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カミキリ通信291〜300号

カミキリ情報館

カミキリ情報館出版



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  この本はタチヨミ版です。

カミキリ通信291号 (2014.05.25)
●アカムネハナとハセガワトラDX9星人
●池修日記2014 初めての沖永良部  石藏拓
●天牛人語(編集後記改め)カミキリ屋外伝 
アマゾンの新井久保氏その5(完)採集していて危険な目にあった事

カミキリ通信292号 (2014.06.22)
●出会いたかったカミキリムシ・2013年 ホンドアカガネカミキリ 宮川幸也
●池修日記2014 4月後半沖縄、トラニウスのベタベタ  石藏拓

カミキリ通信293号 (2014.07.27)
●eichan採集記2014 5月 ~やっと採れたシルクハット~ 2014.5.2
●ムモンアラゲサビを求めて   石藏拓(池修)
●気になるニュース  鳥の減少は殺虫剤が原因か?
●天牛人語(編集後記改め) 迫地勝治さん、ご冥福を

カミキリ通信294号 (2014.08.24)
●池修の沖縄、街灯めぐり  石藏拓
●天牛人語(編集後記改め) 標本は全部、生前贈与しました

カミキリ通信295号 (2014.09.28)
●富士山のフジコブとセダカとハイブリと  宮川幸也
●池修天牛記~5年ぶりの奄美

カミキリ通信296号 (2014.10.26)
●ワタシのカミキリ事始め  by 百鬼丸 
●池修天牛記~5年ぶりの奄美その2  石藏拓
●天牛人語(編集後記改め) もはや標本の博物館寄贈は不可能な時代?

カミキリ通信297号 (2014.11.23)
●eichan採集記~ヤクコブ ~採れるのはここだけか?~2014.9.19-22
●池修天牛記~5年ぶりの奄美2014 終章  石藏拓

カミキリ通信298号 (2014.12.27)
●eichan採集記~関西のマヤサンとセダカは同属か?~2013.9.29
●池修天牛記~7月、4度目の屋久島2014  石藏拓

カミキリ通信299号 (2015.01.25)
●出会いたかったカミキリムシ・2013年~アサカミキリ~  宮川幸也 
●池修天牛記~4度目の屋久島2014(2)
クマゲアラカワシロヘリトラカミキリ  石藏拓

カミキリ通信300号 (2015.02.22)
●出会いたかったカミキリムシ・2013年 シラフヒゲナガカミキリ  宮川幸也 
●池修天牛記~4度目の屋久島2014(3)キュウシュウハネナシサビカミキリ 石藏拓
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カミキリ通信291号 (2014.05.25)
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●アカムネハナとハセガワトラDX9星人
●池修日記2014 初めての沖永良部
●天牛人語(編集後記改め)カミキリ屋外伝 
アマゾンの新井久保氏その5(完)採集していて危険な目にあった事
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●アカムネハナとハセガワトラ DX9星人
昨年の夏の遠征をまとめてみました。
2013年夏の遠征。長野、山梨、神奈川。
7月6~7日
深夜東京出発。長野のあのポイントへ向かう。
お目当てはアカムネハナカミキリ。
各地で散発的に記録はあるようだが、確実に狙えるのはここだけみたい。
で、AM3時ごろ到着。
一番乗りかと思ったが既に一つ明りが動いている。
早速挨拶するとまだ採れてないとの事。
自分も急いで仕度して探索する。
1時間ほどで一匹目を確認、その後3時間程で8匹確認。
もう十分だし他の採集者も増えてきたんで、予定している大菩薩峠まで移動。
その途中オニグルミでオニグルミノキモンカミキリを何匹か確認。
で、到着。
とりあえずこの時期にアオアシナガハナムグリが多数集まる木が咲いているはずなんで、その木に行くと、やはり咲いている。
予想通りアオアシナガハナムグリは沢山いる。
10匹位確認。不思議なことにカミキリはたいしたのはいない。
で、オオホソコバネカミキリの来るブナの立ち枯れに徒歩で移動。
早速オスを確認。
その他ヌバタマハナカミキリやシラフヒゲナガカミキリも確認。
予定が詰まってるため某ペンションへ移動。
今夜の宿だ。
ここには大量の材があり数十種のカミキリ、その他の昆虫が集まる。
シナカミキリやキモンカミキリ、カンボウトラカミキリなんかを撮影して、
夜のナイターに備えるために休憩。
結果的に気温や雲の関係なのかたいした虫は集まらなかった。
翌日、秘密のハセガワトラカミキリポイントへ移動。
今年も見られるのか?と思いながら野ブドウのツルをルッキングしていく。
たいてい、アカネトラかアカネカミキリなんかがいるんだが、今回は全くいない。
今年は時期をはずしたのか?と諦めモードでいると、
なんと交尾しているハセガワトラを発見。
震える手で撮影。もう十分と今度は神奈川を目指す。
いつもの土場でアオスジカミキリを確認してイッシキキモンのポイントへ。
ここもあわただしく数匹確認して最後の目標、トラフカミキリを探しに行く。
ここでもあっさり何匹か確認して終了。
かなりの強行軍ですっかり疲れ果てたがまあまあの成果だったんで
満足しました。2014年も行くと思います。
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●池修日記2014 初めての沖永良部

4月14日 沖永良部島
羽田から鹿児島空港経由、プロペラ機で一時間余り、沖永良部空港に到着
「フローラルホテル」宿泊
空港から宿まで送迎車あり。
歩いて採集できると、レンタカー手配をしていなかったが
17時に宿について、宿の方の助言で、レンタカー手配。
これは結果的に良かった。

15日 快晴 さっそく大山へ。
10分程度運転して道路の両側にミニ伐採地があり
降りてみるとすぐにオキノエラブ・キボシカミキリがいた。
叩いてみるとキンケチャイロが落ちてくる。
その他 オキノエラブアヤモンチビ アトモンチビ オオシマヤハズ 
リュウキュウヒメ フタオビミドリトラ ワモンサビ ブーメ

次にリンゴ探し
タブの葉のかじり跡を発見
オキノエラブリンゴ3頭

16日
9時頃から叩く。
キンケチャイロ多し
オオシマハネナシサビ
17日
材採の日
後日羽化 ムツボシシロが30頭以上 ワモンサビ3 オキノエラブキボシ3

雑感
キンケチャイロ10頭以上、多さに驚く。
大山は山じゃなくて丘ですね、展望台があるだけの周遊道路。
スーパーは「Aコープ」を多用。
映画好きなので、ツタヤやゲオがないのが残念。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━カミキリ屋外伝 
アマゾンの新井久保氏 その5(完) 採集していて危険な目に逢った事

1.政治結社(ゲリラ?)に襲われて身ぐるみ剥がされた
複数で森に入ったが途中で単独で入り込みすぎたために起こった。
運良く殺されないで物だけ持ってゆかれた。
予め襲われてもいいように帰りの飛行機代くらい奴らのわからないように隠しておく。
しかしほとんどが殺して物を取っていくのが一番手っ取り早いので無駄かもしれない。
こそどろは沢山いる。
お金はポケット三つぐらいに分けて、いつ盗られてもいいようにしておく。
こそどろも襲って一銭もないと怒るから、財布を与えればこそどろも喜んで帰ってゆくと思う。

2.三日間迷子
上陸してから一週間から10日、長くて2週間かけて奥地へ入って行く。
奥地では灯火採集は行わない。
夜は危ない、夜は出歩けない。
雨期になると行くとき通った場所が川になっていたりする。
迷子は何度もあり三日かけて迷子から脱出したこともある。

3.車での危険
アマゾンでは採集地点に行く場合は行ける所まで車で行く。
複数の車で行く、途中で車が動かなくなったら死を意味する場所がある。
そこは猛スピードで突破するしかない。
その車は乗り捨てて、もう一台の車にすばやく移る。
動かなくなった車はバラバラにされてなくなっていることもあると言う。

4.吹き矢が
時には飛行機をチャーターすることもある。
初めて行くような場所は舟をチャーターしてなるべく川に沿って行く。
昔日本人がいた痕跡があるとか部落などの情報をたよりに三日も四日もかけて舟で行く。
舟を着ける場所を決めるポイントは、教会とか学校など文化的なものがあるかどうかだ。
下手に非文化的な場所に上陸したら命はない。
なかには危険な部族がいて吹き矢が飛んでくる場合もある。

5.ポーター
 ポーターはだいたい3人くらい雇う。
例えばポーターと一緒に歩いていると奴らは速いから、もう2~3m置いて行かれたら、
わからない。
そのような時でも動かないことが一番いい。
ポーターは必ず戻ってくる。
ポーターには前金を払っている。
数日経てば又払うように、できるだけ小分けして払う。
ポーターが途中でとんずらしたことはないかポーターだって帰れない。
舟もないし、来たからには一緒に帰るしかない。
日本じゃないから電車とかバスが通っているわけではない。
道のないジャングルだから。
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ご注意
アマゾンでの採集は2000年頃から全面禁止です。
アマゾン一帯はブラジルの法律で国立公園扱いとされ、いっさい動植物の採集、
持ち出しは禁止で、見つかると罰金ではなく即時逮捕の実刑です。(完)

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カミキリ通信292号 (2014.06.22)
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●出会いたかったカミキリムシ・2013年 ホンドアカガネカミキリ 宮川幸也
●池修日記2014 4月後半沖縄、トラニウスのベタベタ
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●出会いたかったカミキリムシ・2013年 宮川 幸也
(ホンドアカガネカミキリ)
 後回しにしててゴメン。本種には素直にこんな気持ちが湧いてくる。
というのも、コブヤハズ、特にセダカに執着してからは、
秋口になれば足しげく西日本各所に通い詰め、完全におざなりであったのが本種である。
本種のポイントは自身で調べたり諸先輩方から伺ったりで
大体の想像はついていたのだがマイカー族でない私にとって
高標高に産する本種は正直しんどい。
ポイントまでのアクセスを考えるだけで頭が痛くなってしまうのである。
そんな中で丸沼高原の七色平を候補として絞ったがここは特保。採集はNGである。
青森まで足を伸ばせば標高1300m以上の場所でビーティングすればコブ並みに落ちる、
との事だったが個人的な日程を考えると少し遠い。
「今年は(も)狙うのはやめておこうかなぁ・・」そんな事を考えているとふと、
普段お世話になっているEさんからメール。
「N県のとある山でアカガネ楽勝ですよ」
早速調べてみると本数は少ないものの路線バスが走っている。
また、Eさんによれば、ポイントまでは登るものの急ではなく、
場合によってはリフトを使って下りながらビーティングすれば大概採れる、との事だった。
「これは行くしかない!」アカガネを狙うには遅いかもれないが
10/6に夜行バスを駆り、一路N県へ向かったのだった。
(う~ん、眠い・・・)
本年のこれまでの疲れが出ていたのだろうか?



  タチヨミ版はここまでとなります。


カミキリ通信291〜300号

2021年11月1日 発行 初版

著  者:カミキリ情報館
発  行:カミキリ情報館出版

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