帆掛けサバニ愛好者の間では、もはやバイブルと呼んでも差し支えない名著「沖縄の舟サバニ(白石勝彦、初版1995年)」は、今日の一連の帆掛けサバニによるレースイベントの火付け役になりました。
本書の中で氏が描く精密且つ緻密なイラストは、サバニの造形美を余す事なく伝えており、その対象はウミフゾーという煙草・小銭入れを兼ねた携帯型簡易枕や、ミーカガンといった周辺の道具にまで及んでいて、ただ見ているだけで楽しむ事が出来ます。また、各イラストと一対になった解説文は極めて正確で分かりやすく、今なお多くの読者を魅了し続けています。
この書籍は、著者の白石勝彦氏が生前に「サバ二文化の発展に寄与出来るのであれば」と、糸満 海人工房・資料館に与えて頂いた許可に基づいて出版しています。
本を入手していないとコメントは書けません。