私が勧める音楽

麻枝圭太

　音楽と一口に言っても日本におけるその種類は様々なものがある。邦楽や洋楽、ロックやヒップホップ、クラシックやジャズなど掘り下げればどんどん出てくるほどに音楽とは奥深いものである。そんな中で日本に住んでいるならば一番聴きなじみがあるものは邦楽だろう。そこで、私が勧めたいアーティストは邦楽から選ぼうと思う。私が勧めたいアーティストは「椎名林檎」だ。
　椎名林檎は、日本のシンガーソングライターで、２００４年からはロックバンド「東京事変」のボーカリストとしても活動している。東京事変の結成時には、すでに彼女はシンガーソングライターとしてトップアーティストの仲間入りを果たしていた。そんな彼女の魅力を語っていこうと思う。
　まず彼女の魅力として一番にあげたいのは「その声」だ。彼女がデビューしたのは１９９８年のシングル『幸福論』だが、そのころから唯一無二な声の才能を発揮していた。当時彼女は１９歳で、高校生の時からバンドを結成して、コンテストに出場していた。１９９８年９月には、２ｎｄシングル『歌舞伎町の女王』をリリースした。『幸福論』ではポップなサウンドに持ち味であるハスキーのような声をあて、その対比が面白かったが、『歌舞伎町の女王』では、ノスタルジックでディープなサウンドに声をあてているため、より妖艶で曲に深く没頭できる世界観を作り出していた。
　１ｓｔ、２ｎｄと独特な感性と世界観で徐々に知名度をあげていったが、１９９９年１月に３ｒｄシングルとしてリリースした『ここでキスして』では女子の不安な心をいい意味で生々しい歌詞とその歌声で表現している。実は、この曲は「あまりにぶきっちょな感じで恥ずかしかったから、本当は絶対に出したくなかった」と本人が語っていた。（※）それもそのはずで、彼女の代表曲の１つでもあるこの曲は、なんと１７歳の時に作ったというのだ。これには驚いた。１ｓｔ、２ｎｄのリアクションを受けて、次はあえて思い切りイメージを裏切ろうという思いからストレートなラブソングを発表することになった。この逸話の上で、この曲は発表されたのだ。
　他にも『本能』や『罪と罰』、『丸の内サディスティック』など彼女の代表曲ともいえる曲は数多くある。アルバムの構成や対比、秒数までこだわる彼女のライブパフォーマンスも圧巻である。
　この記事で少しでも興味を持ったらぜひ「椎名林檎」の沼にハマってみてはいかがだろうか。

※出典

https://sp.universal-music.co.jp/ringo/special/saga/rat/003/003_1.htm

Metal is forever!!

マッチョ

　生活の中で音楽を聴いている人は多いと思いますが、人によっては気に入ったジャンルしか聴かないということもあるでしょう。もちろんそれを否定はできませんが、僕はとてももったいないことだと思います。今回は僕のよく聴く音楽の中で、特に周囲にあまり聴いている人がいないと感じるものを紹介します。これを読んだ方の世界が広がる一助になればと思います。
　僕はメタルをおすすめします。普段からメタルを聴いていない人からするとメタラーにはグラサンや髭、革ジャン、ピアス、赤髪といったいかついイメージがあるかもしれませんが、それはあくまで一握りの人でしかありません。一口にメタルといってもジャンルはかなり細分化しています。ヘビーメタル、デスメタルといった重く激しいものもありますが、爽やかなものも多く様々です。
　メタルを聴くと、とにかく気分が上がります。通学のときや気合を入れたいときなどによく聴いています。
　僕のメタル入門はGamma Rayでした。Gamma Rayは比較的取っつきやすいほうだと思います。HELLOWEENというバンドのギター・ボーカルであるKai Hansenが立ち上げたバンドです。メンバーの入れ替わりによって時期で音楽性が異なるのも魅力のひとつで、僕はPrimal FearのボーカルでもあるRalf Scheepersがボーカルだったころが好きです。既に脱退してしまいましたが、現在もライブに来てくれることもあるので安心してください。ビジュアルもスキンヘッドに圧倒的なガタイの良さはカッコイイの一言に尽きます。憧れます。
　 日本人がメタルやロックによく触れているジャンルがあります。それはアニソンです。アニソンは比較的激しいものも多くあるので、メタルに抵抗があったとしても聴いてみると耳に馴染むかもしれません。
　最後にいくつかバンドを紹介して終わります。

・Nothgard

　典型的な北欧メタルと呼ばれるバンドで、ビジュアルから曲からいかついです。

・Arch enemy

　これを読み進める前にまず聴いて欲しいくらいなのですが、言ってしまうとボーカルは女性です。とても女性とは思えないデスボイスは圧巻の一言です。

・SiM　

　The Rumblingという曲をどこかで聴いたことがあるかもしれません。僕もその口ですが、人気アニメの主題歌に選ばれてから、一躍有名になりました。いきなり爆音で始まるクライマックス感がとても良かったです。

　
　紹介が少し偏りましたが、これを読み終えたみなさんは既にメタラーの端くれです。