周りの友達やテレビなどで、「推し」あるいは「推し活」という言葉を耳にしたことはありますか。または、既に始めていますか。アイドル、アニメ、スポーツなど推しは人によって様々です。この本では、様々なジャンルの推し活に触れ、また、筆者が実際にやっている推し活についても触れながら推し活の楽しさや共通点について述べていきます。この本は、私、鈴野友輔による『「推し活」の楽しさ』と、日五炉さんによる『豊かな推し活生活』の2つの作品が収録されています。初心者の方はもちろん、経験者の方でも楽しめるように、推し活をさらに楽しむ方法(上級者向け)の内容も入っているので、経験の有無に関係なくこの本を楽しめます。世代を問わず、推し活に興味がある人にぜひ読んで頂きたい1冊です。この本で紹介されている推し活の内容には、ジャンルを問わず応用できるものも多いので、1度読んでみた上で実践してみてほしいです。そして、初心者の方には始めるきっかけに、経験者の方には今までの推し活をさらに楽しめるような手助けになればとても嬉しいです!
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皆さんは、「推し活」と聞いて何を思い浮かべるだろう。アイドルやアニメ、バンド、スポーツ選手など、様々なジャンルで人それぞれ違った「推し」がいるだろう。そもそも「推し活」とは何か。インターネットで調べてみると、「お気に入りのアイドルやアニメキャラクターなどを応援するためのファン活動」(5PM Journalから)だそうだ。筆者は、櫻坂46というアイドルグループが好きで、ライブやイベントへ行ったり、グッズを買ったりしている。今回は、筆者自身の推し活も踏まえながら、様々なジャンルの推し活に触れ、ジャンルの違う推し活での共通点、推し活の楽しさについて述べていきたい。
まず、様々なジャンルの推し活について紹介していく。前の章でも述べたように、推し活にはさまざまなジャンルがある。筆者は、櫻坂46での推し活で、ライブやイベントへ行ったり、グッズを買ったりしている。アイドルのグッズでは、メンバーの生写真がランダムで販売されており、コレクションしたり、友達や会場にいる人と交換することもある。生写真のランダム販売とは、1パック4枚〜5枚ランダムで入っており、開けるまでどのメンバーの写真、カットが入っているか分からないというものだ。
他のジャンルでは、アニメが好きな友達とキャンプに行った際、推しの缶バッジを何枚も集めたり、音楽を聞きながらライブのコールをしたりしていた。スポーツの推し活では、サッカーが好きな友達は、試合や練習を見に行ったり、ユニフォームなどのグッズを買ったりしているそうだ。これらの事例からすると、ライブや試合などのイベント系に行くこと、グッズを買うことがジャンルを問わず推し活の共通点のように見える。
ここまでは様々なジャンルの推し活について述べてきたが、ここからは推し活の楽しさについて、筆者の体験から述べていく。櫻坂46での推し活で一番楽しいのが、やはりライブとイベントである。筆者が参加するイベントは、CDについてくる応募券でメンバーとオンラインまたは対面でお話できるというものだが、直接会ってお話できるのはとてもテンションが上がる。そのため筆者は、最近は対面イベントのみに応募をする形になった。ライブでは、曲に合わせて声を出し、ペンライトを振るのがとても楽しい。櫻坂46の曲はかっこよくメッセージ性の強い曲から、可愛い恋愛曲など曲のジャンルも様々で、曲によって声出し等違う部分もある。メンバーからレスポンスをもらえるとさらに楽しいだろう。また、コロナ禍が終わり声出しができるようになったが、ライブでは声を出して楽しむ人もいれば声を出さずに大人しく見るのが好きな人もいて、それぞれの楽しみ方が尊重されていると感じる。他にも、会場でグッズを買うのも楽しみの1つで、ランダムの生写真の開封や交換は特に楽しいものだ。さらに、SNS上で呼びかけが行われて、会場で写真撮影会も行われている。筆者も1度参加したことがあるが、様々な人と交流ができてとても楽しかった。だが、筆者は人見知りということもありそれっきり参加していない。このように、推し活は共通の趣味をもつ人と繋がることができるし、自分なりの楽しみ方ができる点が楽しさの理由であると言えるだろう。
本稿では推し活について、その内容や楽しさについて述べてきた。最近では推し活がニュース番組に取り上げられる事も多々あり、私たちの生活でより身近なものとなったと感じる。また、お金をかけずにできることもあり、例えばテレビ番組やYouTube動画を見るなどで、推し活は簡単に始められるというのもメリットである。ジャンルを問わず共通点も見つけられるため、好きなものが違っても推し活をしている人同士で繋がることもできるかもしれない。皆さんも、自分の推しを見つけて推し活を始めてみてはどうだろうか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
引用
・5PM Journal 2024年3月22日『「推し活」とは何?オタ活との違い、推し活グッズも紹介』(最終閲覧日・2024年5月16日)
https://5pmjournal.0101.co.jp/column/other/a0431/
参考
・吉川慧、紅野一鶴 BUSINESS INSIDER 2022年11月18日『アニメーションと女性ファンの“推し活”文化、変革の20年を振り返る』(最終閲覧日・2024年5月16日)
https://www.businessinsider.jp/post-261806
・千秋 Co-Lab. 2023年6月2日『【初心者必見】「推し活」とは?活動内容やグッズまで気になる中身を徹底解説!』(最終閲覧日・2024年5月16日)
https://co-lab.contents.ne.jp/20230602-4455
最近若い世代を中心に「推し活」という言葉をよく聞く機会が増えたように感じる。「推し」という言葉は、元は熱烈なアイドルファンがグループ内の特定の一人のアイドルに対して「推しメン」と呼び始めたことがきっかけである。この類似活動として「オタ活」という言葉があるが、近年では二次元のキャラクターや配信者を応援するオタク活動といった意味も含めて「推し活」という言葉が普及しているようだ。なぜ「推し活」が浸透しているのか、その理由は、どのジャンルでも共通して「好きな誰か」を応援し、日々の生活の中で自身の「好き」を表現することができるからだと思う。
また、現在では熱狂的なファンだけでなくライト層のファンにも幅広く浸透し、近年では企業やメーカーから「推し活」を推奨する発信がされており、私たちの日常生活の一部として「推し活」が含まれるようになったと感じる。例えば、百円ショップや3COINS、キャラクターショップでは代表例としてサンリオの「エンジョイアイドルシリーズ」などがあげられる。以下の節ではジャンル問わず楽しまれている「推し活」について紹介していく。
まず、一例をあげる前に私たちが「推し活」と呼ぶ以前から行っているファン活動について述べていく。アニメやマンガであればアニメ鑑賞や漫画を複数回読み込むこと、配信者であればチャンネルの動画を視聴すること、またグッズを収集することで好きな作品のコレクションで空間を満たすことなどだ。このような活動からさらに視野を広げ、少しお金をかける余裕があるファンに向けたより楽しむ「推し活」は様々な形で展開されている。
アイドル、アニメ、ゲーム、配信者と、どのジャンルにおいても商品化がされやすいカードサイズのグッズ。主に「トレーディングカード」や「チェキ」として販売されることが多く、アニメグッズでは「ぱしゃこれ」というグッズとして扱われることがある。
これらのグッズはミニサイズのため複数所持や収納がしやすく、高画質の「推し」を入手することができる魅力があるうえに、比較的持ち運びにも適しているため、外出先への持ち込みや、キーホルダーにすることで鞄やリュックなどに身に着けることができる。
近年では「硬質カードケースデコ」と呼ばれる、文字通りカードケースをオリジナルにデコレーションすることで、「推し」のグッズを華やかに飾る活動が注目を集めている。デコには様々な方法があり、シールや専用のデコシート、デコレーションクリームやパーツを組み合わせる。百円ショップや雑貨店では「推し活」を支援する、ジャンル問わず誰でも使いやすいリボンやテキストを強調したシールが販売されており、気軽に手に取りやすく低価格でいつでも始めやすいことも魅力の一つだ。
園児、小学生の頃に自身の名前が刺繍されたワッペンや名前シールを所持品に付けていた経験はあるだろうか。近年の「推し活」では「推し」の名前がグッズ化されている。名前をグッズ化することのメリットとして、外出先でも自身の「推し」を身に着けたいが、絵柄や作品の雰囲気と自身のファッションとの調和が難しい、もしくは知っている同士なら気づく程度に抑えたい、日常生活でも馴染むようにそっとアピールしたい場合などに非常に便利である。
ファンが集まるイベントやライブといった場面が多く、池袋、秋葉原といったサブカルチャーに特化した場所でも見かけることがあるだろう。「痛バッグ」とはバッグに好きなアイドル、キャラクターの缶バッジやぬいぐるみ、キーホルダーをたくさん飾り付けることであり、バッグのサイズや自身のカスタムによって「推し」の見せ方は様々である。近年では現場までの移動中のみ中身を隠したいファン向けに、あえて飾り部分を隠す着脱式のカバーが取り付けられているバッグなども販売されている。
次に「痛ロゼット」とは、「痛バッグ」では「推し」グッズで飾り付けられたバッグのように、缶バッジの周りをリボンやフリルで飾り、「推し」をファンそれぞれの解釈から表現した大きなブローチ的なアイテムである。リボンの色だけでなく、柄やデコパーツとの組み合わせを練りながら制作するため、同一の「推し」でもロゼットにすることでオリジナリティが現れる。しかし、ロゼットを制作するには素材を集めること、手先がある程度器用であること、デザインを一から練る必要があり、初心者が気軽に始めるには時間やコストといった点が現れてしまう。まずはアニメグッズを取り扱う店や、「推し活」に特化した専門店、通販から市販の「痛ロゼット」を購入し、実際に飾り付けて実物がどのようなものなのか知ってみることから始めてみてはどうだろうか。
これまで、様々な推し活の具体例について紹介してきたが、上記の例はあくまでもファン活動をさらに豊かにしたいファンに向けた応用編であり、推し活を幅広くしている=愛の強さでは必ずしもないということは伝えたい。人一倍費用をかけているから、貢いでいるから推しへの愛が強いということはなく、個人によって推しへの応援やコンテンツの楽しみ方、ペースは異なり、あくまでも自身の精神や健康状態に影響しない範囲でストレスなく活動できることが推し活の楽しみ方で重要な点だろうと考える。
2024年7月26日 発行 初版
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