日本のブルースギター開祖　
塩次伸二氏の学生時代
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川口正三



塩次氏は1965年、中３の時、田川市より右京中に転校。
（席は私の隣）
昼は殆どパン食で伸二も私も揚げパンが好きで、
特にうぐいすあん目的で売店まで競争した。
昼休みは階段の段トピをして遊んだ。
確か13段か14段くらいは飛んでいた。

1966年、大南に入学。
GSとして活動したのは２年生からかな？　
放課後、教室にアンプやドラムを持ち込んで練習。
この時代は寺内タケシやベンチャーズが流行っていた。
伸二はビートルズはやらなかったようだ。
ヤマハライトミュージック九州大会で２位（銀賞）、
曲は運命（寺内タケシ）。
夏祭りは大牟田駅前と五月橋公園の舞台で何度か演奏。
大南の高校生最後の文化祭ではキャラバン、アパッチ等を演奏。
ドラムが怪我していたため急きょ私が担当。無茶振りでした。
受験までギターを封印。

その後伸二に会ったのは
私が平成元年に東京転勤になってからの同窓会でした。

伸二のギター経歴
1970年．ウェスト・ロード・ブルースバンド結成
1975年、ブルースバンドを脱退。ソロ活動開始。

1990年代ではNHK紅白歌合戦でギター担当していた。
本番中に私が携帯に電話したことを覚えています。
（なぜ電源切ってないのかな～）

年代は覚えていませんが
内藤やす子が「六本木ララバイ」で
再デビューした時に隣でギター弾いてたのを
テレビでみたことがありました。

2004年、映画出演「リバイバル・ブルース」、
桃井かおり、内藤剛志、奥田瑛二、塩次伸二（バンド）

2007年、もんた＆ブラザーズ再結成に参加（北島三郎事務所）

　　　　2008年10月19日没 　


追記　　　　　たんとたんとグループ

塩次伸二さんは
BBキングの大阪公演のオープニングアクトを務め
日本ブルースブームの創始者
大牟田を描いた映画「ひだるか」で演奏されています。

橋本さんと川口さんの
フェースブック「たんとたんと」での
会話

橋本　
塩次伸二さんが
大牟田で里帰りコンサートをされた時のCDを探し出しました〜
80分。

川口
里帰りコンサートには小林エミさんも来てましたかね？　
このときは同級生たちが中心になって呼んだと思いますが
私は行けなかったんですよ。

橋本
大南の同級生が主催で
発起人グループが
ウチの店を利用されていたので　お手伝いさせて頂きました〜
打ち上げを私の店を使って頂きましたが
塩次伸二さんは
嬉しさから気分が良くなられて飲まれてました〜
お酒は強かったのでしょうが
無理をされてたのでしょうね
女性のジャズシンガーもご一緒でした。

川口
伸二はめちゃくちゃ酒に弱いです。
顔真っ赤にして飲んでいたと思います。

橋本
そうなんですね〜
CDを聞いてみました
女性シンガーさんの事を
小林〜と言ってありました。
主催をされてた池田さんが
酒が強かったので
その日　飲まれてたイメージでした～
タダキツそうなのを一生懸命に頑張ってる印象が強かったです。

川口
伸二も時々歌いますが田川なまりなのでしょうか、
「せ」を「しぇ」と言っていたようです。
中学生の時に田川から転校してきて、
私の隣に座ったのが因縁の始まりでした。
右京中でした。

亡くなる２年前だったと思いますが
「雑誌にアップで載っとるから見て！」と言われ、購入しました。

橋本
里帰りコンサートの時
私も　スタッフをさせて頂いていて
コンサートも午前と午後の部で有り
お疲れの後、
さらに場所を移動して演奏されました
途中　内緒でと心臓の薬を飲む為の水を運びました〜
苦しそうな中
同級生が呼んでくれたからと最後の力を振り絞るように立ち上がられて
何もなかったかのように演奏されたのを思い出しました〜
その時なんて強い人だろうと思いました〜
その次の年に亡くなられたと聞きました。

川口
そうだったんですね～。
新宿で会ったときは薬の副作用か
どうか分かりませんが指が腫れてましたよ。

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10月19日午前０時20分、
心不全のため栃木県佐野市の病院で
お亡くなりになりました。