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この本はタチヨミ版です。
はじめに
パソコンインストラクターって聞くと「パソコンのプロ」「専門家の集まり」というイメージを強く持つ方が多いです。
しかし、結論からいえば「パソコン触ったことない人でもなれます」
これが現実です。
もちろん、インストラクターとしてパソコンの知識を得るために勉強をしないといけません。
ただ、入社する前にパソコンの知識がないから落とされる!とかはないです。
それよりも大事になるのは「人格」の方です。
後に、詳しく説明しますが面接担当の補助もしていたので採用するかどうかの最終判断は私がしていました。
上司との話し合いの中でも、「返答がしっかりしている」この点で8割見ていました。
あとは、パソコンのスキルがない場合は「勉強意欲の有無」で左右しています。
つまりは、ある程度人とのコミュニケーションができて、勉強意欲があれば誰でもなれる仕事です。
興味ある方はぜひやってみてください!
後に詳しく説明しますが、私はパソコン教室で働いていろんな経験をしかなりレベルが上がりました!
人見知りもかなり解消される上に、提案力もあがり教える技術も身につきます!
自分の夢に必要なスキルがある人はおすすめします!
第1章 パソコンインストラクターになるには!?
前述しましたが、パソコンインストラクターは誰でもなれます。
求人媒体で探して、応募して面接に受かればなれます。
ちなみに私は「マイナビ」から応募しました。
「エン転職」などもよく見かけますので興味ある方は是非一回求人案内をみてください。
「パソコンのスキルないんだけど、大丈夫?」
とよくきかれますが、3年働いていましたが新人の子で「私パソコンスキルめちゃくちゃあります!」みたいな人誰1人いませんでした。
営業でトップレベルの成績あげていた後輩の子ですらwindows10やワードが全く触れない人でもやってたからです。
ただ、文字打つことができるだけ!みたいなレベルです笑
私は、高校生からパソコンが好きで良く触っていたので、入社時はめちゃくちゃ余裕な仕事だろうな。って正直思ってました。
しかし、現実は中途半端にまたは我流でパソコン知識ある人の方が入社してから苦労します笑
理由としては、生徒さんはまったくの素人でこれから勉強しよう!という人が多数です!
インターネットやSNSができるような人は、やり方がわからないことは自分で調べて解決します。
それができない人が、パソコン教室にくるからです。
そういう人にとって、我流のやり方を教わっても、テキストのやり方と違うと余計に混乱してしまうのです。
家に帰って先生に教えてもらったやり方でやろうとしても、忘れた内容を思い出そうとしてもテキストにはそのやり方が書いてないのでむしろ迷惑なわけです。
だからこそ、生徒さんに教える時はテキストに沿ったやり方で操作方法を教える必要があるわけです。
なにも知識がない人は、生徒さんと同じテキストを見ながら勉強していくことになるので先生として仕事するにはむしろその方が助かるのです。
だからこそ採用する際は、パソコンが得意です!などいう人は正直採用しない傾向にすらあります。
第2章 パソコンインストラクターの仕事って難しいの!?
パソコンインストラクターの難しい点は、「教えること」です。
学生の時やアルバイトなどで、わからない人に物事を教えて「〇〇くんわかりやすい!教えるのうまいね!」っていわれてた方ならそれをパソコンに転用するだけなのでそこまで難しくないです。
ただ相手は、機械を触ったことがない年配者の人がメインになります。(8割)
親とかが「スマホ教えてー!」って聞かれたことありますよね笑
それの究極版だと思ってください笑
「Safari押して」
「お気に入り押して」
「App Store開いて」
上記のような単語はまず通用しません!
お気に入りボタンなら「星マーク」押してね!など、日常的な言葉で説明してあげる必要があります。
また、一回言って覚える人は0人です!
どうしたら、印象を強く与えられるか、覚えてもらえるか常に考えて教える技が必要になります。
それもインストラクターをやってると身につきます!
つまり、ここで一つ目のスキル「教える技術」が身につきます。
教えながら「どうしたら1回の説明で理解してもらえるのだろう。」この考え方を持ちながら仕事することで手に入ります。
第3章 パソコンインストラクターってどんな仕事するの!?
私が勤務していたところの仕事内容を全て公開します。
他社だと多少変わるかもしれませんので、不安な人は面接の時にしっかりと聞きましょう!
●パソコンインストラクターの仕事内容
①説明会
②入学者対応
③自社ソフトの販売(パソコンの販売)
④受講生のスケジュール管理
⑤辞める人の引き留め(通称:撤回)
⑥電話対応
⑦授業準備(通称:配席)
⑧事務処理
だいたいこんな感じですね!
具体的に説明していきますね。
①説明会(社員のみで入社3ヶ月目ぐらいまでには覚える)
まず、これからパソコン教室に通いたい!って人に、「パソコン教室のシステム」や「料金形態」「講座の説明や勉強のやり方」を説明します。
基本的に複数人の人に向けて説明することになります。
多いと5人から8人にいっぺんに説明しないといけません。
人前に出るのが苦手な人には一番しんどい仕事になります。
ロープレや慣れるまでは1人の時だけにしか説明会させないのでその点はご安心を。
②入学者対応(入社1ヶ月目ぐらいに覚えます)
説明会を聞いて、入会を決めた人に改めて「パソコン教室のルール」を確認します。
これは、規約の紙をみながら一緒に確認していくだけなので超簡単です!
ただ、適当にしすぎると後々クレームになって面倒なので真剣に取り組みましょう!
後から、辞める時にそんなルールは聞いてない!とごねれるからです!
③自社ソフトとパソコン販売
昔はなかったんですけど、会社が大きくなって自社製品を作り出したせいで営業が必要になりました笑
タイピングソフト
筆ぐるめソフト
デジカメソフト
パソコン販売
ソフトは2000円とかなのでそこまで難しくないです。
打つのを早くなりたい!
ワードしっかり勉強したい人
上記のような人にオススメすれば大体売れるからです。
問題はパソコン販売です。
私のところでは初期設定などのフォロー込みで15万円で販売してました。
ばりたかいですよね笑
そんなん売れるわけねーって思うかもしれませんがこれが売れます。
物を販売する!と思ってる人はずれています。
重要なのは、「誰から買うか」です。
④受講生のスケジュール管理
これも難しくはないですが、非常に重要な部分になります。
パソコン教室にはいろんな授業が用意されています。
パソコンの使い方
ワード
エクセル
資格(簿記とか)
jwcad
iPhone....etc
例えば、「ポスターを作りたい!」といって入学した人に、エクセルの講座を進めたり、資格の講座を案内しても「は?なんでそんなんに金払わなあかんねん」ってなりますよね?
つまり、受講生に合った講座をオススメして目的達成させてあげることがインストラクターとしての役目になります。
ここで重要なのは、講座の把握と同じ講座でも提案の仕方だけで響き方が変わります。
他の人が提案して無理だったとしても、私なら「ならやるよ」って言わせる自信があるからです。
ここで間違った案内とかしていると、先生としての信頼度が下がるので営業をした時にまず買ってもらえません。
iPhoneとかMACユーザーの人は結構重宝されますよ!
⑤辞める人の引き留め(通称:撤回)
これが、パソコンの教室の仕事で一番辛いです。
「子供が夏休みで帰ってくるから休みたい」
「引越しするから辞めたい」
「飽きたから辞めたい」....etc
なにかしらの理由で、辞めたい!という人を引き止める仕事です。
「辞めたい人は辞めさせたらええやん」って思うかもですが、パソコン教室は月謝制なため売り上げに人数が直結します。
なので、できる限り辞めないようにしたいのです。
正直ここまで行くと末期なのでかなり厳しいのに、言葉だけでなんとかしないといけないのでしんどいんです。
だからこそ、受講生との信頼度やスケジュール管理、目的達成の手伝いをきっちり行う必要があります。
もちろん、言葉だけで引き留めもできますが長持ちしません。
全員撤回したとしても全員3ヶ月以内に辞めます。
だからこそ必ず事前予防をしましょう!
⑥電話対応
電話苦手で緊張すると思いますが、めっちゃ簡単です笑
教室のついて知りたい
授業日の変更をしたい
9割この内容です。
教室について知りたい!って人には、「説明会があるのでいつ空いていますか?」と聞いて予約すればOK!
⑦事前準備(通称:配席)
説明会の時に、入学者の情報を紙に書いた「カルテ」に授業日時を書いて管理してます。
パソコン教室やのに、紙かよ!笑って思いますよね!
これずっと私もいうてました笑
それを席ごとに配り回って、授業がe-ラーニングのため勉強できるようにセットする仕事です。
ここで重要なので、今日参加する受講生全員の現在の勉強内容とパソコンの場所を正確に配置することです。
タチヨミ版はここまでとなります。
2021年3月7日 発行 初版
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私の経験をもとに書籍を書いています。