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東京に通う皆さん、東京に用事がある皆さんは、ランチやおやつを考えるとき、どんな方法を使って調べますか?SNSを情報源にする人もいれば、知人からの口コミを頼りにする人もいるかもしれません。また、グルメ情報本などの書籍を読む人もいるのではないでしょうか。なんにせよ「何を食べるか」「どこで食べるか」に迷うことは多いのではないでしょうか。せっかく便利な都市部を利用するのですから、東京へ訪れる目的そのものにもできるような、そんな候補を探すための手助けになりたいと考えて出来上がった一冊です。都内大学という立地のいい場所へ日々通学していて、私が空きコマに行きやすかった・入ってみて印象的だったお店などを、ごくごく個人的な目線でお送りしたいと思います!近くをよく通っている、近くはないけど気になっている地名・駅の近くである、といった目線からでも興味をもってこちらを読んでいただき、東京探索にランチ時間を使ってみてはいかがでしょうか?
主に東京のパンをご紹介したいと思います。都内は様々なお店が集結しているだけあり、各分野を強みにしたベーカリーが揃っています。といっても、東京各地を歩いてパン屋を訪問するのはハードルが高い人もいらっしゃるかもしれません。そこで、詳細は本編で語っていますが、初めはパンフェスやパンマルシェといったイベントをおススメします!パン屋さんの名前やパンの種類を知るチャンスですし、アナタもお気に入りのパン屋さんを見つけられること間違いなしです。そして後半では、私自身が様々なイベントに足を運んだ経験からぜひおススメしたいパン屋さんを二軒紹介しています。少しでも読者の皆様に各ベーカリーの魅力が伝わり、楽しんでいただけると幸いです。
皆さんは、普段パン屋を利用するだろうか。
近所や、街中、駅の近くなどに一つは見かけるであろう、パン屋の存在。朝食のパンを買って帰る人もいれば、今日の昼にしようと立ち寄る人もいる。特にお目当てがなく並んでいるパンの中からチョイスすることもあれば、「今日はこのパンあるかな」と目的にして訪れることもある。
私の地元にはパン屋が多く出店しており、全国・ローカルのチェーンベーカリーから、完全に個人経営のベーカリーもある。その影響からパンには目がないのだが、自身も東京に通う身となってからは、利用する駅の近くにパン屋がないかを事前に調べることがよくある。そしてなによりも東京でパンを求めるなら、まずは催事で一度にパン屋を知ることをお勧めしたい。東京とはいえ、用事がなければ訪れない場所は多いのではないだろうか。そんな各地の主力ベーカリーが一堂に会して、見比べ・買い比べ・食べ比べられる絶好のチャンスがパンフェス、パンマルシェだと考えている。そこでまずは、実際の体験を交えて私が訪れたことのあるイベントを紹介したい。
かくいう私も訪れたいと思いながら未だに足を運べていないところがまだ多くあるが、実際に訪れてみてお店の雰囲気の良さ(外内装)、パンのクオリティ(価格・見た目・味)、接客の観点から、ぜひおすすめしたいパン屋の紹介も後半に加えておきたい。
比較的時期を選ばずイベントが行われやすいパンであるからか、探すと年中全国各地でパンを扱うイベントが開催されていることが分かる。イベントは開催日時、場所など様々な形で行われている。特に今回は、東京を中心に過去のイベントを挙げていく。
私が初めて訪れたのは「パン丸シェ二〇二五@新丸ビル」である。十月頭に開催、新丸ビルの北西側入口前で各店がテントの下にパンを並べ、開催時間前から入場待機をする社会人が複数いたのが印象的だった。サンド系やベーグル、米粉パン、焼き菓子中心など、出店していたパン屋によってもかなり個性があった。特に中日の三日はベーグルに大行列ができていた。また、サンド系のパンを並べていたお店はどれも魅力的なラインナップで、色とりどりの野菜やハムなどの総菜を挟んでいるものからフルーツサンドまで、豊富。後に載せた画像一、画像二は、サンドを扱うパン屋二店のラインナップを記録した写真である。
個人的には、東京のパン屋が数多く存在する中でこうして出店している店のパンを実際に食べ、名前を知ることができたのはいい機会となった。規模も大きすぎず、見て回りやすい出店数とスペースであり、初心者という人には向いているのではないだろうか。今年も開催される際にはぜひ丸の内に訪れてほしい。
購入店・購入商品(画像三参照)
・Vertu375 生ハムとバター
・さくらやま果房 カヌレバニラ、いちじくスコーン
・ブーランジェリーアツシ 角煮ドック
・fair le pont おいものキューブ、クリーム入りコーヒーパン
・手づくりのデリとパンcafe cocona 黒ゴマトースト、クロックマダム&ポテトサンド
こちらはパン丸シェの一週間後ごろに開催された秋のパンマルシェ。開催は御茶ノ水ソラシティ(JR御茶ノ水駅聖橋口から徒歩一分、小川町駅B4出口から徒歩六分)、十月十六、十七日の木金で行われた。
fair le pontさんがレシートに次の催事出店情報を記載していたことで知った。丸シェで見た店の出店が多かったのもあり、ぜひリピートしたいと考え訪れた。丁度昼時にかかる時間帯に足を運んだため、ソラシティ既存の飲食店目当てで利用する層と入り交じってかなり混雑していた。また、混雑時には通るのも苦労するほどで、通路はあまり広く設定されていなかったと感じる。
かなり吟味して、パン丸シェで美味しかった店でほかの商品と、気になっていたが購入を諦めてしまった店のパンとをチョイス。coconaさんはとにかくフィリングが美味しく、断面も綺麗でどの商品も目が欲っしてしまう。fair le pontさんはパンの生地が柔らかく甘みのあるミニ角パンの形も見た目から可愛らしい。Casa del Paneさんはイタリアパンをメインにパンを提供しているのが珍しく、購入していくお客さんが多く見られた(画像四参照)。
御茶ノ水ソラシティでは春にもパンマルシェを開催しており、二〇二六年は四月十六、十七日に開催されていた。春、秋と二度も機会があるため、混雑時を避けぜひ一度は訪れるのをお勧めしたい。
購入店・購入商品(画像五参照)
・fair le pont キューブブリオッシュ
・手づくりのデリとパンcafe cocona ブドウサンド、たまご&ハムカツコッペ
・Casa del Pane パーネヅッカ
二〇二六年二月十三日から十五日まで、オリナス錦糸町のオリナスモール一階、共用部通路オリナス正面広場にて開催された、「チョコレートの焼き菓子とパンが集まる日」をコンセプトにしたイベントである。間違いなくバレンタインデーを意識したものであるが、このイベント限定でチョコレートを使った商品を用意しているだけでなく、その店で人気のものや定番パンなども並べているお店が多く見られた。
施設内に出店しているブースはオープン後すぐであったためか、入場制限で数分並んだ。画像六を見ていただくと、ポールで仕切って入場を一時的に制限するほど賑わっていたことがよくわかるだろう。私は特定の商品に目的があったわけではないため全く問題がなかったが、やはり早くに完売してしまった店もあったため、並んででも購入したいお客さんは多い印象である。時間がたてば入場制限も解除されていたので、パンのイベントを様子見したいという人でも十分楽しめるだろう。
購入店・購入商品(画像八参照)
・La fille de FAL ミニカヌレ
・門仲パン屋 ホットドック-キノコベシャメル-、チョコクリームメロンパン
・隼英堂 湯種あんパン(つぶ)、カヌレ
・Caprice*K カヌレ
・手づくりのデリとパンcafe cocona マスカルポーネチョコレートのカスクート、カニじゃがベーグル
こちらは少し東京を離れての紹介になる。二〇二六年三月六日から八日の三日間、横浜赤レンガ倉庫で開催された大規模なパンイベントだ。このイベントは事前に優先入場券を販売してグッズ付などの展開も行っていて、ぴあ主催のものである。事前入場を希望する人だけで大行列で開催時刻前から待機していたのには圧倒された。横浜会場以降も全国巡回しているため、東京では三井アウトレットパーク多摩南大沢でも開催していたという。また、今年で十年目になるとのことで、ステッカーや缶バッジなどの景品を用意したスタンプラリーも同時に行っていた。
いうなれば、「パン好きのパン好きによるパン好きのための祭典」というキャッチコピーが名前通りであろう。常時無料で入場できるブースには、パンと相性の良い大豆飲料を配布するキッコーマンや塗って焼くスプレッドを試食提供するアヲハタ、購入したパンをその場でトースターでリベイク体験できるアラジンなど、パン好きであれば必ず惹かれる企画が豊富であった。また、パン出店のほうでは、パンのフェス独自で毎年アワードを決めており、受賞したパンを目当てに行列でも根気強くお客さんが並ぶ人気店が多く見受けられた。私自身は地元のパン屋さんも出店していることを知っていた以外は特に目当てを定めず優先入場をしたため、人気度に囚われないラインナップでの購入ができたが、来年はリサーチして再訪したいと考えている。
購入店・購入商品
・淡路島金賞カレーパンサンハート 淡路牛カレーパン(画像十一)
・サンドイッチのお店Merci まぼろしのクロックマダム
・KIYOKA MORIMOTO 清く香るキャラメル、マロン
・HITOKAMI 梅しその西京味噌たれ、藻塩たれ
・Local bakery shonan さつまいもと栗のパン(画像十二)
・自由が丘ベーカリー スコーンセット(画像十二右奥)
・パン香房ベル・フルール 焼きカレーパン(画像十二手前)
訪問時期:二〇二五年九月
東京メトロ秋葉原駅昭和通り口から中央・総武線沿いに四分ほど歩くとたどり着ける。月曜日は定休となっているが、二十二時まで営業している点でベーカリーでは珍しいのではないだろうか。
店先にはバゲットの乗った丸テーブルや電飾の看板、自転車が置いてある特徴的な外観をしている(画像十三)。私が訪問した際は、奥に位置している工房からスタッフを呼んで購入したため、常に店頭に人がいるわけではなさそうだ。陳列は手書きのポップで、冷蔵のショーケース、中央のテーブル、そして店の外からも見えるようになっているガラス張りのそばの棚に並べられている。
パンとほぼ同率で焼き菓子も豊富に提供していて、焼き菓子はカヌレやスコーンなど個人サイズのものからシェアできそうな大きめのケーキまで扱う。私が訪問した昨年九月には期間限定のかぼちゃのスコーンがあり、そちらとカヌレとを購入(画像十四)。どちらも値はそこそこ張るもののサイズが大きく、二点で十分満足なボリューム感。特にスコーンはしっかり腹割れの形で中がしっとり。
外観からすると、写真で見るよりも入りがたい雰囲気が漂うが、一見、一実食の価値ありな穴場パン屋のため、通りを探索がてら立ち寄っていただきたい。
訪問時期:二〇二六年四月
東京メトロ西葛西駅北口から線路沿いに徒歩五分でたどり着けるこのベーグル屋さんは、ベーグルの種類も多く扱いながら飲み物やソフトクリームなどの提供もしており、ベーグルはリベイクして席まで持ってきてくださる。店内でも食べることができるカフェとして確立されていることが衝撃的だった。パンのフェスで名前を知って立ち寄った。外観は派手でなく、個人経営を思わせるが、実際に足を踏み入れると店内奥の工房で三、四名の製造スタッフがベーグルを作っていて、ガラス越しに様子を見ることができる。地元の人らしきお客さんから雑談交じりの注文を受けていた店頭のスタッフさんは愛想がよく、後から空いた広めの席を勧めてくださるなど気配りが好印象。
実食したのは、持ち帰り用に包んでいただいたさくらあん、店内でいただいたキタノカオリ、チョコっと肉球ベーグル(画像十五)。肉球の型で作られているベーグルは一口といえどチョコが中に包まれていて楽しめる。キタノカオリのベーグルもリベイクのおかげでまわりは軽くパリッと食感に、小麦の香りが立っていた。いずれも「もちもちむぎゅむぎゅ」なベーグルというよりも歯切れのいい素朴な生地のため、食材との相性がよさそうである。期間限定を含めラインナップが豊富でスタッフさんの接客も心温まるため、実店舗へ訪れてよかったと感じた店である。
これまで、東京パンを知る導入としてイベントの紹介、そして実際に訪れてパンの美味しさや店の雰囲気などで印象に残ったパン屋さんを紹介した。ここには名前を載せきれなかったパン屋がたくさんある。ぜひ身近なところで検索し、足を運んでみて新しい出会いとお気に入りのパン・ベーカリーを見つけていただきたい。
・rebake 二〇二五年八月二十九日「【二〇二五年十月】パンフェス・パンイベント一覧/黄金町パンとコーヒーマルシェ 他」 最終閲覧二〇二六年五月二十二日
https://rebake.me/blogs/reading/1306
・ベイカーズマルシェ 公式Instagram 最終閲覧二〇二六年五月二十二日
https://www.instagram.com/bakers.marche/
・パンのフェス二〇二六 in 横浜赤レンガ 公式HP 最終閲覧二〇二六年五月二十二日
https://pannofes.jp/event/pannofes2026/
2026年7月24日 発行 初版
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パンと演劇に魅せられて、好きなものを原動力に行動範囲を広げつつある一学生。用事のある駅周辺でベーカリーがないか、ついつい検索してしまいます……。