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中華古典料理集(九)酔ナツメ

食憲鴻秘、金受申

duotian出版



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食憲鴻秘(清時代の料理書、約三百年前)
 赤黒い大きな粒のナツメをきれいに洗った後、旧暦十二月に作った酒醸に浸す。そこに小さな杯一杯の焼酎を加えてから、瓶の中に貯蔵し、密封する。長期間経っても変質しない。空腹時に食べるのにぴったりだ。夜、本を読んでいるときに食べるのにもってこいだ。

金受申(1906-1968)
 冬に食べるもので、酒のつまみにもよく、酔い覚ましにもよく、新年の祝いに食べてもいいのが「酔ナツメ」だ。幼い頃、伯母の家の中庭にナツメの木が数本生えていて、毎年酔ナツメを作っていた。筆者が新年の祝いに行くと、必ず一皿ごちそうしてくれた。伯母が亡くなってから十六年たっており、久しく味わっていない。まず、八月中に木に実った赤いナツメの実をとる。虫食いのないきれいなものを清水で洗って清潔な壺に入れ、そこにパイカル(コウリャンを原料とした酒)を注いで、密封する。新年に取り出すと、まるで摘みたてのナツメのようで、酒の香りがかすかにし、美味で歯触りがいい。市販のものとは比べ物にならない。皮が嫌だったら、ナイフで剥けばいい。

中華古典料理集(九)酔ナツメ

2022年4月30日 発行 初版

著  者:食憲鴻秘、金受申
発  行:duotian出版

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