あなたのおうち時間はコレにおまかせ
去年から新型コロナウイルスの影響で様々なことが制約されています。特に大学生などは未だにオンライン授業が継続され、家にいる時間が多いことでしょう。そんな中で、おうちにいる時間=「おうち時間」をいかに楽しくストレスフリーに過ごせるかということがここのところ話題になっています。
そこで、オンライン授業の影響により「おうち時間」を沢山経験している現役大学生たちが「おうち時間」が楽しくなるような作品(アニメ・音楽・小説など!)をたくさん紹介してくれています。
全てネットで見れる作品ですので、オンライン授業の合間や終わったあとそのままパソコンを閉じずにぜひ紹介された作品を検索してみて下さい。
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本書のテーマはネットで見れる作品ということですが、私はミュージックビデオ(以下:MV)も作品の一つだと思っています。そこで今回紹介するのはテイラー・スウィフトのMVです。彼女の作る楽曲自体、非常に魅力的なのですが、彼女のMVというのもまた非常に凝っています。どれも物語性があり、英語の歌詞がわからなくても楽しめますし、MVはYouTuveにて無料で公開されています。中には人気映画のオマージュや、テイラーにまつわるゴシップを皮肉った要素が盛り込まれており、何度見ても新たな発見があります。
『You Belong With Me』は、さえない女の子が隣に住むクラスメイトの男の子に恋をするという物語になっており、女の子が男の子に振り向いてもらうために頑張る様子がかわいらしいです。このMVの凄いところは、さえない女の子ともう一人登場するクラスの人気者で意地悪な女の子の両方をテイラーが一人二役で演じているところです。
少女漫画のような世界観の『You Belong With Me』とは打って変わって、『Bad Blood』のMVではアクション映画風の世界観を楽しむことができます。このMVにはたくさんの女優やモデルが登場し、それぞれアクション映画やSF映画をオマージュした衣装を着ているのが見所です。
映画のような世界観が楽しめるテイラーのMVとして、『Out Of The Woods』も挙げられます。タイトルの通り、森がテーマのMVです。テイラーが大自然の中を駆け抜ける様子と壮大なアレンジの音楽が合わさって、緊張感のある仕上がりになっています。
このように、テイラー・スウィフトのMVは毎回違った雰囲気を持っていることも、彼女のMVの面白さの一つだと思います。
テイラー・スウィフトは昔から、〝いい子でいなくてはいけない〟という意識や彼女の音楽とは無関係な彼女の私生活や彼女を批判する芸能人に関するゴシップに悩まされていました。これらの悩みやいい子のイメージを払拭すべく、彼女が発表した『Reputation』というアルバムとそれに収録された楽曲のMVは、過去の彼女のMVに登場したモチーフを再登場させながら、これまでの彼女とは違ったダークな世界を味わうことができます。特に、『Look What You Made Me Do』には、彼女に関する負のゴシップや事件にまつわるモチーフがたくさん出てくるので、かなり自虐的でありながら強気な仕上がりになっています。そして『…Ready For It?』は、サイバーパンクのような世界が表現されており、中には攻殻機動隊を思わせるような場面もあります。
ここまでテイラー・スウィフトのMVを紹介してきましたが、人気の音楽を聞くのではなく、〝見る〟ところからハマってみるというのも、音楽の楽しみ方の一つだと私は思います。MVは短い時間の中で無料でネットで楽しめて、オンライン授業の合間に見ることができます。過去のMVに登場した要素を再登場させるものがある、と話しましたが、見る順番は公開順でなくてもかまいません。YouTubeのサムネイルを見て、気になったものから見るのも全然アリです。
私がおうち時間が増えた今オススメしたい作品は「エヴァンゲリヲン」です。「エヴァンゲリヲン」といえば現在映画が公開されていたり、金曜ロードショーなどで定期的に再放送されているので知っている方が多いと思います。なかでも「新劇場版エヴァンゲリヲン」(現在映画が公開されているシリーズ)はあまり詳しくなくても見たことがある人は多いのではないでしょうか? しかし、旧劇場版やアニメ、漫画など他のは見たことがない人がいると思います。
実は「エヴァンゲリヲン」は基本ストーリーは同じなのですが、エンドが違ったり一部内容が変わっていることがあります。だからこそ時間がある今「エヴァンゲリヲン」を全て読んだり、観てみてください。
初めに「エヴァンゲリヲン」を知らないという方にあらすじを少しだけ書いていきます。まず主人公の碇シンジは父親の命令で第3新東京にやってきて、汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗り、謎の敵である使徒との戦いに巻き込まれていき、その中で友情などが芽生えていくというお話です。その中でエヴァンゲリオンに乗ることへの葛藤があったりします。実際使徒との戦いよりも感情を動かすために、使徒と戦わせているという印象を受けるほどに使徒との戦いは短いです。それよりも感情の変化に焦点を当てているのではと感じます。
現状一番見やすい作品は新劇場版シリーズなので、新劇場版シリーズを観た後にアニメを観てみてください。多分何が起きているのか分からなくなると思います。そこでどういうことなのか考えることも出来ますし、旧劇場版や漫画を見るとさらに分からなくなります。なので何回観ても考える余地があり、違うバージョンでしか描かれていないこともあるので時間がないときは難しいので、おうち時間で余裕がある現在観ることが非常にオススメです。さらに映画が公開していることで話題にも出しやすかったり、話題に出やすいのでオススメです。
2021年6月現在においても、コロナウイルスによる自粛生活は続いています。対面での食事や長距離の移動が制限され、人々は多くの我慢を強いられています。
私は、元々家にいることが好きで休日も家でまったりすることが多いため、いわゆる「ステイホーム」は全然平気だろうと考えていましたが、やはりここまで長いといい加減辟易してきました。
そんな中見た「ゆるキャン△」は自粛生活続きの中の癒しであり、この生活が終わったあとの未来に希望を持てるものでした。
「ゆるキャン△」は芳文社による漫画雑誌「まんがタイムきららフォワード」に2015年から2019年まで連載され、その後芳文社の漫画アプリサイト「COMIC FUZ」に移籍し現在も連載されています。
アウトドア趣味の女子高校生達の日常を描いた物語で、「まんがタイムきらら」系統の作品らしい、ほのぼのとした内容です。
「ゆるキャン△」の魅力を二つ考えてみました。
作品の中では登場人物達がキャンプをする様子が描かれるますが、そのキャンプの場所や、キャンプ道具、キャンプのルールは現実に即したものです。そのため実際のキャンプをする際このアニメを参考にすることができます。
私はキャンプをしたことがなくずぶの素人ですが、このアニメを見たことでキャンプ道具やキャンプでの注意点などの知識を得ることができました。
「ゆるキャン△」で登場人物がキャンプをする場所は実際に存在するキャンプ地で、その描写も非常に細かいです。そのため、その場所に行ったことがなくても雰囲気を掴むことができ、実際にそのキャンプ場に行ったような気持ちになることができます。
思うように外に出られない状況が続いていますが、「ゆるキャン△」を見ることで疑似的にアウトドアをしたような感覚が味わえると思います。
また、私は前述したとおり休日は家にいることが多い人間ですが、この作品を見たことで、アウトドアへの憧れを持つようになり、自粛生活が終わったらキャンプに行こうという気持ちになりました。
自粛生活の癒しにもなり、アウトドアの良さを存分に伝えてくれるこの「ゆるキャン△」こそおうち時間に最適な作品だと思います。
昨今、インターネットで触れることのできるコンテンツというのは爆発的に増えています。動画配信サービス、電子書籍、オンラインゲーム……しかしそれらのほとんどが金銭の絡むコンテンツです。せっかく家から出ずに楽しもうと思っているのにコンビニ支払い? ハ~やれやれ……という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。昨今はクレジットカード決済という便利なシステムも普及しているとは聞きますが、それはそれとして。正直なトコロ、やはり家でだらだらとのんびり楽しみたいコンテンツにはあまりお金をかけたくないという気持ちがあるのではないでしょうか。
そこで私がオススメするのは、「小説家になろう」というサイトに掲載されている『本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~(以下『本好きの下剋上』とします。)』という小説です。「小説家になろう」にはそもそも課金システムがありませんから、途中で「ここから先を読むにはコインが必要です →コインの購入はこちら!」なんて表示が出てくることはありません。最後まで無料で読むことができます。
では、その「小説家になろう」から何故わざわざ『本好きの下剋上』を選んでオススメするのか。その理由はいくつかあります。
インターネットで新しいコンテンツに触れる際、地味に気になるのが「完結済みか否か」というトコロ。もしくは、最終更新日がそれなりに最近の日付であるかどうか。確認せずに読み出し、ものすごく続きの気になるところで突然ぶつっと更新が途絶え、恐る恐る最終更新日を確認してみれば三年前の日付……ということを経験したことがある方も一定数いらっしゃるかと思います。あの時の絶望感たるや、発売日にウキウキで買いに行ったゲームが売り切れていた上に再入荷予定無しだった時に勝るとも劣りません。
しかし『本好きの下剋上』は既に完結済みのコンテンツであるが故に、そうした心配は無用です。安心して好きなだけ読み進めることができます。
『本好きの下剋上』は、その本編だけでも文字数にして568万1540文字、読了時間(毎分500文字読むと仮定した場合)1万1364分=約189時間。暇を持て余しがちなおうち時間を充実させるに足る大ボリュームです。加えて、主人公ではない別キャラクター視点で書かれた小話や本編完結後の番外編などもありますので、そちらも併せると一か月は読み続けることができます。
物語はまず、現代日本で暮らしていた「麗乃」という女性が階段も一人で降りられないほど虚弱な「マイン」という少女へ転生するところから始まります。麗乃は本狂いと言って差し支えないほど本を愛していたので、当然マインとなってからも本を求めます。しかし、マインの世界において本は貴重品。お貴族様しか手に出来ない本を、平民の娘であるマインには触れることも匂いを嗅ぐことさえも叶いません。絶望に打ちひしがれるマイン。けれどもマインの本への愛はそこで簡単に諦められる程度のものではありません。手に入らないなら自分で作ればいいじゃない。そう考えたマインはまず紙を手に入れようとしますが、羊皮紙も貴重品のため平民の幼子にはとても手が届きません。それならば、と文章を保存するための媒体として石板作りに挑戦し始め……。
『本好きの下剋上』は、そうしたマインの「本を手に入れるためのトライアルアンドエラー」で進んでいきます。マインが試行錯誤を繰り返すたびに関わる人間の数が増えていき、人が増えた分だけ出来ることも増え、一歩一歩と着実に本へと近づいていくその執念には脱帽です。
そして、先程触れたように、マインの世界には現代日本には無い身分制度が存在します。貴族、神官、そして平民。なぜそうした身分に分かれることになるのかといった理由もきちんと作中で語られます。『本好きの下剋上』はそうした世界観の設定が非常にしっかりしています。身分制度の他にも、魔力の扱い、神殿の存在意義、領地内の権力争い、他領地との競争、王族の存在など、細かなところまでしっかりと設定が練られており、またそうした設定がしっかりと複雑に絡みあっていても読者が混乱しないような話運びになっているところもこの作品の素晴らしい点の一つです。
個人的には神々の設定がお気に入りです。マインの暮らすユルゲンシュミットという国には創世神話が存在し、貴族の間では神の存在が非常に身近に語られています。日常の挨拶や湾曲した言い回しに神様の名前が使用されることが多々あり、そうした特徴的な表現もこの作品の魅力だと思います。たとえば、おやすみなさいの代わりに「シュラートラウム(夢の神)の祝福と共に良き眠りが訪れるように」と言ったり、直接的な表現をはしたないとする貴族の読む恋物語では恋の始まりを「ブルーアンファ(芽吹きの女神)が舞った」と描写したり、楽しい時間があっという間に過ぎ去ってしまうことを「時の女神 ドレッファングーアの本日の糸紡ぎはとても円滑に行われたようですね」と言ったり。主人公が現代日本出身であることで、そうした独特な言い回しに対する違和感を読者と共有できるのも、特徴的な表現が多いにも拘らず読者が混乱しない理由の一つなのでしょう。
英知の女神 メスティオノーラはユルゲンシュミットにおいて知識を与える本を作ったとされる神様です。つまり、何が言いたいかといいますと、『本好きの下剋上』には書籍版が存在するのです。
もし、WEB版の『本好きの下剋上』を読み終え、どうしてもこのコンテンツにお金を落としたい! と思った時にはぜひ、書籍版の購入をご検討ください。WEBから書籍へ移行する際、加筆修正も行われていますので細かな差異を探すのも楽しいですし、書籍版限定の小話などもあります。挿絵も追加され、より登場人物たちが想像しやすくなっています。
また、コミカライズやアニメ化もされていますので、もっと『本好きの下剋上』の世界を味わいたい、という方にはそちらも併せてオススメいたします。どちらも電子書籍や動画配信サービスでの視聴が可能です。
ぜひ、『本好きの下剋上』の世界を心ゆくまで楽しんでいただきたいと思います。皆様にどうか英知の女神 メスティオノーラのお導きがありますように。神に祈りを!
長いおうち時間、何をして過ごしますか? ステイホームが促され、家にいる時間が増えている今こそ、長い時間楽しめる長編のアニメ作品を観て楽しむのはいかがでしょうか? アニメ作品には何クールにも及ぶ長編作品が多くあります。また、現在それらの多くの作品がアマゾンプライムやdアニメストアなどのサブスクリプションで見ることが可能です。ぜひこの時間があるときにサブスクで一気見したい作品をいくつか紹介していきます。
諌山創先生原作の「進撃の巨人」は言わずと知れた人気作で、二〇一三年から放送され、第四期ファイナルシーズン後編が今年の冬に放送されます。作品名は誰もが聴いたことあるくらい有名な作品かと思います。二〇二一年六月現在原作の漫画は完結し、アニメは七十五話までが放送されています。この作品は次に何が起こるのか予想がつかず、続きが気になります。そしてどんどんその世界に入り込んでしまいます。また多くの伏線が張られており、一度見終えて内容を把握したうえで、その作りこまれた点を見返すことも楽しいです。しかしかなりグロテスクな描写もあるので、一気にすべてを見るには体力が必要です。時間のある今こそ、超有名作品を見てみてはいかがでしょうか。
次におすすめする作品は藤巻忠俊先生原作のアニメ「黒子のバスケ」です。この作品は二〇一四年連載が終了し、アニメも二〇一二年~二〇一五年の放送で完結しています。高校バスケットボールを題材にした作品で、全七十五話と長編でありますが、各クールで大会が異なったり、数話ごとに試合が行われるなど一話見るとどんどん次の話や今後の展開が気になっていく作品です。また各試合や大会が終わると閑話休題のような回が放送され、見進める上で休憩が挟みやすく見やすいです。また、各試合ごとに登場人物の様々な関係性等が暴かれたり、名シーンがたくさんあるなど、見ていて飽きさせない作品でもあります。完結した作品なので、見終わった後の充実感もまた一興! おすすめです。
そして私が一押しする作品は、葦原大介先生原作の「ワールドトリガー」です。この作品は第一期が二〇一四年から、第二期が二〇二一年に放送され今年の秋に第三期の放送が決まっている、今なお原作も連載中の人気作品です。私自身昨年の夏休みにアニメの一気見をして、原作を読み込むほどにハマってしまいました。この作品はバトル漫画要素と部活のような爽やかさを兼ね備えた、読めば読むほど、見れば見るほどハマる作品です。第一期七十三話と第二期の二十四話が各サブスクリプションに入っており、「次に来る作品」として話題に上がっています。私も三日で七十三話を見切ったほどスラスラ見れる作品でありながら、奥深い作品です。この時期に話題作を見て、流行の波に乗ってみるのも良いのではないでしょうか。
紹介した三作のように、長編作品は話数が多いのでレンタルするとなると大量に借りねばなりません。その点サブスクリプションは月額数百円から千円ほどでたくさんの話数を一気に見ることができます。そんなサブスクの長所を生かして、この時間のある時に長編作品を一気見してみてはいかがでしょうか。
2021年7月9日 発行 初版
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本が好きなしがない女子大学生です。アニメも、漫画も、日本文学も好きです。
画像は猫ですが、猫っぽいと言われたことはありません。