───────────────────────
───────────────────────
この本はタチヨミ版です。
この書籍は、漢字検定 準1級の合格において必要となる頻出の漢字とその意味を学習しやすいように編集したものです。
電子書籍として、いつでもどこでも読むことを前提にできるだけシンプルな本の構成にしており、繰り返し読むことによって効果的に学習ができます。本書が参考書としてお役に立つことを心よりお祈り申し上げます。
【漢字とは】
漢字は、中国古代の黄河文明で発祥した表語文字であり、四大文明で使用された古代文字のうちで現用される唯一の文字体系となっています。
また、史上もっとも文字数が多い文字体系であり、その数は10万字を超え、他の文字体系を圧倒しており、古代から周辺諸国家や地域に伝播して漢字文化圏を形成し、言語のみならず文化上の大きな影響を与えてきました。
現代では中国語、日本語、韓国における朝鮮語(韓国語)、広西の東興市にいるジン族が使用のベトナム語の記述に使われていますが、韓国語ではほとんど使用されなくなっています。
20世紀に入り、漢字文化圏内でも中国語と日本語以外は漢字表記をほとんど廃止しましたが、なおも約15億人が使用し、約50億人が使うラテン文字についで、世界で2番目に使用者数が多くなっています。
中国に朝貢をしていた朝鮮、琉球王国、ベトナムでは、古代中国から漢字を輸入して使用していましたが、日本もまた中国の勢力下に入ったことはありませんが漢字を輸入し使用しました。
また、シンガポール、マレーシアのように、中国から移住した人たちが多く住み、漢字を使用している地域があり、これらの周辺諸国をまとめて漢字文化圏と呼びます。
現在の漢字は、中国・台湾・日本・韓国・シンガポールなどで、文字表記のための手段として用いられていますが、近年の各国の政策により漢字を簡略化したり、使用制限などをしたため、これらの国で完全に文字体系を共有しているわけではありません。
・拳
こぶし
5本の手の指を折り曲げて握りしめたもの
・硲
はざま
谷間
・掬う
すくう
手のひらやさじなど、くぼんだ形のものを使って、液状・粉末状のものの表面に近い部分を、えぐるようにして取り出す
・戚える
うれえる
心を痛め、心配する
・蕩かす
とろかす
金属などを高熱によってとかす
・擢んでる
ぬきんでる
ひときわ高く出る
・辿る
たどる
道筋に沿ってめざす方向へ進む
・尖い
するどい
とがった先
・捌く
さばく
困難な問題をたくみに処理する
・饗
あえ
ごちそう
・玩ぶ
もてあそぶ
手に持って遊ぶ
・魁
さきがけ
他のものより先になること
・弄れる
たわむれる
何かを相手にして、おもしろがって遊ぶ
・萌し
きざし
物事が起こりそうな気配
・零れる
こぼれる
液体、粉末、粒状の物などが容器などから外へ出る
・擬物
まがいもの
物になぞらえること
・慮る
おもんぱかる
周囲の状況などをよくよく考える
・件
くだん
前に述べたこと
・熟す
こなす
技術などを習って、それを思うままに使う
・粗
ほぼ
全部あるいは完全にではないが、それに近い状態であるさま
・適
たまたま
時おり
・罷る
まかる
命じられて、都から地方へ行く
・抑
そもそも
改めて説き起こすときに用いる語
タチヨミ版はここまでとなります。
2022年3月10日 発行 初版
bb_B_00172976
bcck: http://bccks.jp/bcck/00172976/info
user: http://bccks.jp/user/151317
format:#002y
Powered by BCCKS
株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp