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私は日本のHIP-HOPが好きだ。大学進学のタイミングでMCバトルを見はじめ、そのビートから音源に入り、といった具合にハマってきた。ちなみに好きなバトルは凱旋横浜アリーナのIDとAuthorityのやつ。さて、今回は私がここ数年聴いてきた中で好きな日本語ラップの曲をいくつか紹介していきたいと思う。個人的な好みもありかなり偏ってはいるが、最後までお付き合いいただければ幸いだ。
激しくて最高。曲全体を通して2人のラップの疾走感に加え、ダークな感じのビートが最高に耳心地良い曲になっているのがお分かりいただけると思う。kZmもいかついが特にこの曲のLEXのカマし方は尋常でないように感じる。この曲名の『27CLUB』というのはかつて有名なミュージシャンが相次いで27歳で亡くなった(しかも酒やドラッグなどかなり過激な死に方をしている)ことから「才能のあるミュージシャンが死後入るクラブ」として周知された概念で、Hookに「Suicides」というコールが何回も入っていることからも、この楽曲はそこを元として作られたことが分かるのではないだろうか。早く生で聴きたい曲の1つである。
DJ CHARIの5月17日リリースのニューシングル『SMASH HIT』に客演でJP THE WAVYとともにkZmが参加している。この曲は非常に夏らしく、疾走感もありハイテンポでアガれるので、これから訪れるサマーシーズンのお供にどうだろうか。
この曲を聴くのにオススメな時:「やってやんよ!!」という気分の時、むしゃくしゃする時
このラッパーの他のオススメ:『Aquarius Heaven』,『U Are my Paradise』,『Doshaburi』/kZm
ビートの時点でまず優勝しているのに、さらに参加している4人全員のラップがバチバチにかましているというとんでもない曲。そもそもこのCreativeDrugStore(以下CDS)はBIM,in-d,VaVa,JUBEEの4MCに加え、DJのdooooとvideo directorのHeiyuuの計6人で2012年に結成されたクルーではあるが、クルーとしての曲のリリースはつい最近のことで、1stアルバムの『Wisteria』は昨年12月リリースというから驚く。
個人的に『Taste Test』とどっちを紹介するか悩んだが、癖になるサウンドとラップという点で今回はこっちを選択した。しかし『Taste Test』はある意味CDSの名刺代わりと言ってもいいような楽曲になっているので、興味のある方はオススメである。以前行ったライブも最高であった。ハマる人はとことんハマると思うので是非一緒にCDS沼に浸かりこもう。今回はラッパー個人個人の楽曲のおすすめも合わせてここに記しておく。
また、5月20日にはニューシングル『FUTAKO』がリリースされた。溝の口〜二子玉川周辺のかつて住んでいた場所をテーマに、CDSらしさが全開の一曲となっている。特に田園都市線沿いの人に聴いてみてほしい。
この曲を聴くのにオススメな時:J-POPに疲れた時、個性的なサウンドが欲しい時
このクルー/ラッパーの他のオススメ:『Taste Test』,『Retire』,『Yo,My Ladyes』/CDS
『Bonita』/BIM 『On My Way』/in-d 『現実 Feelin’on my mind』/VaVa 『Black Flys』/JUBEE,in-d
もう本当に言葉はいらない、そのレベルの最高。良すぎる。声がまずとてつもなく低く、そしてとてつもなくカッコいいのだ。これは本当に聴いて頂ければハッキリ理解できるはずである。ビートを手がけるDouble Clapperzがまた本当にいい仕事をしており、ralphの持つ魅力を最大限に引き出していると言える。彼自身のスタイルはこれまで日本ではなじみの薄かったものではあったが、彼のスキルや経験に寄って今の位置を勝ち取っている現状にピッタリなのがまたカッコいい所である。彼のワンマンライブに行ったことがあったが、やはりバチイケであった。2024年、ここまでは比較的静かではあるが、ここからの彼の動きに注目していきたい。
また、5月22日にリリースされたHIYADAMのニューアルバム『Capture Land』にralphが客演として参加した楽曲『Bet』が収録されている。二人のビートへのアプローチが最高にノれる楽曲になっているので、是非チェックしていただきたい。
この曲を聴くのにオススメな時:自信を強めたい時、無敵になりたい時
このラッパーの他のオススメ:『No Flex Man』,『Get Back(feat.JUMADIBA,Watson)』/ralph
いきなり何曲も紹介するのもなと思い今回は3曲に留めたが、紹介したいラッパーはまだまだ山ほどいるので是非また紹介させていただきたい。最後に、これを読んだ皆さまが自分にとって良い1曲に出会えることを強く願う。
音楽は人生を変える。こういった表現は少し大げさかもしれないが、少なくとも音楽はその時々に聞く曲によってその人の気持ちを支え、影響を与え、そして印象をつける。例えばそれは自分がまだ幼い頃に病院で怯えながら診察を待っていたあの時、室内に流れていたオルゴールの音が不安を感じさせる音でしかなくなってしまったこと。例えばそれは中学生時代、なかなか朝起きれない自分をどうにかしようとお気に入りの曲にした結果、自然とその曲を聞かなくなってしまうほど嫌いな音になってしまったこと。いずれもその曲を聴くことによって当時のことが自然とぼんやり浮かんでくるだろう。このように自然とぼんやり浮かんでくる瞬間として、今回は高校時代にフォーカスしたい。高校時代といえば青春。誰しも他人に、あるいは自分になにか熱い気持ちを持ったと思う。そういった気持ちを思い出させるのにぴったりな曲を、今回は紹介していきたい。
この曲は2018年8月1日にリリースされた。映画「青夏 きみに恋した30日」の主題歌として書き下ろされ、タイトルにもある通り夏を舞台とした王道青春ソングだ。個人的に思うこの曲の好きなところは、曲の最後の部分で「映画じゃない」という歌詞を三回続け、それぞれ順に「君らの番だ」、「僕らの青だ」と「僕らの夏だ」と後ろに付けているところだ。曲の最後に同じフレーズを三回続けているのだから相当強調したい部分であると考えられるが、何を伝えたいのだろうか。その解釈の仕方は人それぞれではあるが、私個人的な解釈でいうとこの部分では青い時代(若い時代?)を指すだけではなく、そうでない世代の人全員にも当てはまるのではないかと考えている。そして、誰だって主役になることができるのだという力強いメッセージがあると私は感じた。こういった強いメッセージ性を持ちながら、青春を私たちに思い出させてくれるので、私はこの曲が好きだ。
この曲は2012年11月7日にリリースされた、テレビドラマ「高校入試」の主題歌となった。この曲もタイトル通り青春を表した曲であるのだが、先ほど挙げた「青と夏」のような煌びやかで鮮やかな青春ではなく、ここでは思春期特有の不安や葛藤を感じつつ過ごす青春を表している。このような特徴を持つこの曲で私が好きなところは、曲終盤にある「夢をみては打ちひしがれて 立ち上がってはまた憧れてさまよって 自分を知った気になって また分からなくなるそんな 青い春と言う名のダンスを」という歌詞だ。この場面の歌詞は全体的に感情をストレートに表している歌詞の中で特にそうなっている部分であると私は考えていて、自分の思い描く夢を挫折しまた夢を見て挫折を繰り返し、自分を知った気になったがまた見失う……そんな青い春というダンスを踊るんだ。というまさしく私が思春期に感じていた葛藤を見事に表していた。そういうストレートな感情の表し方と共感から私はこの曲に胸を打たれ、好きな曲の一つとなった。
ここまで熱い気持ちを思い出させてくれる青春ソングとして2曲紹介したが、これはあくまで自分の主観に基づくもので人によってその時を思い出させる曲は違ってくると思うので、私の紹介した曲は参考程度に考えてほしい。ここで大事であることは、自分が青春時代を過ごした時に聴いた曲を聴くことなのである。またもう一つ伝えたいこととして、昔聴いていた曲を後になってもう一度聴くと違った視点で見ることができるということである。今回曲を紹介するにあたって主に歌詞を紹介したのだが、この歌詞の部分を青春時代に意識して聴いていたわけではない。私の場合メロディに惚れて曲にハマったのが発端であるのだが、時がたちもう一度曲を聴くと歌詞の部分でさらに惚れることができたのだ。このように時がたち自分の変化によって同じ曲でも違うハマり方をすることもある。だからこそ、同じ曲だからつまらないと思わずに、熱い気持ちを持った青春時代の曲を、再び。聴いてみてはいかがだろうか。
2023年7月26日 発行 初版
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2004年1月23日生まれ。