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写真集 地球の景

清水正弘

深呼吸出版



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まえがき・ 『景』とはなんぞや

時間的な陰陽の狭間・九景

 日の出前のヘルンリ小屋・マッターホルン山麓
 死海の夕暮れ時・イスラエル
 モンゴル西部・アルタイ山脈の黄昏れ時
 タージマハール廟の日没前・インド
 チッピング・カムデンの黄金色の空・イギリス
 極東ロシア・冬の平原
 早朝のマッターホルン登山開始時
 シルクロードの遺跡で迎えた日没
 スラウェシ島の黄昏れ・インドネシア

祈りと巡礼の記憶・十一景

 タクツァン僧院・ブータン
 リラの僧院・ブルガリア
 ガンジス河畔の沐浴・インド
 釈迦生誕地・ネパール  
 伽耶山(海印寺)・韓国
 メティオラ僧院・ギリシャ
 高原の巡礼者・チベット
 サンチャゴ・デ・コンポステーラ スペイン
 ブルーモスク内部・トルコ
 河岸の火葬場・ネパール
 インカトレイルから見るマチュピチュ・ペルー

天地が胎動する場・十八景

 地球のテッペン・北極点
 ドロミテ岩峰群・イタリア
 フィッツロイ山脈・パタゴニア
 天山山脈・カザフスタン
 ロッキー山脈・カナダ
 北極海
 ブリトヴィッツェ湖沼群・クロアチア
 パミール高原・新疆ウイグル自治区
 ヒマラヤ山脈・ネパール
 冬場のカッパドキア・トルコ
 コロンビア氷河・アラスカ
 万峰林・中国
 キリマンジャロ山・アフリカ
 テカポ湖・ニュージーランド
 アルプスと花々・スイス
 パタゴニアの洞窟・チリ
 世界最高峰・エベレストのベースキャンプ
 キングジョージ島・南極

人々の営み世界・二十一景

 黄昏れ時の路地・南ドイツ
 カザフ刺繍・モンゴル西部
 黄昏れ時の茶店・ボスニアヘルチェコビナ
 トルコの温泉地
 ベルベル族・モロッコの砂漠
 ピーターラビット創作の家・イギリス
 タライ平原にて・ネパール
 シルクロードのオアシス・新疆ウイグル自治区
 台中の夜店・台湾
 ダニ族集落・インドネシア領イリアンジャヤ
 ヒマラヤの秘境ドルポにて
 貧民窟の入れ墨館・タイ
 カレル橋・チェコスロバキア
 教会前での大道芸・チリ
 九份の夜・台湾
 マラケシュの市場・モロッコ
 忘れられた峠町バンディプール・ネパール
 染色工房・モロッコ
 出勤タイム・ベトナム
 ハンガリアンダンス・ハンガリー
 超高層ビル・ドバイ

歴史の遺産時空を遡る・十四景

 闇夜にライトアップされたポタラ宮殿(チベット)
 兵馬俑・中国
 ローマ時代の遺跡・トルコ
 ドブロブニク城塞・クロアチア
 テルチ歴史地区・チェコスロバキア
 カジュラホ・インド
 敦煌の莫高窟(中国)
 ハルシュタット・オーストリア
 アウシュビッツ・ポーランド
 チェスキー・クルムロフ歴史地区・チェコスロバキア
 嘆きの壁・イスラエル
 ドラキュラ城・ルーマニア
 サグラダファミリア・スペイン
 トルストイの墓・ロシア

『景』とはなんぞや

『景』がつく単語には、風景・景観・美景・珍景・奇景・情景・遠景・佳景・景勝・景物・光景・叙景・絶景・点景・背景・夜景などなど多種・多岐にわたる。

どれも、私たちの日常生活において使用頻度の高い単語ばかりである。それだけ、『景』という文字は私たちの意識層に沈静しているのである。

さて、その『景』という文字は、(日+京)で構成されている。(日)は、太陽の象形を表し、(京)は、高い丘の上に建つ建物を意味すると言われている。

漢字学者の白川静氏によると、景は「ひかり(日光)」と「かげ」という相反する意味も有しているということである。歴史的には「かげ」の意味登場の方が早いとも言われる。

自己流に解釈すると、『景』を観るという(行為)は、高い丘の上から太陽の光と影(陰)を観察することではないかとも思う。すなわち、世俗の物事には、必ず明と暗があり複層的な視座が求められるということだろうか。

風景学者のアラン・コルバン氏は次のように語る。

「風景とは単なる物理的な環境だけでもなければ、視覚的にのみ捉えられるものでもない。それは複雑な感性(五感とそれを知覚した人々の情動や思考)によって捉えられ、その経験が重なり合うことによって風景として構築される」

観ている人にとって、視野に映っている光景は、その人の深層意識の中でしっかりと意味づけされない限り、『景』として記憶されていかないということをコルバン氏は言っているのだろう。

私は、これまで約四十年弱、海外の秘境・辺境・山岳エリアを中心にした、エスノグラフィック・フィールドワークを重ねてきた。

多くのフィールドで『景』として記録・記憶されたシーンが蓄積されてきている。その中から、幾枚かの『景』を写真で紹介するのが、この本の目的である。

※ 一九八〇年代以前に撮影した写真は、デジタル保存ではないので、色調などに変化が生じてもいるので、予め御諒解いただきたい。

※ また、紙面数の関係上、ある一定の分量しか紹介できないこともご理解いただきたい。






時間的な陰陽の狭間

日の出前のヘルンリ小屋・マッターホルン山麓
死海の夕暮れ時・イスラエル
モンゴル西部・アルタイ山脈の黄昏れ時
タージマハール廟の日没前・インド
チッピング・カムデンの黄金色の空・イギリス
極東ロシア・冬の平原
早朝のマッターホルン登山開始時
シルクロードの遺跡で迎えた日没
スラウェシ島の黄昏れ・インドネシア
エーゲ海の日没前・ギリシャ






祈りと巡礼の記憶

タクツアン僧院・ブータン
リラの僧院・ブルガリア
ガンジス河畔の沐浴・インド
釈迦生誕地・ネパール
伽耶山(海印寺)・韓国
メティオラ僧院・ギリシャ
高原の巡礼者・チベット
サンチャゴ・デ・コンポステーラ スペイン
ブルーモスク内部・トルコ
河岸の火葬場・ネパール
インカトレイルから見るマチュピチュ・ペルー






天地が胎動する場

地球のテッペン・北極点
ドロミテ岩峰群・イタリア
フィッツロイ山脈・パタゴニア
天山山脈・カザフスタン
ロッキー山脈・カナダ
北極海
ブリトヴィッツェ・クロアチア
パミール高原・新疆ウイグル自治区
ヒマラヤ山脈・ネパール
冬場のカッパドキア・トルコ
コロンビア氷河・アラスカ
万峰林・中国
キリマンジャロ山・アフリカ
テカポ湖・ニュージーランド
アルプスと花々・スイス
パタゴニアの洞窟・チリ
世界最高峰・エベレストのベースキャンプ
キングジョージ島・南極






人々の営み世界

黄昏れ時の路地・南ドイツ
カザフ刺繍・モンゴル西部
黄昏れ時の茶店・ボスニアヘルチェコビナ
トルコの温泉
トアレグ族・モロッコの砂漠
ピーターラビット創作の家・イギリス
ウイーンの下町にて・オーストリア
不老長寿の里フンザ・パキスタン
極北の島・グリーンランド
タライ平原にて・ネパール
シルクロードのオアシス・新疆ウイグル自治区
台中の夜店・台湾
ダニ族の集落にて・インドネシア領イリアンジャヤ
ヒマラヤの秘境ドルポにて
貧民窟の入れ墨館・タイ
カレル橋・チェコスロバキア
教会前での大道芸・チリ
九份・台湾
マラケシュの市場・モロッコ
忘れられた峠町バンディプール・ネパール
染色工房・モロッコ
出勤タイム・ベトナム
ハンガリアンダンス・ハンガリー
超高層ビル・ドバイ






歴史の遺産時空を遡る

闇夜にライトアップされたポタラ宮殿(チベット)
兵馬俑・中国
ローマ時代の遺跡・トルコ
ドブロブニク城塞・クロアチア
テルチ歴史地区・チェコスロバキア
カジュラホ・インド
敦煌の莫高窟(中国)
ハルシュタット・オーストリア
アウシュビッツ・ポーランド
チェスキー・クルムロフ歴史地区 ・チェコスロバキア
嘆きの壁・イスラエル
ドラキュラ城・ルーマニア
サグラダファミリア・スペイン
トルストイの墓・ロシア

写真集 地球の景

2023年5月22日 発行 初版

著  者:清水正弘
発  行:深呼吸出版

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清水正弘

二十歳の時にダライ・ラマ十四世と個人的に出会った事が、世界の山岳・辺境・秘境・極地へのエスノグラフィック・フィールドワークへのゲートウェイだった。その後国内外の「辺(ほとり)」の情景を求めて、国内外各地を探査する。 三十歳代にて鍼灸師と山岳ガイドの資格を取得した後は、日本初のフリーランス・トラベルセラピストとして活動を始める。そのフィールドは、国内の里地・里山から歴史的、文化的、自然的に普遍価値を有する世界各地のエリアである。 また、健康ツーリズム研究所の代表として、大学非常勤講師を務めながら、地方自治体における地域振興のアドバイザーとしても活躍している。 日本トラベルセラピー協会の共同創設者でもある。

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