雪が降る。雪が舞う。
　白い結晶。
　それが甘い綿菓子みたいだ。
　子供の頃の純粋な心。
　大切なものが見えてる。
　心の瞳。
　　

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　もう少しで、クリスマス。
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　小さな頃の僕に、会いに行く。

　心の器には何もまだ入ってない。

　米粒みたいな、小さな僕がいる。
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　好きな様にして、

　好きな様にする、僕がいる。
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　ビュー、ビュー。

　雪も、吹雪も、霙も、寒さだって、

　どんとこい、なんだ。
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　見えなくなったものが、見えてる。

　何か、面白いなー。
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　見えなくなったもの、

　見えなかったものが、見える。
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　ポジティブだって、

　ネガティブだって、

　何にもない、米粒みたいな、

　小さな僕がいる。
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　サンタさんは、今年も来てくれるかな。

　プレゼントは何かな。

　あれならいいな。

　これならいいな。
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　大きな人かな。

　モクモクした、白い髭かな。

　トナカイさんも、一緒かな。
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　一目でいい、

　見てみたいんだ。
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　一目、見れなくてもいい。

　サンタさんの手紙が欲しい。

　書いた文字を見てみたい。
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　どんな字を、書くんだろう。

　何か、神秘的だな。
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　今日は、寝ないぞ。

　ずっと、起きててやる。

　ｚｚｚ・・。
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　小さな、小さな、僕がいる。
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　あの頃の、

　小さな小さな、

　米粒みたいな、そんな僕。
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　その僕には、大切なものが見える。
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　その僕には、大切な人が見える。
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　米粒みたいだった、

　あの頃の、僕。

　大切な人が、見えるんだ。
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　いつだって、見えるんだ。
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　大切なことが、わかるんだ。
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　大切なものが、わかるんだ。
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　大切な人。

　大切なこと。

　大切なもの。

　大切な。
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