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一つのことに異常なほどの熱をそそぎ、とんでもない執着をみせるのが、オタクという人種だ。オタクの幸せは推しの幸せであり、推しに関わることすべてに国宝級の価値を見出す。推しの存在がオタクの人生のすべてであり、オタクは推しのために存在する。だからこそ忘れてはならない。オタクの、推しを思った行動、オタ活はすべて、あくまでオタクの自己満足でしかないことを。
オタクの推しへの求愛行動は様々。大量のグッズを購入し、物量でものをいわせる人、推しの人物像、その解釈を煮詰めた二次創作に励む人、推しを連想させるカフェを見つけてそこでお茶する人なんかもいます。本稿では、多種多様な愛情表現にいそしむオタクの幸せそうな物語をお届けします。どうか、その熱量に引かないで、最後まで見届けてやってください。オタクという生き物を、面白がっていただきたい。
どんなオタ活をするかは人それぞれです。一体どんなことをする人がいるのか、二人の空想の人物による物語で知っていただければと思います。
私は、推し未亡人だ。推し未亡人とは、好きな作品のストーリー内で、推しが亡くなった人のことをいう。作品内でのキャラクターの死というのはなんとも複雑なものだ。前の話にさかのぼれば、推しが健やかに生きる姿をみることができる。これから先更新される話の中で推しが出てくることはなくなるが、振り返ればいつでも会えてしまう。作品を切り取る箇所によっては、まだ推しが生きていると錯覚できてしまう。推しの死によって与えられた衝撃は、時間経過で忘れることはできない。ずっとずっと残るのだ。生きているときの元気な姿と、死ぬ瞬間の光景を、何度も何度も反復できてしまうから、忘れられずに残るのだ。つらいなら反復しなければいいと思うかもしれない。けれどそうじゃない。私は推しを覚えていたい。推しの性格や思想、言動のすべてを、記憶の中で風化させず、美化することもなく覚えていたいから、作品を見返すのだ。そんなわけで、推しが亡くなっても、私のオタ活は終わらない。
オタ活といっても何をするのか。原作からの供給が途絶えた今、自分にできることはないと絶望するのはまだ早い。令和のこの時代はどこもかしこもオタ活を歓迎する優しいサービスがご用意されている。私はそれを活用する。
推しカクテルというものをご存じだろうか。推しカクテルとは要するに、創作カクテルをオーダーできるサービスのことである。店に行き、そこで渡されるオーダーシートに、推しへの愛や、カクテルに入れてほしい酒の種類、味の傾向など細かに記入し、それを店員に渡すことでつくってもらえる。創作カクテルの良さは、推しを、お店の力を借りて自分なりに表現できること。創作カクテルは、つくる店員が違えば出来上がりが変わることはもちろんのこと、客のオーダーシートの書き方によっても出来上がりのカタチが変わる。例えば、天真爛漫な性格だが、容姿はとても美しく、外見と内面にギャップがある推しをオーダーする場合、どんなカクテルをお願いするだろうか。第一印象はさっぱりしたしっかり者という印象だったが、実は天真爛漫だったというのを表現するために、上の層にライムなどの涼し気な味をいれてもらい、下に行くにつれて甘くなるようにオーダーするか。はたまた第一印象のことはカクテルに反映せず、天真爛漫な性格だけをとって全体を甘く仕上げるのか。味の表現だけでもいろいろ考えることができる。
推しをどう解釈し、どう表現するのかを考える。この行為が、私はとてつもなく楽しい。推しのことを思い浮かべ、推しのことだけを考えていられる。そしてついでに美味しいお酒も、美味しいおつまみも食べられる。なんて幸せな空間、贅沢な体験なのだろう。あぁ。オタ活っていいなぁ。
推しと出会ってから、私が稼いだお金はすべて、オタ活に注いでいる。服装も髪色も、推しがしている恰好をオマージュしたものになったし、身に着けるアクセサリーも、部屋に飾る小物も、すべてが推しに関係するもので埋め尽くされている。グッズの缶バッチはものによるけど、基本的に最低40個はそろえるし、多くて100個は集めている。痛バッグをつくりすぎて、缶バッチに合うデザインのバッグを探すことが特技の一つとして自慢できるようになってしまった。最近は痛バッグの種類も増えてきて、ハート形のものから蝶モチーフのもの、リボンとかの部品が付け替えできるものなど、よりグッズのイメージに合わせやすくなった。ハート型のバッグで痛バをつくったことはないんだよなー。ハート型の缶バッチがグッズで出たらやってみようかな。そんなことを考えて、スマホをスクロールすると、タイミングを見計らったかのように、新作グッズの情報が発表された。どうやら某テーマパークとコラボするに伴ったグッズ販売らしい。ご丁寧に缶バッチの形はハート型ときた。これは頑張るしかない。
缶バッチはすべてランダム商品だ。推しの缶バッチをそろえるには、自分で買うのはもちろんのこと、SNSを最大限活用する必要がある。使うのはXだ。まずは自分のアカウントで、ほしい推しのグッズを書く。改行した次の行で、交換条件を書いて、自分のアカウントの名前が書いてある紙と一緒に交換できるグッズを撮影し、それらを投稿する。あとは他の人からの声かけを待つ。待っている間もXにへばりつく。へばりついて、他に私のような投稿がされてないかを確認する。グッズ交換の条件がいいものを見つけ次第すぐに声をかけて交渉。これを、目標数に達するまで繰り返す。ここで見栄をはっても仕方がないからぶっちゃけていうけど、本当にたいへん。誰と何を話して、どこまで話がすすんでいるのか訳が分からなくなってくる。しかも早いもの勝ちなところがあるからうかうかしていられない。気分は厳しい戦いを生き抜く戦士だ。
この私のオタ活は、楽しそうと思えないかもしれない。実際交換交渉をしているときはちっとも楽しいことはない。でも、私の好きなものがいっぱいあって、それに囲まれる幸福は、何にも代えがたい。
痛バッグつくりもいいけど、そろそろ別の要素もほしいな。そうだ。今度はコスプレ衣装を買って部屋に飾ろう。推しが家にいる感がでて楽しそうだ。いいな。いいなぁ……。やろう。
いかがでしょうか。かなりいろんなことやって、忙しそうに幸せを感じてたなと思われたのではないでしょうか。この物語はあくまで空想上の人物について書いたもので、実在はしません。が、探せば似た人はいるかもしれません。複数の人を参考に書きましたから、ありえそうなものです。
話を戻しますが、ここで記したことはオタクの実態の一つのパターンでしかありません。オタクは異常なほどの熱量を抱きがちなので、その分行動も大胆なものになりやすいです。しかし、オタ活は所詮自己満足です。自分が幸せを感じるからこそ、根を詰めるようなオタ活もできてしまうし、むしろそれをやらない選択をする人もいます。
推しがいる人いない人、あなたはどんな愛情表現をする人ですか。自分が幸福でいられるような生活でしょうか。心惹かれるものに出会ったとき、素直に全力で推せるように、自分の楽しみ方を探したいものです。
推しという言葉は、昨今とても広義的かつ一般的な言葉として生活になじんでいる。ある人は人生をかけて好きな人のことを、ある人は生活の中で恋愛的ではない好きな人のこと全体を、推しと呼んで見つめている。
そんな推しがいる人の中で、物量や現場数、ファンサ-ビス(以下ファンサ)やライブのレポートを見て病んでしまったことがある人は、どれくらいいるだろうか。恐らく、少なくはないだろう。その理由は、他人と比較して自分は本当に好きなのだろうかと思ってしまったり、推していていいのだろうかと考え込んでしまったりとさまざまだと思う。しかし、私は推し活をする上で病んでしまうのは本末転倒なのではないか、と考えている。
そこで今回は、私自身の推しの良さや好きになったきっかけを振り返る。そして、これをきっかけに読者にはぜひ私と共に初心に帰ってほしい。簡単に言えば、共に懐古厨になろうということだ。そうすることで最初の純粋な好きの気持ちを思い出し、少しでも他人と比較せず楽しくオタ活ができるようになれば嬉しい。
本題に入る前に、まずは私の推しを簡単に紹介したい。
私の推しはにじさんじ所属VTuberの長尾景だ。にじさんじとは簡単に言えば、ANYCOLER株式会社が運営を行うVTuberの大手事務所であり、百名以上のライバーが所属している。そんな事務所に所属するうちの一人である桜魔皇国出身の祓魔師が、私の推しである長尾景だ。桜魔皇国とは、バーチャル世界に存在する要は架空の国で、祓魔師とはその国に住む「魔」という「人」に害を与える存在を滅する職業とされている。
彼の活動の軸は主に二つある。一つ目は、彼に限らずライバーの本職である配信活動であり、二つ目は得意であったり好きであったりする歌やダンスを活かした動画投稿・リアルライブの活動だ。
一つ目の配信活動については、ゲームや雑談などはもちろん配信上でのイベントの企画も行っている。数人を集めた小さな企画から事務所全体を巻き込んだ大きな企画まで、その種類はさまざまだ。配信をただするだけでなく、他のイベントなどへの参加・企画にもとても積極的に取り組む彼は常に新しいことに挑戦しており、その前進し成長していく姿はとても魅力的だ
簡単に紹介したところで、本題に入っていく。これを読んでいるあなたも、一緒に自身の推しについて振り返ると楽しいかもしれない。
まずは、私が長尾景を推し始めたきっかけだ。正直気づいたら好きになっていた、という節があるため詳細な日付などは覚えていないのだが、それでも尚印象に残ったことについて二点紹介する。
一つ目は歌だ。彼の歌は今となってはすべて大好きなのだが、二〇二〇年七月十二日に行なわれていた配信(※1)で歌われていた、BUMP OF CHICKENの「花の名」に特に心を奪われたのを覚えている。当時は彼のことを知らなかったのでアーカイブでの視聴とはなったが、感情を込めて誰かを思うように大切に歌うその歌声がとても印象的で、もっと歌を聴きたいという思いになった。
二つ目は「100日後に歌が上手くなるケイナガオ」(※2)という企画だ。この企画は既に私が好きになった後に行われたものだったのだが、これをきっかけに更に好きになった。
この企画は、彼がデビュー三周年とその付近で開催されるライブなどに向けた歌唱力の向上を目的とした企画であり、どのようなことを今は特に頑張っているのかなどを聞くことができた。そこから見ることができた努力を楽しむ姿をかっこいいと思い、更に好きになったと記憶している。また、この頃の私は驚くほど勉強のモチベーションが下がってしまっていたのだが、この配信をしている時間は私も勉強を頑張ると決めたことで、テスト勉強のモチベを保ち点数も上げることができた。そのため、勝手な解釈によるものだがこれも相まって更に好きになった。
では次に、私が現在思う彼の好きなところを三つ述べる。推しの好きなところは正直無限に思い浮かぶが、特に好きなところを思い返して、好きでたまらなかった初期の頃の心を取り戻そう。
まず一つ目は、努力家なところだ。これは先程のきっかけの話にも繋がってしまうのだが、彼は常に努力をしている。歌に限らず、ゲームも元から特別上手だったわけではないが、ライバーになるにあたって一番上のランクまで上げたエピソードなどがある。コミュニケーションも元々苦手だったにもかかわらず、会話が得意な身内に憧れて鍛えるなど、自身を努力で作り上げているところが尊敬できる点でもあり、好きな点でもある。
次に二つ目は、いつでも前向きな姿を見せてくれるところだ。彼自身の根はどちらかというとネガティブなのだが(※3)、配信ではあまりそういった面は見せずに次やりたいことなどといった未来の楽しみな話をしてくれる。もちろん前を向いている彼も本当の姿だが、常にエンターテインメントであること・コンテンツであることを意識して表舞台に立ってくれているところがとてもかっこいいと思うし、好きだなと思う。ごくまれにマイナス思考な姿を見せてくれるのだが、普段からポジティブであることを意識してくれているため、その姿すら見せてくれてありがとうと思えてしまう、ちょっとずるいところでもある。
最後に三つ目は、偏見や固定観念があまりなくフラットな視点から知らないことも楽しめるところだ。彼はVTuberの世界では珍しく、まったくサブカルに明るくない人だった。そのため、いわゆるオタ活などといったオタク文化もまったく知らなかった。そのような人のほとんどは、痛バッグや祭壇を見るとキモい・怖いといった反応をする。しかし、彼は「すごい!」「ああいうの好きだから見せて」と言ってくれた。また、知らないゲームやアニメなどについてもまずやってみるという姿勢が常に見受けられる。私はつまらなそうだとか難しそうだとかで、行動に移すことなく何もしないことが多いため、その視点を持っている推しのことがとても好きだし、私も持ちたいと思う。
ここまで、推しへの自分の思いを確認してきた。そこで、最後に自分なりの推しの楽しみ方を振り返り、初心にかえって何が楽しいのかを思い出していく。
私が彼を応援するうえで行っていることは、主に三つある。
一つ目は、配信や動画の視聴だ。これが一番基本的なところであり、配信者を追う者であれば誰もが行うことだと思う。しかし、これは基本でありながら、全てを見ようとすると自身の生活とのバランスをとるのが一番難しいものでもある。そのため、生きている人同士すべてを知ることは端からできないのだから、最初から興味のあるものだけを見ようというスタンスで私は配信を見ている。
二つ目は、グッズ・ボイスの購入だ。ここからは配信者を追うという点ではプラスαのものになる。しかし、グッズやボイスの売れ行きがある程度その人の需要を示す指標になることと、本人の収入につながることから私は積極的にこれらを購入している。とは言え、すべてのグッズやボイスを希望数追うことは現実的に不可能なため、ほしいものの中からさらに厳選して購入している。
三つ目は、SNSでの切り抜きや記念日お祝いなどの投稿だ。これは主に本人の活動を他者に広めたり、本人の周年や誕生日などの記念日をより盛り上げるために行っている。運が良ければ本人の目に留まることもあるため、一石二鳥だということもできるだろう。記念日の他には案件配信の感想やイベントに行った報告なども投稿しており、本人の影響力を示すことを主に目的としている。これには金銭が絡まないため、好きな時に好きなだけ投稿を行っている。
ここまで、私の推しである長尾景とそれに対する推し活を取り上げてきた。このように振り返ると、自分本位ではなく推しのことだけを夢中で考えていた時期の気持ちを思い出すことができるのではないだろうか。ファンサのため、レスポンスのため、いいねのためなどではなく、純粋に推しを好きだと思う気持ちは、一番忘れてはいけないものでありいつでも立ち返るべき場所なのではないかと私は思う。
もしかしたら、好きになった瞬間のことは一切覚えていないかもしれない。昔とは、好きなところが変わっているかもしれない。それでも、好きだという気持ちは消えていないのではないだろうか。それが推し活の原点であり、原動力になっていたのではないだろうか。
もし推し周辺の何かしらで他者と比較して病みそうになってしまったときがあれば、こうして推しを好きである気持ちを思い返してほしいと私は思っている。
(※1)【歌枠】VΔLZオフコラボ歌枠!!!【にじさんじ/長尾景/甲斐田晴/弦月藤士郎】【VΔLZ】
https://www.youtube.com/live/5UJcAmXxKG8?feature=shared&t=7023
(※2)【歌枠】約100日後に歌が上手くなるケイナガオ7日目【長尾景/にじさんじ】
https://www.youtube.com/live/U-lW_FNznlU?feature=shared
(※3)【♯VΔLZ音楽談義】みんな何を思って音楽やってんの?【長尾景/甲斐田晴/弦月藤士郎にじさんじ】
https://www.youtube.com/live/Ha9hCLvx4HQ?feature=shared
私の推しは、競馬ファンから天才少年・世界最強馬と称されるイクイノックスです。
戦績は10戦8勝(うちG1・6連勝)。主な勝ち鞍としては天皇賞・秋を2連覇、有馬記念、ドバイシーマクラッシック、宝塚記念、ジャパンカップなどが挙げられます。これらの実績により2022年にはJRA賞最優秀3歳牡馬および年度代表馬、2023年にはJRA賞最優秀4歳以上牡馬および年度代表馬に選出されました。また、2023年にはロンジン・ワールド・ベスト・レースホース・ランキングにおいて、日本の競走馬として史上最高記録の135ポンドを獲得し世界ランキング1位に輝き世界的名馬として知られています。
加えて、種牡馬としては初年度の種付け料としてディープインパクト・コントレイルの1200万円を大きく上回る史上最高の2000万円に設定されました。
私とイクイノックスの出会いは、2021年8月28日、新潟競馬場の芝1800mで行われた彼のデビュー戦でした。レースでは特に注目している馬がいたわけでもなく、ただ漠然とレースを眺めていた私の目に鮮烈な光景が飛び込んできました。それが、イクイノックスでした。
各々の騎手に鞭を打たれながら他の馬が懸命に走る中、ただイクイノックスだけが鞭をほとんど使われることなく、まるで鼻歌でも歌っているかのように馬なりのままに後続を置き去りにしていき、結果的に6馬身差の圧勝でした。他馬と比べてもまだ若駒であることを象徴するような線が細く厚みのない薄い青鹿毛の馬体からは、想像もつかないほどの力強く美しいストライドでターフを駆け抜ける圧倒的な走りに目が釘付けになっていました。このデビュー戦で私は間違いなく、ターフで輝く彼に心を奪われました。
イクイノックスがターフを駆け抜けた全10戦を観戦する中で、私の感情はまさにジェットコースターのように激しく上下しました。彼の存在が、私自身の感情の振れ幅を最大限に引き出したといっても過言ではありません。
デビュー戦の衝撃的な勝利後、イクイノックスはGⅡ東京スポーツ杯2歳ステークスを勝利牡馬クラシックレースの最有力候補の評価を得ました。しかし、その後の皐月賞で初の敗戦となる2着。続く日本ダービーも2着という結果に終わりました。生涯1度きりのクラシックレースであと1歩届かなかった頂点に、まるで自分事のように悔しかったです。しかし、同時に彼への誇らしさも覚えました。当時のイクイノックスの馬体は未熟で厚みが一切なく、虚弱体質から調教も満足に積むことができないと耳にしていました。さらに、2戦連続で大外枠である18番枠という不運まで背負っており、これほどのハンデと未完成さがありながらポテンシャルだけで2着になったイクイノックスを私は誇らしく思いました。
夏を経て、イクイノックスは身体的にも大きく成長しました。虚弱体質も改善され、調教も積むことができるようになった彼は、まるで本領を発揮するかのように躍動していきました。2022年の天皇賞・秋での勝利は、彼の才能がついにG1制覇という形で証明された瞬間であり、私は心の底から喜びました。続く有馬記念も制し、イクイノックスは最優秀3歳牡馬と年度代表馬に輝きました。翌年のドバイシーマクラシックでは、前年の覇者シャフリヤールなど強力なライバルを相手に終始馬なりで鞭を使われることなく3馬身差で圧勝。コースレコードを更新し、世界レーティング1位を獲得しました。
私は、世界一となったイクイノックスに喜びと誇らしさを感じる一方で、「負ける姿を絶対に見たくない。もし負けてしまったら……」と、イクイノックスがレースに負けることに対し極端に恐れていました。特に、帰国初戦となった宝塚記念では出走が発表された直後から私は不安で仕方ありませんでした。コンディションがあまり良くはないという陣営の発言、初の関西輸送、初の阪神競馬場、前走逃げの形をうったことで抑えがきかないのではないかというSNSの意見。なにより、父であるキタサンブラックが2017年の宝塚記念において単勝1・4倍の圧倒的な支持を集めながら大敗したことが頭をよぎり、当日ゲートが開くまで私は毎日ふとした時にイクイノックスのことを考えるたびに不安に襲われました。しかし、イクイノックスはそんな私の不安をよそに、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンカップとG1を6連勝し現役生活を終えました。
彼の走りを通じて、私は喜び、誇り、そして不安という様々な感情を経験しそのたびに心が大きく揺さぶられました。
そうした感情の中でも、宝塚記念の頃から特に顕著になった「負ける姿を見たくない」という強い不安は、私自身の内面を見つめなおすきっかけとなりました。イクイノックスの勝利が続けば続くほど、私は無意識のうちに彼に完璧を求めていました。それは、イクイノックスの成功がまるで自分自身の成功であるかのように感じられ、彼の輝かしい功績が、私自身の自己肯定感や幸福感に繋がっていたからかもしれません。彼の存在は、単なる「推し」としての応援対象を超え、私の感情や心の安定に強く影響を与えていたことを痛感しました。
イクイノックスとの距離感が、私独自の「推し活」スタイルを築き上げました。彼のデビュー戦以降、ドバイを除く全てのレースと引退式に足を運びパドックでその美しい馬体を目に焼き付けました。
SNS、特にX(旧Twitter)では、毎日イクイノックスと検索することが習慣となり常に新しい情報を追いかけました。レース後には、ファンが撮影した彼の写真を眺めるたびに私は充足感を得ていました。また、グッズ収集にも熱中しアイドルホースぬいぐるみをはじめ、サラブレットコレクションシリーズ、引退を記念したブルーレイ、写真集などイクイノックスの関連グッズなどを集めています。こうした1つ1つの「推し活」は単なる趣味を超え、私にとってかけがえのない心の支えとなっています。
イクイノックスが引退した現在もX(旧Twitter)やYouTubeで彼の近況を追い、種牡馬として管理されている社台スタリオンステーションでの写真や初年度産駒の姿を見ることで日々癒されています。
イクイノックスが私の人生にもたらしてくれたものは、計り知れません。彼の勝利は私に最高の喜びと高揚感を与え、彼の存在そのものが日々のモチベーションとなりました。競馬場に足を運び、SNSで情報を追いかけ、グッズを集める。こうした「推し活」を通じて私の毎日は彩られ、自己肯定感も高まっていったように思います。
イクイノックスは現役を引退し、現役時代以上の大きな期待を背負いながら種牡馬として第2の道を歩んでいます。ターフで彼の走りを見ることは2度とありません。しかし、それは決して終わりではなく2027年には彼の遺伝子を受け継いだ初年度産駒達がターフを駆け始めていきます。彼の紡ぐ血統の物語を追い、その子供たちを応援できることは、私に尽きることのない喜びを与えてくれます。
イクイノックスとは、私にとって、終わりのない夢と希望を見せてくれる存在です。
さまざまなモノやコンテンツで溢れかえる現代で、「推し」という言葉はアイドルや作品のキャラクターなどに加え、食べ物や場所に対して使われることも今では珍しくない。それほどまでに推しという言葉、存在は当たり前のように人々の中に浸透している。本稿を読む読者の方々にも推しがいる人は多いと思う。
では我々にとっての推しはどのような存在なのだろうか。また、推しという存在が我々に与える影響は何だろうか。後項では、実際に推しが存在する私が以上の2つを深く考えていく。
推しという存在をどう捉えるかは人それぞれだ。
アイドルを例に挙げると、その存在を憧れの対象として見る人や癒しとして見る人がいる反面、神に近しい存在として崇拝している人も中にはいるだろう。では、食べ物や場所はどうだろうか。推している場所へ訪れることでの癒しであったり、ストレス発散の対象として推している食べ物があったりなど、さまざまな推しの存在、形があるかと思う。
このように、推しという存在の捉え方は推す対象が何かや、推しに対しての愛の形などによって全く異なってくる。
推しは常日頃、我々に何かを提供し続けてくれている。それはインスタグラムやYouTube、ライブなどを通してや、好きな場所に見たことのないお花が咲いていたり、コンビニで好きな食べ物の新商品が出ていたりなど、些細なことでも何かを与え続けてくれている。ではその「何か」とは何だろうか。
例えば「モチベーション」だ。私は、大抵の人間はご褒美や楽しみがないと何かを乗り越えられないと考えている。そういったご褒美や楽しみを推しに置き換えて考えてみる。「これが終わったら推しのライブがある」や「この発表を終えたら好きな食べ物を食べる」など、推しからご褒美を提供してもらえることがモチベーションへと繋がっている。
ほかには「生きがい」が挙げられる。人生の中で決断を迫られる場面は多い。私自身も今までに何度か大きな決断をしたことがあるが、そのたびに推しの存在が心の支えになっていたことは間違いない。決断以外にも落ち込む出来事があったり、嫌なことがあっても推しが生きがいを与えてくれることによって、日々を過ごしていくことができる。
モチベーションや生きがいを与えてくれる推しの存在は非常に大きく、同時に与えてくれる影響もとてつもなく大きい。そういったモチベーションや生きがいが、もしかしたら人生を変えてくれるかもしれない。そのため、何か影響を与えてくれるような推しの存在はこれからも大事にしていくべきだ。
私は推しの存在が徐々に変化し、同時に推しに対しての心の距離感も変わってきていると感じている。
その理由として、「推し」という言葉が広く浸透し、認知されるようになってきたことが挙げられる。さまざまなモノやコンテンツに対し、気軽に推しという言葉を使えるようになったからこそ、何かを推していることを堂々と発言しやすくなってきている。これは非常に良い変化なのではないかと感じている。私自身、友人との会話の中で推しの話題について触れやすくなったし、両親にも推しの存在を認知してもらって、名前を覚えてもらって実際に一緒にライブに足を運んだりもしている。
このように、推しという言葉が広く浸透され堂々と発言できるようになったことが、推しに対しての心の距離感にも変化にも繋がってくるのではないかと考えている。
私は8年ほど同じアイドルを推しているが、ここ数年で推し方に大きな変化が起きていると深く実感している。
自身の変化を挙げると、以前はYouTubeなどを見て比較的お金をかけずに推していた。それが現在は、ファンクラブに加入しグッズやCDを購入して実際にライブにも足を運ぶという、お金をかける推し方へと変化している。これは、自身が推しに対してかけることのできるお金が増えたというのも一つの要因として挙げられるが、友人やネットなどの周りの環境の影響も少なからず受けていると感じている。私が好きなアイドルの界隈には、グッズの量と愛は比例するという考え方をする人が昔から一定数存在する。この「グッズ=愛」という考え方の影響を多少受けてしまい、私自身昔は同じCDを何枚も集めたり、イベントなどでも大量にグッズを購入していた。現在は考え方が変わり、惹かれたグッズのなかでも実用性のある物のみの購入にしたりランダム商品は購入しないなど、ある程度自身で考え、制限できるようになった。
ここで挙げたのはあくまで私自身の経験だが、時代や周りの環境によって推し方というのは大きく変化していくものだ。これからの時代、まだまだ推し方の変化は訪れるだろう。私としてはさらに推しやすい環境が訪れることを願っている。
最近、「推し」という言葉を日常生活で耳にする機会が増えました。友人たちの会話の中でも「推し」の存在について語るようになったり、「推し活」をテーマとしたカフェやアクセサリー店が登場したりと、「推し」は私たちにとって身近なものとなりました。その一方で、「推し活に興味はあるけれど何から始めたらいいのか分からない」「自分の好きなジャンルや推しが見つからない」という声も耳にします。特に、まだ「推し」の居ない方や、「推し活」未経験の方にとっては、その楽しさや魅力が伝わりにくいかもしれません。
本稿では身近な存在になりつつある「推し」について、私の推しや推し活の体験を交えながら、「推し」を見つけるきっかけとなることを目指します。
デジタル大辞泉によると「推し」とは、主にアイドルや俳優について用いられる日本の俗語であり、人に薦めたいと思うほどに好感を持っている人物のことを指します。元々は、アイドルグループの中で最も好感を持っている人物である推しメンを由来とする言葉です(※1)。現在ではその意味合いは大きく広がっていて、アイドルや俳優だけでなく、アニメや漫画のキャラクタースポーツ選手、さらにはYouTuberやVTuber、作家など様々な分野で「推し」が存在するようになっています。
「推し」とは、ただ好きなだけではなく、その魅力を誰かに伝えたくなったり、語り合いたくなるような存在です。誰かや何かを心から応援したい、頑張っている姿に勇気をもらえる、日々の生活でその存在を思い浮かべるだけで頑張れる、そんな感情を抱かせてくれるものが「推し」なのです。
たとえば、テレビで見る俳優の演技やSNSでふと流れてきたアーティストの作品に惹かれたり、VTuberの配信スタイルに興味を惹かれたりすることがあります。また、ゲームキャラクターのビジュアルに惹かれて、何度もプレイしたくなることもあるでしょう。そんなふうに、自分の中で「特別」だと感じられる存在に出会ったとき、それこそが「推し」なんだと思います。
また、「推し」は必ずしも人である必要はありません。最近では動物や地域のご当地キャラクター、お気に入りのカフェを「推し」と呼ぶ人もいます。たとえば、オランダにあるアザラシの保護施設「ピーテルブーレンアザラシセンター」(通称アザラシ幼稚園)では、保護されたアザラシの赤ちゃんたちが生活する様子がYouTuberや公式サイトで発信されており(※2)、多くの日本人が「この子たちを応援したい」と、YouTuberのライブ配信で投げ銭をして話題になっていました。自分が「応援したい」「誰かに薦めたい、知ってもらいたい」と思えるものであればそれが何であろうと「推し」になりえるのです。
「推し」は、私たちの日常に小さな幸せや楽しみをもたらしてくれます。落ち込んだ時にも勇気や元気を与えてくれて心の支えになってくれることもあります。「推し活」はそんな特別な存在との出会いから始まります。
次に「推し活」とは一体どんな活動なのでしょうか。簡単に言えば「自分の推しを応援するためにする様々な行動」の事です。たとえば、推しが出演する映画やテレビ番組、ライブやイベントのチェックや関連グッズの収集、グッズの撮影、SNS上での普及活動も「推し活」に含まれます。最近では、生誕祭と称して誕生日を祝うためにグッズを並べてケーキを用意し、その様子をSNSでシェアしたり、推しのイメージカラーのアクセサリーを身に着けて楽しむ人も増えています。
「推し活」の楽しみ方は人それぞれで決まったルールなどは存在しません。自分の思うように、無理のない範囲で楽しむことが「推し活」を長く楽しむコツだと思います。また推し活を通して新しい友人が出来たり、行動範囲が広がったり、日常生活に新しい楽しみが生まれることもあります。
次の節では、私自身がどのように推しと出会い、どんな魅力がありどんな推し活を楽しんでいるのかを紹介します。
私は約4年推している人がいます。それはANYCOLOR株式会社が運営するVTuber・バーチャルライバーグループ「にじさんじ」所属の「葛葉」です。
VTuberとはバーチャルYouTuberの略称で、2Dや3Dのアバターを使用して、YouTubeなどのメディアで活動する動画投稿・生放送を行う配信者です(※3)。VTuberの多くは生放送を中心に活動していて、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができるのが大きな特徴です。視聴者はコメント機能で直接VTuberに話しかけることが出来、そのコメントにVTuberが返答したりします。そのため、ファンは配信の一部になっていると実感できて、親近感や一体感が生まれます。また、配信内容はゲーム実況や雑談、歌などさまざまで、自分が視聴したいコンテンツにあったVTuberをみつけて楽しむことが出来ます。
その中でも私の「推し」の葛葉は、「にじさんじ」の中でも特に人気なVTuberの1人です。YouTube登録者数は約198万人で男性VTuberの中でも高い人気があります。「にじさんじ」とグループが統合される前は「にじさんじゲーマーズ」としてデビューしていて、名前の通りゲーム配信が主軸のVTuberです。
公式サイトの紹介では「親の甘い蜜を吸い続けるニートのゲーマー吸血鬼。見た目にそぐわず我が儘で気まぐれな子供っぽい性格で、すぐ調子に乗る悪い癖がある。おまけにかなり現金でお金に目がない救いようのないヴァンパイア。(※4)」と紹介されています。
紹介と外見だけ見ると少し癖の強いキャラクターに見えるかもしれませんが、配信を見てみるとリスナーとのやり取りで見せるおちゃめな一面や圧倒的なトーク力、ゲームスキルの高さなど魅力度の高いVTuberです。
私が葛葉を推し始めたきっかけとしては、生配信が多いために多くつくられている「切り抜き動画」です。YouTubeで偶然お勧めに流れてきた「ARK:Survival Evolved」というオープンワールド恐竜サバイバルアクションゲームをプレイしている短い動画を見たのがきっかけでした。
その動画では、葛葉が仲間たちと協力しながら恐竜を捕まえたり、予想外のハプニングに大笑いしたりする姿が映っていました。ゲームの世界観に負けないほど自由奔放で、時々無茶な行動をとる葛葉の姿に、思わず切り抜き元のアーカイブをすべて見てしまいました。さらに、リスナーや仲間との軽快なやり取りや、予想外の展開にも動じながらも、笑いに変えてしまう高いトーク力に、自然と笑顔になったのを覚えています。
最初は「面白い人だな」と気軽に見ていましたが、気づけば他の切り抜き動画も次々と再生していました。どの動画でも、葛葉の飾らない性格や、ゲームを心から楽しんでいるのが伝わってきて、どんどん彼の魅力に惹かれていきました。
だんだん、切り抜きだけでは物足りなくなり、配信もリアルタイムで見るようになりました。リスナーとの距離感が近く、ゲームをしながらもコメントに即座に反応したり、時には真剣な話をしたりする葛葉の姿に、どんどんはまっていきました。今では、葛葉の配信や切り抜きが私の毎日の楽しみとなっています。
しかし葛葉の魅力は配信だけではありません。葛葉は歌手としても活動しておりオリジナル曲やカバー曲も出していて、普段の声からは想像できないような音域や独特な歌声は、配信とはまた違う一面を感じることが出来ます。ライブイベントなどで堂々と歌う姿やパフォーマンスからも視聴者にいいものを届けたいという葛葉の気持ちが感じられます。普段はマイペースでおちゃめな様子から打って変わって、歌になると一気にアーティストを感じさせてくれるこのギャップも大きな魅力の一つです。
このように、配信者としても歌手としても素晴らしい才能を持っている葛葉は、私にとってかけがえのない存在になっています。
私は、様々な形で葛葉の推し活を楽しんでいます。たとえばInstagramで葛葉に関するイベントやライブの感想、配信の感想をストーリーで発信しています。同じファンの方と配信の感想について語ったり、グッズの写真をシェアすることで、自分の推し活コミュニティが広がって、より「推し活」を楽しむことが出来ています。
またグッズも私の「推し活」には欠かせないものになっていて、特にお気に入りのグッズが、パペットとチェキです。新しいグッズが発売されるたびにチェックしています。ランダムのグッズの場合は、自分の好きなビジュアルのものと交換してくれる方を探したりもします。新しいパペットをお迎えした時には、いつもより身近に「推し」を感じることができます。パペットと一緒に写真を撮ったり、部屋に飾ることで、日常の中でも「推し」を感じることが出来ます。
さらにカフェでの「ぬい活」もよくしています。「ぬい活」とは推しなどのぬいぐるみ(通称ぬい)を持ち歩いて写真を撮ったりして楽しむ活動で推し活の主要な楽しみ方の1つです。葛葉のぬいぐるみやパペット、チェキをカフェに持参し、注文したスイーツやドリンクと一緒に写真を撮って楽しみます。そうすることでまるで推しと一緒にカフェタイムを過ごしている気分になります。
撮影した写真はInstagramに投稿して、同じ推しを持つファンの方々と交流したり、ハッシュタグを利用することでほかの人の推し活を見るのも楽しみの一つです。
こうした推し活が私にとって、癒しの時間になっています。
このように「推し」や「推し活」は、私たちの日常をさらに充実したものに変えてくれる大切な存在です。しかし最初から「これが推し!」と確信できる出会いは、特別な場面というよりも、むしろ日常の延長線上にあることがほとんどです。私自身も、偶然流れてきた切り抜き動画がきっかけで葛葉という推しに出会い、気づけばその魅力に夢中になっていました。
「推し活」は人それぞれで、楽しみ方に決まりはありません。SNSで感想を発信したり、グッズを集めたり、ぬいぐるみと一緒に写真を撮ったりと、どんな小さなことでも自分なりの応援の形を見つけることができます。大切なのは、無理せず自分のペースで楽しむこと、そして「少しでも気になる」「応援したい」と思える存在にちょっと心を向けてみることです。
今「推し」がいない方や「推し活」に一歩踏み出せていない方がいたら、まずは自分の好きなもの、気になるものに触れてみてください。テレビやSNS、YouTube、友人の会話など、きっかけになるものはたくさんあります。小さな「すき」から大きな「推し」につながるかもしれません。
本書が、あなたの「推し」と出会うきっかけや、「推し活」を始める一歩となればうれしいです。
(※1)コトバンク(デジタル大辞泉) 「推し(オシ)とは? 」
https://kotobank.jp/word/%E6%8E%A8%E3%81%97-2132332
(※2)ユーチュラ 「オランダの『アザラシ幼稚園』が大人気 癒しを求める日本人がYouTube生配信に殺到」
https://yutura.net/news/archives/119658
(※3)ウィキペディアフリー百科事典 「バーチャルYouTuber」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%ABYouTuber
(※4)にじさんじ公式サイト 「葛葉」
https://www.nijisanji.jp/talents/l/kuzuha
2025年7月25日 発行 初版
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二松学舎大学
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