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情報セキュリティマネジメント試験
用語集・プログラミング英単語

ライセンス ラボ



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  この本はタチヨミ版です。

 目 次


【はじめに】


【用語】


【プログラミング英単語】


・コラム【英単語を覚えるコツ・リスニングのコツ・アクセントのルール・Netflixによる英語学習】


・コラム【YouTubeでの学習・英英辞典のすすめ・ネットスラング・日本語習得の難易度】


・コラム【アメリカ英語とイギリス英語・国際協力の仕事・筆記体は必要か ・AI自動翻訳は実用的か】


・コラム【英語の検定試験・CBTとは・受験攻略テクニック・私の勉強スタイル】
【あとがき(postscript)】

【はじめに】





この書籍は、情報処理技術者試験の情報セキュリティマネジメント試験の合格において必要となる頻出の用語とプログラミング英単語を学習しやすいように編集したものです。

電子書籍として、いつでもどこでも読むことを前提にできるだけシンプルな本の構成にしており、繰り返し読むことによって効果的に学習ができます。本書が参考書として、お役に立つことを心よりお祈り申し上げます。










【情報セキュリティマネジメント試験とは】




情報セキュリティマネジメント試験(英語: Information Security Management Examination、略称: セキュマネ、略号: SG)は、情報処理の促進に関する法律第29条第1項の規定に基づき経済産業大臣が行う国家試験である情報処理技術者試験の一区分になります。

対象者像は「ITの安全な利活用を推進するための基本的知識・技能を身に付けた者」で、試験制度のスキルレベル2(スキルレベルは1から4まである)に相当します。

上位レベルの情報セキュリティスペシャリスト試験(略称: セキュスペ、スキルレベル4)は主としてシステム開発技術者を対象としていますが、情報セキュリティマネジメント試験はITを利用する全ての人材を対象としています。

また、スキルレベル2の試験は、これまでシステム開発技術者向けの基本情報技術者試験(FE)のみでしたが、情報セキュリティマネジメント試験の新設により、ITパスポート試験(スキルレベル1)合格者の次のステップアップとしての位置付けにもなっています。

試験制度上は基本情報技術者試験(FE)と同様のスキルレベル2に設定されていますが、基本情報技術者試験(FE)に比べて試験範囲が限定的で、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に特化した試験であり、文系の人が苦手な傾向があるアルゴリズムや開発技術に関する内容は出題されません。

しかし、範囲が限定的であるということは、情報セキュリティ分野に関してはレベルの高い内容が出題されることにもなり、基本情報技術者試験(FE)どころか、1ランク上のスキルレベル3の応用情報技術者試験(AP)と同レベルか、それより上のレベルが出題されることもあるので、情報セキュリティ分野に関しては深いレベルの知識まで学習しておく必要があります。









【用語】












・ハクティビズム


政治・社会の思想に基づき積極的にハッキングするハッカー思想のこと。





・フットプリンティング


攻撃者が攻撃対象の弱点を発見するためにする偵察行為の総称のこと。利用可能なポートを総当りで調べてくるので、不要なポートは閉じておくこと。





・イベントログ


コンピュータシステムの重要なイベントを記録したファイルのこと。





・rootkit


セキュリティ攻撃の後に、その痕跡を消して発見しづらくするための道具のこと。





・ソルト


パスワードをハッシュ値に変換するときに付加されるデータのこと。これにより同じメッセージから違うハッシュ値が求められるので、メッセージの推測が難しくなる。





・認証の三要素


知識(パスワードなど)、所持(ICカードなど)、生体(指紋など)の三つのこと。これらのうち二種類を組み合わせることを2要素認証(デュアルファクタ認証)という。





・ワーム


寄生をすることなく、単体で動作ができる不正プログラムのこと。自分自身で複製して増殖する機能をもっている。





・ボット


外部からコンピュータを不正に操作することを目的としたプログラムのこと。





・ボットハーダー


ボットを統制することでサイバー攻撃等を実行する攻撃者のこと。





・スクリプトキディ


ネットで公開されてる簡易なクラッキングツールを使って不正アクセスをしようとする攻撃者のこと。幼稚な攻撃しかしないという意味を含んでいる。





・スニッフィング


パスワードを盗聴で知る方法のこと。





・リプレイ攻撃


認証情報を送ってくるパケットを取得して、それをもう一度送信することでユーザになりすますこと。暗号化されたパスワードでも使用できる。





・辞書攻撃


辞書にある用語を順番に使用することによってログインをしようとする攻撃のこと。





・ランサムウェア

システムのアクセスを制限させ、その解除のための身代金を要求しようとするソフトウェアのこと。





・ドライブバイダウンロード


ブラウザなどで、ユーザにばれないようにソフトウェアなどをダウンロードさせようとする行為をいう。サイトを閲覧しただけでウイルスに感染させられてしまうこともある。





・クリックジャッキング


サイトのリンクなどを隠蔽してクリックを誘う行為のこと。





・サイドチャネル攻撃


暗号解読手法で、暗号処理装置の動作を観察して、機密情報を取得しようとする攻撃のこと。





・標的型攻撃


特定の企業などを狙った攻撃のこと。関係者を装ってウイルスメールを送信したりする。





・出口戦略


マルウェアに感染したあとに、その被害を広げないようにする対策のこと。ファイアウォールを使って外部への通信を遮断したりすること。





・リスクベース認証


通常と違う環境からのログインのときは、通常の認証だけでなく、他の追加認証を要求する方式のこと。ユーザーの利便性を損なわずに、不正防止が可能になる。



  タチヨミ版はここまでとなります。


情報セキュリティマネジメント試験 用語集・プログラミング英単語

2022年3月13日 発行 初版

著  者:ライセンス ラボ
発  行:ライセンス ラボ出版

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