっていた

納豆がないと許されないので、買い忘れたらコンビニに走る我が家

サラダを大皿に盛ったら先に全部食べてしまったうえ、「こんなに食べたら朝ごはんが食えない」と文句を言う旦那。みんなの分なんだよ!

サバ缶が体にいいとテレビで聞いて、もう5か月も毎朝サバ缶を食っている旦那にイラっとする





趣味でぬか漬けを始めた旦那のせいで、排水溝が詰まった

「私はパン派かな」と言って、毎日マクドナルドに通う友人がいる

牛乳あるある

小学生の私にとっては、給食の最後の関門だった

幼稚園でコーヒー牛乳が出ると、大人になった気分だった

牛乳をこぼして雑巾でふいた翌日の雑巾の匂いを、今もすぐ思い出せる

牛乳を腐らせたらヨーグルトになると思っていた

牛乳を飲んだら頭がよくなるという説は、大人になったいま迷信だと証明された

牛乳をいっぱい飲むと胸が大きくなるという神話を信じて、胸と一緒におなかも大きくなった

牛乳寒天を見ると、昭和にタイムスリップする

牛乳瓶は、今では銭湯に行かないと出会えない

ホットケーキやシチューを作るときに牛乳を忘れると、ふりだしに戻った気分になる

「牛乳は子牛のもの」と言われて、何も言い返せなかった

醤油あるある

「しょうゆ」を漢字ですぐ書ける人は、意外と少ない

刺身についていた小さい醤油を集めていたが、大掃除で捨てられた


実家のうどんは醤油で真っ黒で、しかもみたらし団子の味だがおいしい

減塩醤油を3倍かけていた姑。でも96歳の今も元気だ

うちは醤油と書いた瓶にソースが入っている

料理のさしすせそは、さら、しお、す、せんべい、ソースだと思っていた

目玉焼きに醤油をかけるかソースをかけるか論争していたら、どちらも変と言われた。塩が常識?

玉子かけごはん用の醤油をほかの料理に使うのは、すごく緊張する

冷蔵庫あるある

実家の母は、永久保存箱だと思っている


最近、賞味期限の表示が肉眼では見えなくなった

プリンに勝手に娘の名前が書いてあった

「あ、きゅうりの奈良漬けだ!」と思ったら、きゅうりが腐っていた

奥のほうで牛乳の入った瓶を発見したときは、心拍数は倍になる

冷蔵庫にテレビのリモコンが入っていたときは、人生について考えた

チルド室の意味が今もわからない

給食あるある

学校に通う最大の目的

皮ごと四等分したりんごやなしを食べるとき、動物気分になれた

食パンの食べ方で性格が占える

揚げパンは、あのころ(昭和)を代表する今やレアなパンだ

ソフトめんミートソースがけをスパゲティと思っていた。パスタって何?


クジラがおいしかったというと歳がわかる

教室の後ろで、ヨーグルトになった牛乳を見たことがある

トイレに行くふりをして、口に入れた嫌いなものを吐き出したことがある

何でも残さず食べる人が、この世で一番偉いと思っていた



  タチヨミ版はここまでとなります。


岡山のおばちゃんが考えた「あるある2021」

2021年4月10日 発行 初版

著者:岡野ゆかり
イラスト:hirokiey
編集・発行:マルポン出版(株式会社スタジオポケット)

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岡野ゆかり

自閉君の息子と、ゆっくり暮らしています。たくさんのひとに、このゆっくり、でも楽しい道のりを知っていただきたくて、四コマ漫画を描いたり、おもしろTシャツをデザインしたり、作詞作曲をしたりしています。地元情報誌にも載せていただきました。楽しんでいただけますよう、よろしくお願いいたします。
【こうちゃんママの爆笑ブログ】
http://ameblo.jp/koui28kirodebu/

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