現代社会においてアニメは休日の暇な時間を埋める最適な役割を持っている。しかし、日本のアニメは多種多様で自分に合ったアニメを探すのは難しい。そこでこの本は読者の年齢に合ったおすすめのアニメを紹介していく。
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世の中には様々なジャンルのアニメが存在する。そして様々な人に向けられている。そんな中、私のおすすめするアニメを紹介する。
まず小学生~10代前半におすすめするのは「イナズマイレブン」。この作品のテーマは「超次元サッカー」と呼ばれるものであり、ニンテンドーDSで発売されたゲームが原作となっている。この作品は主人公の円堂守が雷門中学校の弱小サッカー部で日本一を目指していく物語なのだが、作中に出てくる必殺技が派手で、種類も豊富で、見ている私も次はどのような必殺技が出てくるのか毎回楽しみにしていた。続編が3期まで続いているのだが、どのシリーズもとても面白く見ごたえがあった。
次に10代後半~20代の方へおすすめするのは「THE IDOL M@STER」。このアニメの原作はゲームセンターに設置されているアーケードゲームとなっていて主人公の天海春香を中心に13人のアイドルが765(ナムコ)プロダクションを舞台にトップアイドルを目指していく物語である。最初は駆け出しアイドルだが、話が進んでいくにつれ、小さなライブ会場から始まったのが、最後には大きな会場でライブを行う。そのシーンを見た私は観客のように声を出してしまった。ここで多くを語ってしまうとネタバレになってしまうので少しだけ語ると、中でも私は合宿回がお気に入りである。
最後におすすめするのは2023年放映予定の「アイドルマスター ミリオンライブ!」。主人公の春日未来を中心にトップアイドルを目指していく物語なのだが、先ほど紹介した「THE IDOL M@STER」とは別時間軸のものとなっている。先ほどの13人の後輩にあたるアイドル達が39人が追加され、この39人をまとめて39プロジェクトと呼ばれている。このアニメはスマートフォン向けアプリ「アイドルマスター ミリオンライブ シアターデイズ」を題材としていて、私もよくプレイしている。情報公開されたのが2022年3月なので、まだあまり情報が出揃っていないのだが、私個人は待望のアニメ化なのでとても期待している。
以上が私がおすすめするアニメ3本である。正直私は今まであまり多くのアニメを見てこなかったが、今回紹介したアニメはとても面白そうだと感じた。今後も面白いアニメを私は見つけていきたい。
皆さんは、プロ野球選手に対してどのようなイメージを持っているだろうか。「野球が上手い人」や、「プロスポーツ選手の一種」といった、ぼんやりとしたイメージを抱いている方々が多いと私は予想する。なぜならば、著者も以前まで右記のような印象を持っていたためである。しかし、これより紹介する作品と出会ってからは、プロ野球選手は「野球をプレイすることで生計を立てている人」という具体的なキャラクターへと筆者の心象は変わった。選手はサラリーを受け取って生活をしている。すなわちプロ野球はビジネスなのである。2018年に放送されたアニメ『グラゼニ』は、そういったプロ野球選手の経済面に焦点を当てた作品だ。20代から30代の人々、あるいはそれ以上の年齢層に向けて著者がおすすめする。また、10代であっても、バイトなどを通して、「お金」と触れあう経験がある人などは、楽しく視聴できると推察する。
当作品の主人公、凡田夏之介は一般的なスポーツマンガやアニメの主人公像とはかけ離れている。2022年現在、アメリカ・メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平選手のように、160キロを超える直球を投げることもなければ、ホームランを連発するわけでもない。サイドスローという変則的なフォームを武器としている左投げ投手である。一言で表現すれば華がないのだ。この点はむしろ、当作品が同ジャンルの作品たちと差別化できる点であり、作品全体を通しての魅力である。
そんな凡田にも、主人公を務めるにふさわしいような特徴的なキャラクターであることを象徴する設定が用意されている。凡田の趣味は、同業者であるプロ野球選手の年俸を覚えることであり、プロ球団に所属する現役選手の年俸をすべて暗記している。そして、自身より低い年俸の打者に対しては強気に出られるため対戦成績が良く、年俸が高いスター選手を苦手とする、というものだ。ここには、野球選手の金銭面を中心に物語が展開されることが表れており、成績やチーム内の立場によって変動する年俸だけでなく、球団の財政面にまでスポットを当てている。
社会へ出て経済の中心を担っている人々、またはこれから社会へ出ていく学生に対して、金額の規模にギャップはある。しかし、「お金」について考えるきっかけとなる作品でもあることから、筆者は皆さんに『グラゼニ』をぜひ視聴していただきたい。
皆さんは「ハイキュー!!」を知っているだろうか。「ハイキュー!!」とは二〇一二年から二〇二〇年までの約八年間「週刊少年ジャンプ」にて古舘春一氏が連載していたバレーボール漫画である。主人公の日向翔陽は小学生の時、テレビで見た地元・烏野高校バレーボール部が「春の高校バレー 全日本バレーボール高等学校選手権大会」、通称「春高バレー」に出場し、その中でも「小さな巨人」と呼ばれたエースに憧れバレーボールを始める。中学生になり、最初で最後の大会に出場した日向は、優勝候補のチームと初戦で当たってしまう。そこで出会ったのが「コート上の王様」と呼ばれていた影山飛雄という人物だ。彼との出会いをきっかけに、日向は高校で打倒影山を誓い、憧れの烏野高校へと入学した。しかしながらそこにいたのは、打倒を誓った影山であり、入学早々問題を起こした日向と影山はキャプテン・澤村大地から入部を保留されてしまう事態に……。バレーボールを通じて様々な人物との出会いとそれぞれの成長を描いた本作品に、魅了されるであろう。
では具体的にどこがおすすめなのかというと、大きく三つある。まず一つ目は「バレーボールについて知ることが出来る」ことだ。私は「ハイキュー!!」を読むまで、バレーボールのルールなどについて全く知らなかった。それは作品内で出てくる顧問・武田一鉄先生なども同じであった。そのため詳しい説明がされており、読んでいるだけでどんどんバレーボールについて学ぶことが出来た。二つ目は「成長を感じられる」点である。日向をはじめ烏野高校の成長は素晴らしく、最初は「飛べない烏」と揶揄されていたが、ちぐはぐだったプレーも徐々に歯車が嚙み合うようになり、挫折を乗り越え数々の強豪校を撃破していく。各キャラクターの成長は読んでいて伝わるとともに共感を覚えるであろう。三つ目に「日常を描いている」という点だ。「部活動」という多くの人が経験したことのある活動において、目標に向かって頑張る姿はかっこいいものである。彼らは「春高バレーに出場する」という目標に向かって日々努力をしてきた。もちろん負けを知り、課題を知り、壁にぶつかることもあったが「勝つために」チーム一丸となり、時にはライバル校から学び日々鍛錬をしていったのだ。高校三年間というあっという間の時間に、彼らが出来る最善を尽くす姿は、読者を魅了するはずだ。また、部活帰りに主将が肉まんを奢る場面や大会に出場するにあたって「テスト」という学業の壁もあり、学生生活の日常を描いた笑える要素も十分である。
いかがだっただろうか。「ハイキュー!!」は王道スポーツ漫画であるため、作品自体も非常に面白い。そのうえ誰もが経験したことのある「高校生活」と「部活動」という要素から、彼らに共感する部分も多い。そのためきっと読んでいるだけで「青春」を味わうことが出来るのではないだろうか。バレーボールを知らなくても、一度はこの漫画を手に取ってみてほしい。きっとあなたも「ハイキュー!!」の魅力にハマってしまうであろう。
2022年7月28日 発行 初版
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2001年5月19日生まれ