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私が紹介する新しい趣味は「ライブ鑑賞」である。特にアイドルのライブに行くことを趣味の一つとして勧めたい。この本を手に取っている方はアイドルといわれて思い当たる人やグループはいるだろうか? ジャニーズから、AKBをはじめとした48G、K-POP、メジャーデビューをしていない地下アイドルまで、一言で「アイドル」といっても男女のちがいや、そしてそれぞれがもつテーマやジャンルもたくさんある。1980年代のアイドルブームから現在まで多くのアイドルが存在してきたが、その中でも今回は女性アイドルグループ「乃木坂46」を取り上げて「ライブ鑑賞」という趣味の魅力について紹介したいと思う。
皆さんは「乃木坂46」というグループを知っているだろうか。グループの名前はテレビやSNSが浸透した世の中であれば詳しくはなくてもほとんどの人は知っているかと思う。2022年6月現在、2011年活動開始の1期生から、2022年加入の5期生まで14歳〜28歳の全44名で構成されている、2022年に10周年を迎えたグループである。
メンバーは本業であるライブイベントや音楽番組への出演、ファンとの交流の場である握手会・ミート&グリート(オンラインで1対1のお話し会)のほかにも、個人での仕事としてモデル活動やバラエティ出演、メンバー個人の冠ラジオというように、グループ内外でも活躍の幅を広げている。
さて、先ほども触れたが、この本を読んでいる方に新しい趣味として紹介したいのは「アイドルのライブを鑑賞する(=ライブに参戦する)」ということである。
発売されている音源は公式YouTubeチャンネルや各種配信サイトでいつでも聞くことができ、歌って踊っている姿もテレビの音楽番組で見ることができる。直接メンバーを見るのはコロナ禍以前であれば握手会、コロナ禍の現在は対面ではないがオンライン上で直接お話をすることもできる。ではわざわざライブに行く意味はなんだろうか。私はライブ会場独特の雰囲気を楽しみに行くためだと思う。現地ならではの開場前からの熱気、開演後のファンのコール、終演後の満員電車で参加した別のファンの感想をまとめたライブレポートを読む……他にも挙げるとキリがないが、ライブで得ることのできる高揚感というのは他の趣味では得られないものだと思う。
本稿ではアイドルの例として乃木坂46を紹介し、「ライブ鑑賞」の魅力について述べてきた。わざわざ時間とお金を使ってライブに行くのは、現地ならではの雰囲気を楽しむためである。ライブ会場に行ったことがない人は、興味が少しでもあるアーティストのライブにぜひ行ってみてほしい。会場へ実際に行くことならではの雰囲気や熱気に圧倒され、気づいたらまたライブに参加し、趣味が「ライブ鑑賞」になっていることだろう。
「推し活」。それはアイドルや俳優、声優やキャラクターなど、自分が夢中になっているものに熱を注ぐこと。その内容は多岐にわたる。ライブやイベントに参加し、実際に「会いに行くもの」から、グッズを購入したり店舗等に飾られたポスターやサイン色紙を見に行く「会いに行かないもの」まで。つまり、「推し」に関わる全ての行動が「推し活」と捉えられる。
多種多様な「推し活」の中から、ここでは街中のカフェで行う「推し活」について紹介していく。
「カフェで推し活」はその名の通りカフェで行う推し活のことを指す。前段で紹介した推し活の中でも「会いに行かないもの」に分類される。
用意する物は推しのグッズとスマートフォン。そしておしゃれな外装やメニューのあるカフェ。「かわいい」や「おしゃれ」なスイーツ等の横に推しのグッズを添えて写真を撮れば、「カフェで推し活」は完成する。
ここでポイントとなるのが「おしゃれな写真を撮ること」である。所謂「映え」だ。推しとスイーツをおしゃれに撮るべく、角度を変え明るさを変え試行錯誤しながら写真を撮る。
綺麗に写真が撮れた時点で「カフェで推し活」は完成するが、SNSに投稿するのも良いだろう。所謂「インスタ映え」に推しを融合させたものとなる。
まず、並べるグッズでおすすめなものはポストカードやチェキで撮った写真等の印刷物かアクリルスタンドだ。
ポストカードのような印刷物は、平面的な写真を撮るのに最適である。お皿の横に添え、真上から全体の写真を撮ると良いだろう。
アクリルスタンドとは、自立させられるグッズのことで、立体的な写真を撮るのに適している。スイーツの横や後ろに立たせれば、まるでそこに推しがいるかのような写真を撮ることが出来る。
これまで「カフェで推し活」について説明し、ポイントを解説したが一概にこれが良いというものはない。
グッズや推しの雰囲気、選ぶカフェやメニューによって様々であり、全く同じ「推し活」はないだろう。また、それを評価する者も基準もない為、自分らしく行えば良いのである。
また、Instagramで「#推し活」や「#推し活カフェ」のハッシュタグを検索すると「カフェで推し活」をしている様子や推し活向けのカフェの情報が投稿されているので、気軽に調べてみよう。イメージが湧くかもしれない。
次の推し活は、カフェでやってみてはいかがだろうか。
今回、「新しい趣味のススメ」ということで、大好きな「リアル脱出ゲーム」(SCRAPの登録商標)を紹介したいと思います。
数ある体験型脱出ゲームの中でSCRAPのリアル脱出ゲームにハマった理由は、コロナ禍でも安心のオンライン公演の豊富さに惹かれたからです。そんな時事にも即対応のリアル脱出ゲーム、「新しい」趣味としてうってつけなのではないでしょうか。
マンションの一室や野球場や学校、廃病院、そして地下鉄や六本木ヒルズなど様々な場所を舞台に、謎を解いてそこから「脱出」することを目的とした体験型ゲーム・イベントです。
[SCRAP公式HPより引用]
https://realdgame.jp/about.html
そう。広い野球場から、ホール、はたまた狭い小部屋まで様々な空間に閉じ込められて、謎を解いて脱出するというゲームです。定員が1人~2人プレイの公演以外では最大定員を揃えずに行くと、知らない他のお客さんと組まされて協力することになる場合があります。感覚的には、映画などでよくある無作為に集められたデスゲームみたいな緊張感が味わえます。あの画面の中でしかなかった脱出ゲームが、リアルに立ちはだかるのです。
ところがそのスリルは、オンライン公演だと半減するのでは? と思うかもしれません。そんな皆さんの心配を払拭いたしましょう。一口にオンライン公演と言っても種類がたくさんあります。一人でもチャレンジできるノベルゲーム形式のもの、知らない人たちとの制限時間あり・一斉プレイのもの、離れた友達や恋人とできる協力型のもの……私が斬新だと思ったのは三つ目の、離れたパソコンでプレイする協力型のゲームです。
まず二つで一組のキットを購入します。別々に売っているので、自分は片方を買って、離れた相手にもう片方を買ってもらうことが可能です。Zoomなどのテレビ電話で相手と繋がって、キットに書かれたQRコードを読み込んだらゲームスタートです。
ゲームの内容は「二つのホテルの客室に閉じ込められた二人が通信機を駆使して謎を解き爆弾の爆発を防ぐ」「北極と南極それぞれの基地から通信機器を駆使して謎を解き兵器の暴走を防ぐ」など、この現実の「会えない」という状況をストーリーに組み込むことで、フラストレーションをスリルに代えてくれます。会えないからこそ成立する「リアル」脱出ゲームがそこには確かに存在します。
どうですか? 興味出てきました?
もう「ウィズコロナ」と言われて久しい今日、直接リアル脱出ゲームの店舗に足を運んでもいいかもしれません。勿論私はこっちも大好きです。都内に6箇所もあります。大学帰りに寄ってみてください。
◆ 体験型謎解きエンターテインメント「リアル脱出ゲーム」店舗情報
https://realdgame.jp/shop/
しかし一方で、「大学が急に対面になったから東京に来なくてはいけなくなって、最近まで一緒にコロナ禍を耐えていた地元の友達と会えなくなった」というケースも珍しくないんじゃないでしょうか。
そんな友達とオンラインリアル脱出ゲームをプレイしながら、「なんだか世間と逆だな」と笑い合うのも「新しい」青春の形だと思うのです。
さあ、リアル脱出ゲームの世界へ。
◆ 体験型謎解きエンターテインメント「リアル脱出ゲーム」公演情報
https://realdgame.jp/event/event-shop/
2022年7月22日 発行 初版
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