野球観戦のすすめ

杉山義明

はじめに

　私が趣味としておすすめするのは野球観戦です。本稿では、野球観戦の魅力について語っていきたいと思います。

巨人というチーム

　まず、野球観戦をしようと思ってもどのチームを応援したらいいのか分からないという方もいらっしゃるかと思います。そこでそんな人におすすめするチームは読売ジャイアンツ、通称〝巨人〟です。おすすめする理由としては著者の私が応援しているというのも理由の一つですが、巨人というチームは世間的にも人気であるので応援しやすいと思ったからです。まず坂本勇人選手、菅野智之選手、岡本和真選手、丸佳浩選手、中田翔選手などの球界を代表する選手や長野久義選手、松田宣浩選手、中島宏之選手、梶谷隆幸選手などの輝かしい実績を誇るベテラン選手だけでなく、戸郷翔征選手、秋広優人選手、山崎伊織選手などのこれからの球界を背負うであろう若手選手達も多数在籍しており、とても魅力的なチームだと思います。なので、特に応援する球団が決めきれない人はぜひ一度巨人戦を観てみて欲しいです。

球場別おすすめポイント

　次に応援するチームが決まってもどこの球場で観戦すべきか迷っている皆さんのために関東の球場別おすすめポイントをお教えします。まず、主に巨人主催の試合が開催される東京ドームについてです。
　野球場と言われて真っ先に思い浮かぶのが東京ドームという方は多いと思います。そんな東京ドームはアリーナ冷暖房システムが搭載されているので夏でも快適に涼しく観戦できます。さらに、天気の影響を受けないので、よっぽどのことがない限り試合が中止になることがないです。また、文京区にあるのでアクセスがしやすいです。
　次に東京ヤクルトスワローズの主催試合が行われる明治神宮野球場と横浜ⅮｅＮＡベイスターズの主催試合が行われる横浜スタジアムについてです。どちらも野外球場で、東京ドームよりも選手との距離が近いので、迫力があります。また、太陽の下で野球を観るのもたのしいですし、夜風にあたりながら観る野球もとても趣深いと思います。
　次に、千葉ロッテマリーンズの主催試合が行われるＺＯＺＯマリンスタジアムです。ＺＯＺＯマリンスタジアムの魅力はなんと言ってもロッテ応援団の大迫力の応援です。野球の応援には珍しく、手拍子とジャンプが主体の応援をしており、ロッテのチャンス時では球場全体が揺れます。また、ファンの声量が桁違いなので、他球団の応援とは迫力が違います。
　そして最後に、埼玉西武ライオンズの主催試合が行われるベルーナドームです。ベルーナドームは半ドーム型の球場でドームと野外どちらの良さも味わうことができます。以上が関東の球場別おすすめポイントです。

野球観戦のお供

　私が野球観戦のお供としておすすめするのはやはりビールでしょう。特に神宮球場や横浜スタジアムなどの野外球場で飲むビールは格別です。
　また、個人的に野球観戦の時に食べるご飯はピザと決めています。球場でピザとビール。美味しくないわけが無いです。他にも選手プロデュースのお弁当や数々のチェーン店が球場の中にあり、夜ご飯や昼ご飯に困ることは無いでしょう。
　また、アイスやシャーベットのなどのスイーツも販売されており、夏の球場で食べる冷たいスイーツはとても美味しいのでぜひ球場に足を運んで食べてみて欲しいです

おわりに 野球観戦の魅力

ここまでに綴ってきたように野球観戦の楽しみ方には様々なものがあり、まずは観戦してみて自分流の楽しみ方を見つけていくとより楽しくなります。純粋に応援を楽しむのも、ビールや食べ物とともに楽しむのもあなたの自由です。私と一緒に野球観戦ライフを楽しみましょう！

御朱印蒐集のしおり

五円玉

はじめに

　今回私が紹介する趣味は御朱印集めです。皆さんは、「御朱印集め」と聞くと、どのようなイメージが浮かびますか？「神社やお寺が好きじゃないといけない」「興味はあるけど敷居が高そう」「そもそも、御朱印って何？」という人もいるかもしれません。神社やお寺に詳しくなくても大丈夫！
　本稿では、実は最近ブームになってきている御朱印集めの魅力や御朱印について紹介していきたいと思います。

「御朱印」とは

　御朱印は神社やお寺で参拝した証としていただくもので、「神仏とのご縁の記録」です。印章と寺社の名称や神様・仏様の名前、日付などが墨書きされたもので、御朱印帳に直接書いてもらうものが一般的ですが、絵が印刷されていたり、色がついていたりする特別な紙などにあらかじめ書かれているものをいただいて自分で帳面に貼るものもあります。コロナ禍では接触を控えるために書置きの御朱印を用意しているところが多くなっていました。コロナ禍前後でも、繁忙期などで書置きの御朱印を用意している寺社は少なくありません。
　御朱印を書いてもらったり貼ったりする御朱印帳も種類や大きさが様々で、寺社オリジナルのものからキャラクターものまであり、自分の好みのものを選ぶことができます。また、百円ショップや書店などでも売られていることがあり、手にしやすくなってきています。

御朱印集めでのマナー

　御朱印は「神社やお寺で参拝した証」のため、しっかりお参りをしてからいただきに行くのが決まりになっています。しかし、場所によっては入口で御朱印帳を預け、参拝したり境内をまわったりしている間に書いてもらい、帰りに受け取るようにしている神社もあるため、どこで御朱印をもらえるのかを確認することが大切です。また、御朱印帳はページが沢山あるため、書いてもらいたいページをすぐに開けるようにしておくことがポイントです。

御朱印集めの魅力

　寺社によっては、由来や行事等が書かれた紙を挟んでくれることもあり、その寺社の簡単な歴史などを知ることができます。また、期間限定の御朱印もあり、同じ神社・お寺でも別の種類の御朱印をもらうこともできます。特に神社では、祀っている神様や祀られている場所ごとに御朱印が用意されていることが多く、一つの神社でいただいた御朱印を見比べると、印章や書かれている内容が異なっているのが分かります。例として、後述する伏見稲荷大社や鹿苑寺があります。それらを並べて見返すことで旅の思い出が甦ると共に新たな発見をすることができます。

御朱印の特徴

　ここで、私が蒐集した御朱印を例に挙げて紹介したいと思います。
　千本鳥居で有名な伏見稲荷大社。伏見稲荷大社では、あの有名な鳥居のトンネルをくぐった先にある奥社と呼ばれるところまでで、３体の御朱印をいただくことができます。いずれも御朱印自体は書置きのものですが、和紙に同系色で薄く柄が入っている特徴的なものになっています。３体のうち２体は書かれている内容や判は同じですが、紙が異なり、一方は白紙の右下に鳥居の柄、もう一方は紙全体には薄い色で稲荷が描かれ、右下に実際の稲荷の像の写真がプリントされた紙になっています。残るもう１体は、白紙の右下に鳥居と絵馬の柄がプリントされ、他２体とは異なる判が押されています。
　金閣寺の通称で有名な鹿苑寺。鹿苑寺では、舎利殿と不動明王の御朱印をいただくことができます。鹿苑寺の御朱印は書かれている内容も、判も、すべて異なっています。どちらの御朱印にも「金閣」と書かれた判が押されているのは共通していますが、その判も異なる物が押されています。
　このように、同じ神社であっていくつかの御朱印が用意されていることによって、少し離れたところにあるお社でも、足を延ばしてみようという気にさせているようにも思えます。

おわりに

　ここまで述べてきて、気を付けるべきマナーはあっても、御朱印集めは決して敷居の高いものではなく、寺社仏閣に詳しくなくても楽しむことができるものであることと、ついつい集めたくなってしまう理由が分かっていただけたと思います。興味を持った方は、勇気を出して未知の世界に飛び込んでみませんか？