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岩坂 優希
まかろん
「旅行」という言葉を聞いてあなたはどのようなものを思い浮かべるだろうか。
旅行と言われれば大きな荷物を背負い、何日もかけて遠い場所へ行くことを想像することだろう。もちろんそのようなことも旅行ではあるがそれだけが旅行ではない
たとえば、国土交通省のホームページにある観光政策審議会の答申第39号「今後の観光政策の基本的な方向について」(平成7年6月2日・当時は運輸省)を見てみよう。
「旅は、すべての人にとって本源的な欲求である。人は旅により日常から離れ、未知の自然、人、文化、環境と出会い、そして新たな自分を発見する。人は旅により健康を維持・回復し、創造力を養う。」とある(※)。 ここにある通り、旅行へ行くならば遠い所へ行かなければならないというルールはないし、何泊もしなくてはならないというルールもない。
旅行というのは非日常的な体験ができる場所へ赴けば旅行になるのだ。
こうしてみてみると「旅行」という言葉のハードルが下がったのではないだろうか。
さて、ではなぜ大学生である今行くべきなのか。それはとても簡単な話、ほとんどの場合、今が一番自由だからである。
大学生活というのは高校生の時と比べ様々な制約から解放され、フットワークを一番軽くできる時期である。さらに、大学生の時にいろいろな場所に行くことで己の視野を広げ、今後の選択の参考にすることもできるのである。
しかしどこへ行けばいいのだろう。もしここでこの場所に行ってみたいというような場所があるのなら、すぐに行ってみることをお勧めする。その場所に行き、やりたかったことをやってみることで必ず何か得られるものがあるだろう。逆に行ってみてつまらなかったとしてもその場所に行った記憶は消えないし、あの場所は自分の中ではイマイチだった、興味がわかなかったという体験が残るのだ。
次にここで行きたい場所が思い浮かばなかった場合である。いくら近場へ旅行しに行くというのであってもすぐに何か思い浮かべるのは難しいだろう。
ここで私がまずお勧めしたいのは美術館や博物館である。
例えば上野だ。上野公園には東京国立博物館や国立科学博物館、上野の森美術館など数多くの美術館や博物館が固まっているのである。さらに上野には動物園もあればアメ横などのショッピングを楽しめる場所もある。もしあなたがオタクならばそこから少し歩けば秋葉原もあるのだ。
これらの場所を自分の興味のまま歩けば一日などあっという間に過ぎ去るだろう。まさに小旅行となるのである。例として上野を挙げたが、ほかにもそのような場所はたくさんあるはずだ。そういった場所を一人で楽しむもよし、友人と一緒に楽しむのもいいだろう。
もう一つ例を挙げるとすれば、自分の最寄り駅から大学までの間で普段下りない駅に降りてみることである。普段の通学の中で「この駅はにぎわっているな」や「この駅のホームから見える景色は面白いな」と感じた場所や、電車の車窓から見えた気になる建物に足を運んでみるのもいい。こうした何気ない日常からほんの少しだけはみ出してみることで新しい発見があるかもしれない。
さて、ここまで読んでみて行ってみたい場所は見つかっただろうか。ここからはさらに旅行を楽しむために意識したいことを挙げていく。
まず意識したいのが食に関してである。食欲は人間の三大欲求の一つでもあるくらい重要な部分を占める。旅行先の情報をあらかじめ調べ、気になる店に入るもよし、己のフィーリングに任せよさげな場所へ入るもよしである。ここで注意したいのは決して適当に決めるべきではないという点だ。とりあえず空いているから、おなかが減ったのでどこでもいいなどといった感情は少し我慢し、多少の吟味を重ねることで、旅行先で食べたものも旅行の思い出・体験として色濃く残るだろう。
もう一つ意識したいことを挙げるのならば、写真を撮ることだ。なにもよいカメラを旅行のために買ってそれを使ってほしいというのではない。持っているスマートフォンで行った場所の景色、食べ物、体験を保存しておくとよいだろう。どうしても記憶というものは薄れてしまう。しかし、写真に残しておくことでその記憶は保存できるしそれを見ることで記憶を掘り起こす材料にもなることだろう。
さて、ここまで長々と旅行へ行くことを勧めたわけだが、結局のところ、行くかゆかないかは自分の足次第だ。もし時間やお金が許すのであればぜひともまずは近場から旅行してみてほしい。そして自分なりに楽しみ、より良い体験を得られることを願うばかりである。
参考文献
(※)観光政策審議会「今後の観光政策の基本的な方向について(答申第39号)」
(二〇二四.〇五.一六閲覧)
https://www.mlit.go.jp/singikai/unyusingikai/kankosin/kankosin39.html
旅行とは一体何か。大辞泉によると、旅行は「家を離れてほかの土地へ行くこと。旅をすること。」と書かれている。修学旅行などでほとんどの人が経験しているであろう旅行。しかし、大学生になると「お金がない」、「時間がない」といった理由で旅行に行く機会が減っていると思う。しかし、大学生にとって旅行に行くことはとてもメリットがある。今回は、筆者の経験をもとに学生のうちに旅行に行っておくべき理由を述べていこうと思う。
大学生のうちに旅行に行っておくべき理由は複数ある。筆者は大学生になってから二回ほど旅行に行った。どちらも家族との旅行だったが、その旅行から得られたものはいくつかある。その中でも著者自身が重要だと思う理由を二つピックアップしてみた。
普段生活している中で、自分の意見を持って行動したりすることはあるだろうか。なんとなく、社会の風習であったり、周りに流されてそのままになってしまってはいないだろうか。自分の意見を持たずに周りに流されたままだと、見える範囲が狭くなりそれが本当に正しいのか、自分はそれでよかったのか、ということに気付くことができなくなってしまう。自分の意志で旅行に行ってみることで、周りに流されず自分の生きたい場所や見てみたいところに行くことができ、自分の意見を持つことができるようになるだろう。実際、私は旅行に出かけたことで目の前の物事しか見えていなかった視野が広がり、自分で行動するということをやるようになった。また、様々な文化を感じたり経験をしたりすることで自分の「できる」の範囲が広がり、新しくやりたいことができるかもしれない。狭かった視野も広げることができ、周りに流されることなく自分の道を突き進むことができると思う。
社会人は、毎日のように会社に行って仕事をし、なかなかまとまった休みをとることは難しいと思う。そうなってしまうと外出や旅行に行く機会が減ってしまい、新たな発見や旅行の楽しさに気付くことができないだろう。そうなってしまう前に、時間のある大学生の時に旅行に出かけておくことを勧める。長期休みの間などに行ってみたいと思っていた場所や、行きたいと思っていた場所に行ってみると先ほども述べたように視野が広がり、自分から行動を起こせるようになれる。また、旅行先で伝統や歴史などに触れ、様々な体験をしてみることで経験値を増やし、将来の就活の時などに役立つだろう。
以上のように、二つほど旅行に行くべき理由を述べたが、大学生のうちに旅行に行くメリットはほかにもたくさんある。それほど旅行というのは良い経験となり、自身の成長につながるのだ。
旅行に行く先も人それぞれだと思う。思い切って海外に旅行してみて、日本とは異なる文化を味わうことは自分の成長に大きくつながると考える。だからと言って、国内旅行がいけないというわけではない。国内であれば、旅費を抑えられるためより様々な経験をすることができるかもしれない。また、日本のことをより知ることができ、将来国際交流の場があった時に自分の国や文化のことを詳しく語ることができるだろう。日本のことを知ってもらえれば国際交流がより発展していくだろう。
これまで、大学生のうちに旅行に行っておくべき理由を述べてきたが、もちろんデメリットもある。学業へ影響が出てしまったり、海外だと盗難などの安全面も視野に入れておかなければならない。そのような面があるものの旅行を勧める理由としては、やはり自分の成長につながるからである。自分がこの先、生きていくうえでただ目の前のことだけをやって生きていくか、経験値を増やして自分の新たな面を見つけ、できることを増やしていくか、どう生きていくかは人それぞれである。私は、旅行に行ったことで新たな発見や経験をし、自分の意見を持って行動する、ということを知ることができた。「まだ自分のやりたいことが見つからない」、「将来が分からない」という人は、近くでもよいので旅行に行ってみるといい。もしかしたら、自分のこの先に影響を与える何かに出会えるかもしれない。
2023年7月12日 発行 初版
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2002年6月4日生まれのふたご座
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