(現時点での)新型mac mini (early2009) 対象モデル「MB463J/A」「MB464J/A」分解そしてメモリ増設手順
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はい。お決まりの台詞を一応はさみますね。
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このBCCKを参照して作業される方、
ここから先は全て自己責任でお願いします。
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心を落ち着けて「NEXT>」どうぞ。
mac miniのメモリ増設担当になった僕ですこんにちわ。
せっかくなので手順をBCCKにして公開しちゃおうと思い立ち、やってみたものの、バラし途中に撮影するのがかなり困難で途中でめげそうになりましたがなんとか最後までたどり着いたので参考にどうぞ。
HDD交換とかにも参考になりそうです。今回はやってませんけど。
自分のmac miniがどのモデルなのかはappleのサポートで調べましょう。
[Mac mini モデルの識別方法]
http://support.apple.com/kb/HT3476?viewlocale=ja_JP
ちなみにこのBCCKの手順が当てはまる製品番号は
「MB463J/A」と「MB464J/A」。
まず、置いて眺めてみましょう。
おっと、その前に、
買ったばかりの人はとりあえず購入時の状態で、使ってる人は今の状態で正常に起動/動作/メモリ認識などなどしてるかどうか確かめておきましょうね。
このモデルはMB463J/A。増設いっさい無しで購入したのでメモリは1GB(1Gモジュール1枚、空きメモリバンク1スロット)、ハードディスクは120GBのものがのっかってます。
今回初めてmacminiを手に取ったわけですが、小さいですねー。G4cube(古いですねー)の体積比30%くらいでしょうか。
予習の結果、ヘラ的なものが必要不可欠と分かったので事前にホームセンターで二種類買ってきました。「スクレイパー無いすか?」でOKです。
結果的に二つとも大活躍。ちゅうか一つは無いとやっぱり始まりません。
右から
1へら(テフロン加工)・・・先が鋭く全体的に固い
2へら・・・幅広、しなる
3細めのプラスドライバ・・・磁気帯び無し
4ライト・・・LEDですげー明るい
5ドライバ・・・磁気帯び
1、2はどちらかあればOKで3、5は細めの磁気帯びプラスドライバーがあれば一つで可。ライトは細部撮影の為に用意したので作業場所が明るければ無くてもいいです。そうです、ヘラとドライバー一つずつで実は事足りるのです!!
ホームセンターでは工具コーナーにぶら下がってました。値段はそれぞれ
↑
な感じです。
お好み焼き用のテコ?ヘラ?で十分との情報もあったりなかったりしますが、、
確実に言えることは「先端ができるだけシャープ」で「全体がある程度固い」必要があるということです。
ちょっと撮影順序が前後してましてネジとかバネとか見えてますけど無視してくださいね。
えー今回は
1GB→4GBの増設なので、2GBモジュール(Transcend製)を二枚用意しました。
メモリの規格は、
DDR3 SO-DIMM 1066MHz
ですね。
メモリも高くないですし、サポートされるMAX=4GBまでの増設を強くおすすめします。
♯4GB*2の8GBっていけるのかな?
↓安価で永久保証が売りのTranscend製
でもメモリの保証って導入時に問題なければあるこ
と自体忘れちゃいます。なので五年も永久も同じな
んじゃなかろうかと思ったり。
あ、キズ付き防止の為に本体の下に柔らかめの布などを敷くと良いと思います。
基本的に画像の向きはバラバラです。自分のマシンをよく見て、見比べながら作業してください。
左が本体後ろ側(ボタン、ポート類が集中してる側)になってる画像が多いです。作業しながら撮影してたら自然とそうなりました。
本体裏のこのスキマ、シルバーと白の境目(外側)が最大唯一の難関です。スキマっていっても、見てください、無いです。
ここにヘラを突っ込んでグリグリするわけです。。
やる気なくすでしょ。
かなり慎重に作業してもスキマ付近に少々のキズはつくと思います。本体裏ですから普段は目立ちませんが。。
やる気なくすでしょ。
しかし!
ガワさえ外せば作業は90%終わりです。ほんと。後の作業はmacのバラし/組み立て的にはかなり容易なレベルです。
がんばりましょう。
周囲ぐるりよく見るとなんとなくスキマガードがあまい辺があるかもしれません。
このminiにはありませんでしたけどね!
さて、やりますか!
おもむろにガッとスキマにヘラを差し込みます。
作業しながら閲覧になるでしょうから、ここからは駆け足でお届けします。
もしかしてこのヘラ「刃先注意」って書いてるシール剥がさないといけないんですか?なんかボロボロなんですけど。。
端が入ったら、ぐいぐいっとヘラ全体を沈ませるように。
一気にいくためにはなるべく幅広のヘラを用意しましょう。
緊張のあまり一回休む。
意を決して。
助っ人ヘラも使って、ガワを外側へ広げながらテコの原理を利用して内側を持ち上げる。
おお少しあがった。この状態で内部のツメは外れているので元に戻らないように注意して同じ作業を反対側で行います。
ほら持ち上がってます。
ここになんか挟むと戻らなくていいかもしれませんね。
反対側も同様に、
差し込み、ぐいっと持ち上げます。
手強い。。
全体的に浮きました!
こうなったらこっちのもんです。
ぐいぐい持ち上げれば良いです。
そのままポンと抜けるのでケーブルとかにも注意する必要はありません。
ロボコップ。
ここまでくればこんな冗談も出ます。
やったったでーーー。
はいこれで作業は9割終了です。
おめでとうございます。
↑ガワの内側 拡大
あんまりヘラをグリグリするとここの金属シールドをいためてしまうような気がするのでやっぱり注意しましょう。
さて、ここからはイージーです。
先に手順を書いときます。
1アンテナを三つ外す(ケーブルは外さなくても良い)
2ネジを四カ所外す
3コネクタを一カ所外す
4持ち上げる
単純ですね。
はずすネジ1。
はずすネジ2。
はずすネジ3。
はずすネジ4。
アンテナを外しましょう。
一番でかいこいつは多分air macのアンテナです。
下からみるとこんな。
このアンテナだけ二本のプラスチックで固定されているのでツメを外してリリースする必要があります。
簡単です。
二本のプラスチック棒を左右からぐいっと挟みつつ、アンテナ自体を持ち上げると、カツンと外れます。
バネの中の結合部分でも白い支柱がなんとなくツメで固定されていますが軽く持ち上げるだけでスコッと抜けます。
外れたら光学ドライブの上にでも置いておきましょう。
無くさないようにバネは外しておくのがいいと思います。
では、あと二つ。
画像左が、たぶんこれもairmacのアンテナ。右はbluetoothのアンテナなんじゃないでしょうか。と無責任に言ってしまいます。
では右から。
持って、上向きにグイ、で外れます。
デカイのよりさらに簡単。
こっちはケーブルがテープで上ユニットに固定されているので、外しておきましょう。
このように。
で、もういっこのアンテナなのですが、
あまりに簡単だったので画像撮るの忘れてました。。
同様に外しちゃってくださいな。
ネジをまとめておこう。
規格いっしょ。混ざっても大丈夫だけど無くすと…
まぁ無くても動作的に変わることはなんもないでしょう。たぶん。
ここまできたらこんな感じ。
次はネジを外しましょうか。
ネジ1
ここはもともと何もしなくても露出してます。
外すだけ。
ネジ2
画像がちょっとわかりにくいですが、ここも最初から見えてます。ちょっと奥まった位置にあります。
あ、外すネジは全部黒です。
ネジ2
奥まっているので、一度細ドライバーでまわした後、太ドライバーの磁力を使って持ち上げました。
ネジ3
デカアンテナの下です。アンテナから先に外した方が作業しやすいです。ネジ2と同様です。
太ドライバが入らなかったので、ここのネジはまわしただけで置いておきました。上ユニットを外すときに忘れずに確保しておきましょう。
ネジ4
ここも同様。かなり奥です。
注意。ここだけネジの長さが違います。
ネジ類の確認。
戻す場所が分かるように置いておくのは基本だと言えます。
さらに強風、強震、動作の荒い友人同僚家族などが心配される場合にはガムテ等で固定しておきましょう。
今度はこのコネクタを外します。
ここを外せば上ユニットは外し準備完了です。
気合いを入れ…る必要もないです。
USBコネクタの横にある方のベージュの四角部分をつまんで持ち上げるだけです。
はずしたらこんな感じです。
さー
もう邪魔するものは無いです。
ガバッといってみましょう。
もとい。慎重にガバッといってみましょう。
その前に休憩してもいいですね。
そんなときはbccks.jpでいろんなBCCKを読んでみるとかいいんじゃないでしょうか。
さらに上級者はユーザ登録などしてみて、
https://bccks.jp/auth/signup/
各々のここまでのバラし作業をBCCKにしてみるというのはどうでしょうか。
たぶん、もうすぐ、ちかぢか、「ハウツー本風フォーマット」が登場するんじゃないかなー(希望)。
今のフォーマットでもここまで作れるけどね!
そしてこのbccks.jpのTOPページは全体的に白い。
ま、変更されるかもしれませんが。
なにが言いたいかというと、ディスプレイ輝度MAXで表示させておけば作業机がかなり明るくなる!!
ということです。
おすすめです。
画像のようにもって、奥(電源ボタンのあるほう)から持ち上げるようにすると徐々に浮いてきます。
徐々にというのは上ユニットに一カ所、マザボ側のスロットに刺さっている端子があるからです。
グググと持ち上げます。
画像中央付近にみえるのがその端子。
はいとれました。
上ユニットの裏。
画像上がHDDの裏。
左下の空間がCPUヒートシンクが入る場所。
右下のファン(こういうのシロッコファンっていうんですかね?)ユニットから風がCPUヒートシンクを通過して本体後部から抜ける構造になってます。
ここで、取り残したネジを上ユニットから回収してまとめます。
右上のネジだけ長い。
やっと本来の作業場所が姿を表しました。
マザボ上のメモリスロットです。
1GBのモジュールが下スロットに一枚刺さってます。
左右の留め具を内側から押し広げます。
あ、おもっきし素手でやってますが、特にこの季節、静電気には十分注意して作業してくださいね。
静電気防止手袋を用意するのは決してやり過ぎではありませんよホント。
パチッと跳ね上がります。
角度を維持しつつ抜きます。
この状態はかわいそうですね。
一般的に言うノート用のメモリですのでやったことある人には簡単だと思います。
逆にやったこと無いと勝手が違うというか、けっこう戸惑うんじゃないかなぁなんて思います。斜めに挿す感じなんかが特に。
外したメモリ。
大事に保管しておくか、別マシンに使い回すか、友達にあげちゃうか、もう一台のデフォルトmacminiを2GBにしちゃうかは、、自由だぁーーーー。
増設用のメモリを用意しましょう。
ゴソッといきます。
下から。
この突起とスリットをあわせる。
(かなりあたりまえなこと言ってます)
そのまま斜めにグイッと差し込みます。
奥まで全部ささったら、上から押さえる。
小さくパチンと言うことでしょう。
左右のツメがメモリをホールドしていることを確かめましょう。
一枚おわり。
二枚目も同様に。
あわせて、
差し込む。
で、パチン。
おつかれさまでした。
お、画像上部の丸い銀の物体は内蔵ボタン電池ですね。これが切れるとあれです、日付が1970年1月1日になっちゃうやつです。たぶん。
目的は達しました。
間髪入れずにもとに戻しましょう。
もう時間が遅すぎます。おこられちゃいます。
この上ユニットの端子を、、
マザボ上のこのスロットに挿すわけです。
CPUヒートシンクに上ユニットの四角い部屋をかぶせるように奥から沈めます。
で、手前で端子をスロットに落としていきます。
ヒートシンクがはまっている限りはブレは少ないですので、慎重に落とすだけで済みます。
アンテナなどのケーブルは特に気にしなくてもいいと思います。ギリギリの隙間をついて配線されてるような部分はありませんので。
隙間から結合部分をのぞき見る。
これは別角度の隙間からみた結合部分。
いいぐあいに落ち込むと上ユニットを揺さぶってもブレません。なにより(ネジを外した)ネジ穴がしっかり繋がりますので分かります。
なんか隙間があるといった場合には一度外してやり直しましょう。
で、忘れないうちにこのコネクタを繋げておきましょう。忘れそうに小さいので。
位置を微妙に調整しながら、上から押さえます。
ゴソッと入る感じですね。パチンとはいいません。
さて割愛モードです。
四本のネジをもとに戻しましょう。
一本だけ長さが違うので注意してください。
小さい隙間になるのでネジを本体内部に転がさないように慎重さが必要です。
がっちり。うまくいってます。
三つのバネを戻しましょう。
三つのアンテナをもとに戻しましょう。
小さい二つはカツンと上から押さえるだけ。
大きな一つは二本の支柱を中央に寄せながら上から押さえます。
外したテープを元通りに。
もちろん内側にアンテナのケーブルを通して固定します。
こんな感じでいいんじゃないでしょうか。
もう二度とガワは外したくないので、一度この状態で起動やらなにやらを確認しておきましょう。
おもいっきり飛ばし気味ですね。佳境なのに。
まず無事に起動して一安心目。
これを見て二安心目です。
やったぞーーーー。
うれしいついでに「システムプロファイラ」もみちゃいましょう。
状況OKってのが、泣かすぜ。完璧。
さあ戻しますよ。ガワを。
後戻りはできませんよ。できるけど。
おおお。
アンテナの部分だけ金属シールドがきれーに切り取ってある! 細かいぞapple。
あ、ここのくぼみに密着させる為にバネで上に押し上げるわけね。納得。
つまり、バネはなくしちゃいけない!
真上からおろす感じでいいです。
この金具はなんだろう。ロックかける部分かしら? なんて思いつつ、位置をあわせる為に利用します。
この部分を見ながら落とすとやりやすいです。
このツメを超えたら…
こんなゴツいのがいくつあるんだ? とにかく強烈にホールドします。
いてまえ!
うりゃ。
裏返して上から押してますここから。
飛びましたが…
はまってます。
で、この状態でもう一度起動確認。
問題なし。
OKーーー。
mac miniがもう1台あるのは無視してね無視。
ガワを外してつけたので、このスロットインのドライブに影響していないかチェックしましょう。
まずはちゃんと入るか。
はいりました。
無事マウントされています。
そしてちゃんと出てきました。
あーーーー終わったー。
作業時間は合計30分もかかりませんでした。
帰りまーす。
お疲れさまでした。
2009年4月8日 発行 converted from former BCCKS
bb_B_00023385
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