原作「The Man With Thunder 」
人類史上最高の発明家で、科学者でもあるニコラ・テスラは日本ではほとんど彼に関する本が読めない。アメリカでは40冊を越えるほど人気。
ハリウッド映画でジョニー・デップが彼を演じたのですが、原作が平凡だったため、評価はそこそこでした。
むしろ、ドクター・ストレンジに登場した時の様な演出が必要でした。
わたしが描くとこうなります。
彼のストーリーを書こうとすると、何度も歴史上の難問にぶつかります。
それほどテスラは時代を超越した天才だった。100年先の技術をたったひとりの男が発明していた。
一般の人にはエジソンのライバルに見えますが、それは違う。馬車とジェット機ほど速さが違う。いったい彼はどうしてMAD Scientist と言われる様になったのか?
美貌のアナは言った
「ニューヨークに
魔法使いが舞い降りた」。
この書籍にはミッションがあります。
ただ、一つ。歴史を書きかえます。
調査報道のスペシャリストが調べ直すとどうなるか?
───────────────────────
───────────────────────
この本はタチヨミ版です。
彼のニューヨークでの交友関係は最初は、凄く華やかなものだった。美女から食事の誘いが後をたたない。
そう、彼はニューヨーク一番の貴公子だったのだ。
アメリカのconglomerate、JPモルガンを知る人は銀行家だと思っているが、実は銅鉱山や電力会社など主要様産業の権益を掌握した欲望の塊りの男だった。
彼の娘アンもテスラに恋心を抱いており、頻繁にデートを重ねる仲だった。テスラは巨額出資者のパトロンの娘さんを敬意をもってもてなした。しかし、恋ではなかった。
テスラはなぜか、ニューヨーカーなのに浮名を流す様な人間ではなかった。どちらかと言うと発明家で開発事業者としてまるで「修行僧」の様なライフスタイルを送っていた。
エジプト
カイロからアスワン
カイロから1000km南にあるアスワンの花崗岩石切り場。この岩盤は硬すぎて加工出来ない。ダイヤモンドカッターが必要だ。人類が持っていた技術ではない。
アスワン
人類史上最大の問題のひとつ。古代遺跡エジプトのアスワンで切り出される途中、放棄された全長47mのオベリスク。
花崗岩の巨大な塊から切り出される途中に放棄された。
この飴の様に溶かして切り出す技術は今の人類にはない。
だが、アメリカ陸軍航空部隊がオスプレイを開発できたのは、テスラの特許を使った事が明らかになった。
さらに、テスラが取得した特許に、モースコード7の花崗岩を切れる「レーザー」が見つかった。
これは米軍によって兵器として、敵からのミサイル攻撃に対し、レーザーでミサイルを切り裂くという実在する兵器だ。
これがテスラが生前に記者の取材に対し、もっと穏やかなミサイルや飛行機を撃墜する迎撃兵器であるにも関わらず「殺人光線」という見出しが第一面に踊ったのである。
テスラはアメリカ政府軍関係者の武器調達担当とイギリスの担当者と実際に商談を行った。
しかし、両方とも契約には至らなかったのだ。
テスラ死後になって、CIAの前身であるOSSが彼の住まいであったニューヨーカーホテルから、87個もあったビトンの大型バッグを持ち去った。
フィラデルフィア計画とは、第二次世界大戦中の1943年10月28日に、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアの艦船用ドックで行われた特殊実験のことを指す。海軍の駆逐艦「エルドリッジ」を使ったとされるこの実験により、フィラデルフィアの沖に浮いていたエルドリッジが姿を消し、360キロ離れたバージニア州ノーフォークまで瞬間移動。数分後には再び元の位置に戻ったと言われる。しかし、公式記録などは残っておらず、元船員による内部告発的な手紙の存在によって、1950年代になって世に知られるようになった。この実験は、艦船をレーダーや目視で発見されないよう、高電圧で透明化させるという目的で行われたとされるが、公式な記録が残っておらず、現在では都市伝説として語り継がれている。
Time Slip Movie
ステルス戦艦の実験「フィラデルフィア計画」で大事件
フィラデルフィア計画は、実験の初期に異端の天才科学者ニコラ・テスラが実験の総指揮を執った。テスラが開発した「テスラ・コイル」と呼ばれる高電圧装置を使用して行われた実験によって、エルドリッジはレーダーから消えて見えなくなった。実験は成功したものの、乗り込んでいた船員たちに異常事態が発生。巨大な磁場に飲み込まれた結果、消滅した者や炎に包まれた者、船体と身体が融合した者などが相次ぎ、生き残った者も精神錯乱をおこしていたと言われている。
この実験結果から、海軍上層部は実験を断念し、実験自体を隠蔽し、記録も消去されたのだろう。
ユーゴスラビアの片田舎に生まれ、パリでエジソンの現地法人エジソン・インターナショナルで働き、頭角を表した発明家。セルビア人の青年は、天才発明家として全ニューヨークの人々に迎えられた。最大の見せ場はシカゴ万博会場でのエキシビジョン。
ニューヨーカーを痺れさせた!
ニューヨークを愛し世界が彼に恋した。
それほど彼の才能は煌めいていたのだ。前人未到の発明者。数奇な運命と重なり世界一の発明王である。その物語を紐解いてみようと思う。
ぜひ、最後までお付き合い下さいね。人生の見方が変わるはずです。
颯爽とマンハッタンを闊歩し、袂を分かち生涯のライバルとなったエジソンとの、交流方式と直流方式が火花を散らす全面対決となる電流戦争。
エジソンを震え上がらせ、交流電流は牛や犬を使って痺れさせ殺し危険性を訴える手段に出た。エジソンは彼を恐れていた。
エジソンは犬、ウマ、牛、遂には象まで公共のエキシビジョンで感電死させ屠殺人と化した。
だが、この男
テスラは交流電流の安全性を広めるため、彼自身が握った大型電球を素手で点灯させたのだ。
テスラに恋を仕掛けたサラ
1862年、サラ・ベルナールはコンセルヴァトワールを二番目の成績で卒業して、コメディ・フランセーズ(フランス国立劇団)に入団した。
先輩とケンカして平手打ちを食らわせてしまったため、4年で追い出されてしまいます。
そこでオデオン座という別の劇団と契約し、演技を続けていきました。
サラの母親はユダヤ人と言われるが、本人はフランス人として国を愛する気持ちを持っていた。
普仏戦争が起こったときには劇場を野戦病院にし、多くの傷病兵の手当をしていた。
こんなに綺麗な人に手当してもらえた、傷病兵士はひとり残らずサラに魔法をかけられてしまった。恋してしまいベッドから出ようとしないのだった。
タチヨミ版はここまでとなります。
2023年11月13日 発行 初版
bb_B_00177810
bcck: http://bccks.jp/bcck/00177810/info
user: http://bccks.jp/user/143997
format:#002y
Powered by BCCKS
株式会社BCCKS
〒141-0021
東京都品川区上大崎 1-5-5 201
contact@bccks.jp
http://bccks.jp
経済専門のジャーナリスト。バンコク駐在中