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映画やドラマ、アニメや漫画といったコンテンツには様々な作品のジャンルが存在している。例えばコメディ、ドキュメンタリー、ホラー、ファンタジー、ミステリー、サスペンス、ミュージカルなど様々。そんな中でも世界的に人気を博しているのがアクション作品なのである。だが、アクションと聞くとただ敵と殴り合ったり剣や銃を使って相手を撃破するといっただけの要素しかないと思われがちであるが、アクション作品の中にもさまざまな種類のものがありそれぞれ違った魅力や特徴を持っている。この本では単純そうで意外と奥深いアクション作品の魅力や要素をただの大学生2人ができるだけ分かりやすく解説していく。

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なぜ人はアクション作品に魅せられるのか

守田幸太郎、名川岳志

二松学舎大学



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 目 次

アクション作品の特徴

守田幸太郎

アクション作品におけるヒーロー

名川岳志 

アクション作品の特徴

守田幸太郎

アクション作品の特徴とジャンル

守田幸太郎

アクション作品の特徴とジャンル

 近年ではアニメやドラマ・映画など様々な作品のジャンルにおいてアクションを題材とした作品が展開されており人気を博している。5月15日現在では、計17作品のアクション系映画が劇場で上映されているなど、私たちが日々消費するエンタメコンテンツにおいて欠かせないものとなっている。本稿ではアクション作品の特徴などを振り返りながら、人々がなぜアクション作品を嗜好するのかを考えていきたい。 
 まずは、アクション作品というものの定義を確認してみよう。SCREEN ONLINE『作品選びに知っておきたい!映画のジャンル・各特徴まとめ』という記事によると「格闘や戦闘などを多く含む」作品のことである。つまり、アクション作品は迫力満点のスリルを楽しめるというのが大きなポイントである。また、同記事には「近年人気を集めるアメコミ映画では、CGやSFXなど特殊技術を駆使してダイナミックな映像体験を実現し、作品の世界に引き込んでいきます」ともある。ここ数十年アクション映画が多く制作されるのは、こういったCGなどの映像技術の目まぐるしい発展という要素も大きな要素の一つであると考える。

アクション作品の主なジャンルと見どころ

 アクション映画には定番となるジャンルが数多く存在する。今回は私の好きな4つの作品のジャンルの特徴について解説していこう。まずはスパイ・アクションだ。このジャンルの作品は主人公のスパイが活躍するストーリーで優秀な頭脳を駆使した巧みな知能戦に、鍛え抜かれた肉体から繰り出されるアクションというスタイリッシュさとダイナミックさを一度に楽しめる作品であり、スパイならではのガジェットやスタイリッシュなおしゃれさが魅力である。また、『007』、『ミッション:インポッシブル』、『ジェイソン・ボーン』など人気シリーズが多いのも見どころの1つである。
 2つ目はSFアクションだ。このジャンルは文字通りSFを主題にしたアクションで、宇宙、ロボット、AI、クローン、近未来、地球外生命体などといった存在に対してどう立ち向かっていくのかを描いたストーリーが展開されており、ロボット対人間や肉体の戦いなどが堪能できる。また、まだ見ぬ世界に思いを馳せたり近未来の世界を味わえたりといった要素もSFアクションの魅力である。特に筆者のおすすめは『スター・ウォーズ/ファントム・メナス (エピソード1)』のクワイ=ガン・ジン&オビ=ワン・ケノービVSダース・モールのライトセーバーバトルで、このシーンは近年のSFアクションの頂点に君臨する名シーンであると自信を持ってお勧めできる。
 3つ目はカーアクションだ。このジャンルは『ワイルド・スピード』シリーズなど自動車によるモータースポーツやストリートレース、カーチェイスなどを題材としており、車を用いたド派手アクションが特徴であり、カーアクションは現実では決してできないドライビングテクニックやスリルを味わうことが出来るのが魅力である。個人的なおすすめは『TAXi3』で、フランス映画っぽさが随所に垣間見えるコメディ要素と雪山での迫力満点のカーアクションは見ものである。
 4つ目はヒーローアクションだ。このジャンルはその名の通りヒーローが悪と戦うという単純かつ明快な作品である。近年では『アベンジャーズ』などのマーベルやDCなどアメコミを原作とした大ヒット作を数多く輩出していることからも分かるように、アクションジャンルで高い人気を誇っている。圧倒的に強いヒーローから、素顔はダメ人間のようなキャラクターなど様々な個性あふれるヒーローや悪役が登場したりする部分や、正義VS悪という分かりやすさもヒーローアクションの魅力である。

アクション作品が人々を魅了する理由

 ここまでアクション作品の特徴やポイントを見てきたわけだが、ではなぜ私たちはアクション作品に魅了されるのだろうか。各ジャンルのアクション作品に共通して言えるのが、非日常を味わえるという点である。日常では味わえない想像を超える映像やストーリーやワクワク感やスリリング感といった非日常な刺激を得られるからこそ、私たちはアクション作品にここまで熱狂し魅了されるのではないだろうか。

参考文献

SCREEN ONLINE『作品選びに知っておきたい!映画のジャンル・各特徴まとめ』(最終閲覧2024年5月15日)
https://screenonline.jp/_ct/17451588

アクション作品における
ヒーロー

名川岳志

アクション作品におけるヒーロー

名川岳志

はじめに

 筆者がアクション作品でまず思い浮かべるのは「ヒーロー」の存在だ。読者諸君も一度はヒーローの活躍を目にし、真似をしたことであろう。そんなヒーローのアクションには一連の流れがある。まず敵役が暴れ、町を破壊する。そこに変身する前のヒーローが現れ、戦うも苦戦(変身してから来いよと思ってはいけない)。ピンチになったところで変身し戦う。そして最後は必殺技でとどめを刺す。この流れを日本では半世紀前から行っているが、ヒーローたちの人気はいまだに衰えることを知らない。それに対しアメリカでは変身したまま登場し、敵と戦う。そして何より規模が大きい。同じヒーローであっても日本とアメリカではこのように違ってきている。本校では日本のヒーローアクション作品とアメリカのヒーローアクション作品を紹介していく。

ウルトラマン

日本のヒーロー作品と言われるものはというと、『仮面ライダー』や『スーパー戦隊シリーズ』などがあげられるが、筆者はこのなかでも異彩を放っている「ウルトラマン」の作品を紹介したい。なぜ異彩かというと、一言でいえば他のヒーローとのサイズ感の違いである。ヒーローの多くは私たちと同じサイズでアクションをするが、ウルトラマンは約50mあるため戦うとなると町一つを舞台とし建物をバンバン破壊しながら戦うのだ。そして巨大感を演出するためにスローで撮られることも多いため、アクションに特化した作品はあまりない。
 このように異彩を放っているウルトラマンだが、アクション作品として作られた映画作品がある。それは2009年に公開された『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』という作品である。『円谷ステーション』の作品紹介ページによると”かつて、力を求めるあまり闇に堕ち、光の国を滅ぼそうとした悪のウルトラマン、ベリアルが復活。ベリアルは、100体の怪獣を操るアイテム・ギガバトルナイザーの力も駆使して、ウルトラマンのエネルギーの源・プラズマスパークコアを奪ってしまう。かろうじて難を逃れたウルトラマンと、怪獣使いレイたちは協力し、怪獣墓場での最終決戦に挑む。(※1)というあらすじだ”。『私が思うこの作品の特徴は「伝統と革新」である。』伝統的な部分はどこかというと、ウルトラマンや怪獣のほとんどが出演している点であり、初めて見る人も昔から見る人も楽しく作品を見られるだろう。また、作品内では1967年に活躍した「ウルトラセブン」の息子が登場しており、親子の絆という形でウルトラマンの伝統が描かれている。革新的な部分は、前述した異彩な部分がないことだ。この作品は宇宙を舞台にしているため、地球での戦いは起こってはいない。そのため通常のアクションと同じように素早くキレのあるアクションができ、今までにない「アクション映画としてのウルトラマン」が誕生したのである。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

 前段では日本のヒーローアクションを紹介したが、ヒーローアクションの本場ともいえるアメリカではどうだろうか?  世界的な人気を誇っている『マーベル』作品はアクションはさることながら、映像美や脚本など凝っていることが多くターゲット層も子供向けというよりは大人向けになっており一つの映画作品として楽しむことができる。中でも筆者がお勧めしたい作品は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』である。あらすじとしては”幼くして地球から誘拐され、宇宙をまたにかけるトレジャー・ハンターとなったピーター・クイルが巨万の富を夢見てパワーストーン<オーブ>を盗み出す。だが、銀河を滅亡させるほどの恐ろしい力を持つオーブを狙う悪党たちから追われる羽目になってしまう。そして、それをきっかけに、賞金稼ぎのアライグマのロケットとその相棒の樹木型ヒューマノイドのグルート、妻子の復讐を誓う狂暴な男ドラックス、そして美しく危険な暗殺者ガモーラたちと出会い、銀河を救う為に、宇宙最凶チームとなって立ち上がることを決意する。”(※2)という内容だ。ほかのマーベルの作品との繋がりもないため初心者でも見やすい。
 この作品のおすすめポイントは「多種多様なアクションを見られる」ということだ。素手でのアクションやガンアクションはもちろん、宇宙を舞台にしているため、飛行船や宇宙人ならではの戦い方などキャラクターによって違ったアクションが見られるため、盛り上がれること間違いなしであろう。また、この作品はコメディ色もあるため、作品全体の抑揚はしっかりしていることからアクションばかりで飽き飽きしてしまうような人々にも楽しめるだろう。

出典

(※1)大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE(円谷プロ公式)
https://m-78.jp/videoworks/mega_monster_battle_ultra_galaxy_the_movie/
(※2)ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(マーベル公式)※2024年6月26日閲覧
https://marvel.disney.co.jp/movie/gog

なぜ人はアクション作品に魅せられるのか

2024年7月26日 発行 初版

著  者:守田幸太郎、名川岳志
発  行:二松学舎大学

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