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このシリーズ企画のコンセプトは、「心・身への健康づくりに寄与できるプログラム提供」である。現代を生きる私たちにとっての「真の健康」とはいかなるものなのだろうか。WHOによる健康の概念は、次のように定義されている。
『健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう。』
単に肉体的な事柄に特化するのではなく、精神的、そして社会的にも満たされた状態のことを統括的な健康状態にあるということであろう。
私たちが提供する「里地里山・健康ハイキング」では、多様な季節感に彩られる日本の風土(里地・里山・里海・里川)の中で、自らの五感と直感という六感までをも再研磨できるプログラムを主軸として考案している。
幾世代にもわたり、人と自然が共生を繰り返しながら継承されてきた『里の景観』の中を歩いていると、その土地ならではの在来知という、過去から受け継がれてきた『知恵の結晶』にも触れることができる。
それは、自らの存在を過去・現在・未来という時間軸の中で再認識していくきっかけにもなり、『弧(孤立・孤独)』が蔓延する現代社会に住む私たちにとって、社会の在り方を見直す機会ともなるのである。
里地里山・健康ハイキングのプログラムでは、歩く・見る・感じるという総合的行為によって、自らの肉体的な健康のみならず、精神的、社会的にも『充足感』を獲得できる可能性を秘めているのだと自負している。
(文責・清水)


2023年8月22日 発行 初版
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二十歳の時にダライ・ラマ十四世と個人的に出会った事が、世界の山岳・辺境・秘境・極地へのエスノグラフィック・フィールドワークへのゲートウェイだった。その後国内外の「辺(ほとり)」の情景を求めて、国内外各地を探査する。 三十歳代にて鍼灸師と山岳ガイドの資格を取得した後は、日本初のフリーランス・トラベルセラピストとして活動を始める。そのフィールドは、国内の里地・里山から歴史的、文化的、自然的に普遍価値を有する世界各地のエリアである。 また、健康ツーリズム研究所の代表として、大学非常勤講師を務めながら、地方自治体における地域振興のアドバイザーとしても活躍している。 日本トラベルセラピー協会の共同創設者でもある。