spine
jacket

マチルダさんの思いとスペンサー氏の判断から世界へ届くことを願って。

はじめに

マチルダ・オードネル・マックエルロイが提供した文書に基づいて ローレンス R. スペンサーが編集 (初版2015年)

世に「ロズウェル事件」と呼ばれていますが、1947年7月7日にニューメキシコ州ロズウェルで墜落したUFOで、たった一人、乗組員が生存していました。

この本は、宇宙の中央付近に存在する「ドメイン」から来たパイロット兼技術者である女性士官「エアル(Airl)」と、ただ一人テレパシーで交信できた、アメリカ陸軍看護師、「マチルダ・マックエルロイ女史」の驚愕の手記です。

エアルとの交信から60年後、安楽死を選んだ彼女は、信頼していた作家、ローレンス・スペンサー氏にこの本を託しました。

ここに上げたのは、エアルが英語を学んだあと、マチルダとのテレパシーによる意思の疎通が飛躍的に進んだ第6章からの抜粋です。

なお、文中の「IS-BE」とは、エアルの定義で、創造主のエネルギーを宿した「在りて・成る」意識を持つ、我々人間のことです。

───────────────────────



エアル マチルダ・マックエルロイ記

マチルダ・マックエルロイ

Royal Geographic in Bangkok 出版



───────────────────────




  この本はタチヨミ版です。

 目 次

最初の手紙

第6章 エアル

第7章 地球の古代史レッスン

第8章 近代史のレッスン

第9章その1 出来事のタイムライン

第9章その2 出来事のタイムライン

第10章その1 生物学のレッスン

第10章その2 生物学のレッスン

第11章 サイエンスのレッスン

第12章 不死のレッスン

第13章 未来のレッスン

第14章 エアル 記録文書を審査する

第15章 私への尋問

第16章 エアルとの別れ

追伸 転生か解脱か? 私たち全員に幸運を

最初の手紙

2007年8月12日

親愛なるローレンスへ

軍隊から除隊された後に私が購入した古いアンダーウッドのタイプライターでこの手紙を打っています。それはこの手紙とこの封筒に同封された文書の題目になぜだかふさわしい対象のように思えます。

最後に私があなたに話したのは8年前ぐらいですね。私との短い電話インタビューの中 であなたは執筆中だった「ザ・オズファクターズ」の本の取材で私に助力を求めました。

なぜならあなたは、地球外生物が地球の歴史に影響を与えた可能性に関する調査に役立つ何かを私が知っているかもしれないと疑っていたからです。私たちが話した時、私はどのような事柄についてもあなたに教えることが できる情報はありませんと言いました。

その後、私はあなたの本を読み、とても興味深くて説得力があると思いました。明らかにあなたはしっかりと下調べをした人で、私自身の体験を理解できる人です。私たちの電話でのやりとりであなたが「大いなる力には大いなる責任が伴う」と分かりやすく言い換 えることによって古の哲学者をほのめかしたことについてよく考えます。

力は私の人生にも、私があなたに同封された文書を送った理由にも関係ないと思いますが、あなたは確実に私に自分の責任について考えさせるようにしました。

私は自分の態度を考え直しました。それには様々な理由がありますが、その中でもあなたは正しかったと私が気付いたことは小さくありません。少なくとも私は自分に対して責任があります。

私が 1947年から耐えてきた 道徳的な不決断とスピリチュアルな葛藤という個人的な地獄をあなたに伝えるのは不可能です。

私は「もしかしたら私はそうするべきだったかもしれない、いや、もしかしたら私はそうするべきでなかったかもしれない」というゲームを永遠に遊び続けたくはありません!

私が今に至るまで社会から抑えることに貢献してきた知識が暴露される可能性を消し去るために、多くの人が殺されてきました。私が苦労して 60 年間も秘密にし続けたことを目撃し、聞いた人はこの地球にはほんとうに一握りしかいません。

長年私は、私たちの政府の 「権力者」から多大な信任を委ねられたと思ってきました。ではあるけれども、知性の ある地球外生命体は存在するだけでなく、彼らはこれまで毎日地球上の全員の命を積極的 に監視し、侵入してきており、今もそれを続けているという特定の知識から人類を「守る」ために権力は大いに誤った方向に向けられてきたと頻繁に感じることがありました。

そのため、私の秘密の知識を、私が理解すると思う人に手渡す時が来たと思います。私が持っている知識を、入手も認識も不能な無言のあの世に持っていくことを責任ある行動とは考えていません。

この情報を意味不明な 「国家安全」の事柄と見なし、それにより「最高機密」扱いにする正当な理由としている「既得権団体」を守るよりも大きな正義を果たすと思います。

さらに、私は現在83歳です。私は自分にとって役に立たなくなってもまだ生きているこの体から自己投与による安楽死を使って去ることにしました。私には後ほんの数力月の命しかありません、また恐れるものや失うものは一つもありません。

そのため、夫の実家の祖国であるアイルランドのミース州にある素敵な二階の借部屋で 私たちの残りの日々を過ごすために、私は夫 とともに二人で人生の大半を過ごしたモンタナから離れました。

私はノウスとドウスにある「大墳丘墓」、 「闇の妖精の墳丘墓」からそれほど遠くない場所で死にます。これらは神聖な「石塚」または巨大な石の建造物であり、紀元前3700 年頃に建設され、解読不能な象形文字が刻ま れています。これはピラミッドやその他の説 明できない石碑が地球のあらゆる場所で建設されていた時代とほぼ同じです。

私はまた、かつては先史と有史で142 人の上が治世したといわれている古の権力の座で ある「タラの丘」からも遠くありません。古代アイルランドの宗教と神話ではここは 「神々」の神聖な居住地であり「あの世」へ の入り口でした。

聖パトリックは、異教徒たちの古代宗教を征服するためにタラに来ました。彼はその地域の宗教的実践を抑圧したかもしれませんが、 あなたが同封された文書を読んだ時に発見するように、彼は確実に、これらの文明を地球にもたらした「神々」には何の影響も与えませんでした。

そのため、ここは私がこの神聖でない世界から立ち去り、この人生の重荷からの最後の解放を体験するのにふさわしい場所です。

過去を振り返って見た非常に明瞭な視点は、私により崇高な目的を明らかにしてくれました。

この惑星と私たちの銀河系の中のあらゆる生物と生命体の生存に役に立つことです!

私たちの政治体制の現状維持は、そのような事柄について知ることから「人民を守る」 ためのものでした。実際には、無知と秘密主義が提供する唯一の防御は、他人を奴隷にす るという権力者たちの秘密の計略を隠すということです。そしてそうすることによって迷 信と愚かさを通して全ての敵と協力者と見なされた者から武器を取り上げるのです。

そのため、私はあらゆる人、私の家族からひたすら隠し続けてきた事柄に関する私の個人的な記録と回想の原文と唯一存在している原稿を同封しました。

私はまた、自分が持っているタイプライターで打った記録文書の写しを同封しました。それは各インタビューが終 わった後、エイリアンの円盤パイロットとの私のインタビューを全て文字に起した速記者によって作成されたものです。

私は自分のインタビューの報告を録音したテープの複製は 一つも持っていません。私が公式なインタビューの記録文書を秘密に保持することができたということを知っている人は今現在までは誰一人としていませんでした。

あなたが適切だと思うあらゆる形や方法で世界に伝えるために、私は今これらの文書をあなたの裁量に委ねます。

私の唯一の頼みは、 可能であればあなた自身の生命や幸福を脅かさない方法でそれをやることです。

もしあなたがこれらの私の体験記録を創作物、例えば小説などに組み込めば、その題材の事実に基 づく本質は、「国家安全」を精密な調査と正義に対する個人的な盾として使うあらゆる機関によって、簡単にはねつけられたり、信頼できないものとしたりすることができます。

そうすることにより、あなたはそれの本当の源を「知っていることを否定」することができ、それはあなたの想像の産物である作り話だと主張することができます。

「真実は小説より奇なり」と言った人は「完全に正しかった」のです。ほとんどの人にとってこれら全ては「信じられない」でしょう。残念な がら、信条は現実の信頼できる基準ではありません。

また、もしあなたが自由よりも肉体的、経済的、またはスピリチャルな奴隷制を好む人にこれらの記録を見せたとしたら、それに含まれた題目は全く好ましくないように思われることを私は確信しています。

もし、あなたがこの文書を新聞や夕方のテレビニュースの中で事実に即した報道として公表しようとしたら、それらは直ちに変人の仕業として排斥 されるでしょう。

これらの文書の性質そのものがそれらを信じられないものにしており、そのため信憑性を失わせることができるものにしているので す。逆に言えば、この情報の公開は特定の政治的、宗教的と経済的な既得権団体にとって 壊滅的である可能性があります。

これらの文書はあなたのエイリアンとの遭遇と超常現象に対する興味と調査にかなり関連する情報を含んでいます。

「ザ・オズファクターズ」の本にあるあなたの比喩を使い、「エイリアン」の影響力に関する他の人たちによる数少ない事実に基づいた報道は、地球の周りで渦巻いている黙示録的な台風の目の中の穏やかなそよ風でしかないと私は正直に言うことができます。

宇宙には魔法使い、悪い魔女と空飛ぶ猿が実際にいるのです。とても長い間、本当に多くの人々が疑い、およ び憶測してきたこの情報は常に主流のメディア、学会とアイゼンハワー大統領が離任演説で私たちに警告した軍産複合体によって否定されてきました。

ご存知の通り、1947 年7月にロズウェル陸軍飛行場(RAAF)は、飛行場に所属する第 509 爆撃大隊の兵員がニューメキシコ州ロズウェルの近くにある農場で墜落した「空飛ぶ 円盤」を回収したという報道発表をし、メ ディアの過熱報道を引き起こしました。

同日の後刻に、第 8 空軍の総司令官が、最初に残骸の回収にかかわったジェシー・マルセル少佐はボロボロの気象観測気球の断片を回収しただけだったと述べました。事件の真相はその時以来、合衆国政府によって隠されてきました。

あなたが知らないかもしれないのは、私が当時は合衆国陸軍の一部であった合衆国陸軍航空隊婦人部隊 (WAC) 医療隊に入隊していたことです。事件当時、私は搭乗看護師 として第 509 爆撃大隊に配属されていまし た。

墜落があったというニュースが基地で受信された時、私は防諜機関の士官であるミスター・カビットの車の運転手として墜落現場 まで彼に同行し、必要であれば必要とされる 緊急医療手当を生存者に施すように求められ ました。

そのため、私は少しの間、エイリアンの宇宙船の残骸ともう既に死んでいた飛行船のエイリアン乗組員たちの遺体を数体日撃しました。

私たちが到着した時、その飛行船の乗組員の一人が墜落を生き延び、意識があり、一見怪我していないようだったということを私は 知りました。その意識を持ったエイリアンは、 他のエイリアンたちと外見は似ていたけれど も同じではありませんでした。

その場にいた他の職員たちは誰も生存者とコミュニケーションを取ることはできませんでした。なぜなら、その存在は言語、または何らかの認識できる手話を使ってコミュニ ケーションを取ることができなかったからで す。

しかし、私が「患者」を負傷しているか検診している間、私はこのエイリアンの存在は、その存在のマインドから直接投影された 「精神的なイメージ」または「テレパシー的な思考」で私とコミュニケーションを試みているということをすぐに感知し、理解するこ とができました。

私はすぐにこの現象をミスター・カビット に報告しました。その場にいた者たちで他には誰もこれらの思考を知覚することができなかったこと、またそのエイリアンが私とコミュニケーションを取ることができ、その意思もあるように思われたため、上官との短い協議の後、私がその生存したエイリアンに同行して基地に戻ることが決まりました。

これは部分的には私が看護師であり、エイリアンの体を看護できることや脅威と見なさ れない伝達者と同行者という役割を果たすことができたからでした。何しろ、私は現場にいた唯一の女性で、唯一武装していない人間 でした。その後、私はいかなる時もエイリアンの「コンパニオン(世話人)」として勤務するよう恒久的に任命されました。

私の任務はエイリアンとコミュニケーションを取り、インタビューし、私が発見した全てを指揮権者たちに完全に報告することでし た。それ以降、私に軍事と非軍事の人員が用意した特定の質問のリストが提供され、私が エイリアンにそれらを「通訳」し、提供され た質問への答えを記録するとのことでした。

私はまた、そのエイリアンが受けた医学的検査と複数の政府機関のスタッフによる他のたくさんの検査の時にも常にそのエイリアンに同行しました。

私はこの極めて特異な任務のために、機密情報取扱許可の格付けを上げるために曹長に昇進され、給与等級を月 54.00 ドルから月 138.00 ドルに上げられました。

私はこれら の任務を1947年7月7日から、私の記録の中であなたが読むことになるように、そのエ イリアンが「死んだ」または「体」から去った1947年8月まで遂行しました。

常に軍関係者、諜報機関の人間や時々様々な他の当局者が居合わせているため、私はそ のエイリアンと完全に二人だけになることはありませんでしたが、ほぼ6 週間中断なしにそのエイリアンの存在にアクセスし、コミュニケーションを取ることができました。

以下は私が「Airl」(エアル)という自己認識として知ることになったエイリアンの飛行船パイロットとの「会話」の私の個人的な回想の概観と要約です。

私は現時点での自分の任務は、地球市民にとっての最善の利益のために、60年前に彼女が「死んだ」または去った記念日に、あの6週間で私がエアルとの交流で学んだことを公表することだと感じています。

私は陸軍航空隊の看護師として勤務していましたが、私はパイロットでも技術者でもありません。さらに、私は当時もその後にも、 その宇宙船、または墜落現場から回収された 他の物質に直接的に接触はしていません。

そのために、私が「エアル」と取ったコミュニ ケーションに対する自分の理解は、私が知覚することができた思考と精神的なイメージを 解釈する自分の主観的な能力に基づいているということを考慮に入れなければなりません。

私たちのコミュニケーションは従来の意味 での「話し言葉」で構成されるものではありませんでした。実際にはそのエイリアンの「体」には、それを通して話すことができる 「口」はありませんでした。私たちのコミュ ニケーションはテレパシーによるものでした。

最初は、私はエアルをはっきりと理解することはできませんでした。私はイメージ、感情と印象を知覚することはできましたが、私に とってそれらを言葉にして表現するのは難しかったのです。

いったんエアルが英語を学ぶ と、彼女はシンボルや私が理解できる言葉の意味を使って、より正確に彼女の思考に焦点を合わせることができるようになりました。 英語の学習は私への計らいとして行われました。それは彼女より私のために利益になることでした。

私たちのインタビューのセッションが終った頃には、またそれ以降はより一層に、私は テレパシーによるコミュニケーションに慣れ親しむようになりました。私はエアルの思考 を、まるでそれが私自身の思考であるかのよ うに理解するのがよりうまくなりました。

どういうわけか、彼女の思考は私の思考になりました。彼女の感情は私の感情になりました。 しかし、これは彼女が自分の個人的な宇宙を私と共有する意欲と意図によって制限されています。

彼女は、私が彼女からどのようなコミュニケーションを受信することを許されるのかを選択することができます。同様に彼女 の体験、訓練、教育、関わりあいと目的は彼女独白のものです。

ドメインはある種族、または文明であり、 私がインタビューしたエイリアンのエアルは、 その中のドメイン遠征軍に勤務する士官、パイロットとエンジニアです。そのシンボルが象徴しているのは、既知の宇宙の源と無限の 境界線が、ドメイン統制の下で広大な文明として結束し統合されているということです。

エアルは現在、地球の太陽系の中の小惑星帯にある、彼女が「宇宙ステーション」と呼 んだ基地に駐留しています。第一に、何においてもエアルは彼女自身です。

第二に、彼女 はボランティアとしてドメイン遠征軍の士官、 パイロットとエンジニアとして勤めています。 その地位上、彼女には任務と責任があります が、彼女には好きなように去来する許可が与えられています。

どうかこの資料を受け取り、そしてできるだけ多くの人に知らせてください。繰り返しますが、この資料を所持することによってあなたの生命が危険にさらされることは私の意図ではありません。

さらには、あなたがそれを少しでも信じることを私はそれほど期待していません。しかし、あなたはそのような知 識が、その現実に直面する意志と能力がある者にとって持つかもしれない価値を認めることができる人であると私は感じています。

人類はこれらの文書に含まれている質問に対する答えを知る必要があります。私たちは 誰なのか? 私たちはどこから来たのか? 地球での私たちの目的は何なのか? 人類は 宇宙で独りなのか? 他の場所に知的生命が存在するのであればなぜ彼らは私たちに接触 していないのか?

地球に対するエイリアンの介入による、はるか昔から続く広範囲な影響を取り除くために効巣的な行動をとらない場合に起きる、私 たちの肉体的とスピリチュアルな生存に対する 壊滅的な結果を人々が理解することは極めて重要です。

もしかしたらこれらの文書の中の情報は、 人類にとってより良い未来への飛び石としての役目を果たすかもしれません。あなたがこ の情報の配布に関して私より賢く、創造的で、 勇敢であることができることを祈っています。

神々があなたを祝福し保つように。

ミセス・マチルダ・オードネル・マックエルロイ
陸軍航空隊婦人部隊医療隊 曹長、退役
アイルランド、ミース州 ミース、ナヴァン トロイタウンハイツ100



  タチヨミ版はここまでとなります。


エアル マチルダ・マックエルロイ記

2023年7月1日 発行 初版

著  者:マチルダ・マックエルロイ
発  行:Royal Geographic in Bangkok 出版

bb_B_00176817
bcck: http://bccks.jp/bcck/00176817/info
user: http://bccks.jp/user/143997
format:#002y

Powered by BCCKS

株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp

evan hiroyuki shintani

経済専門のジャーナリスト。バンコク駐在中

jacket