ノリは悪いし、冗談や下ネタも通じない。でも、その隣はとても心地いい。池袋星次にとって浜松大輝とはそう思える大事な友達だった。
しかし、クリスマスのある出来事をきっかけに気まずくなり、距離を置いてしまう。
そのクリスマスから四ヶ月後、二人は思い出の場所である秋葉原で偶然再会する。大輝と再会できたら「前の失敗を繰り返さない」と決めていた星次は、今まで通り大輝に接し、変わらない友情を確かめようとする。
ところが、それを邪魔するかのように、夜の街が一変。来ない電車。いかがわしさ全開の街並。あちこちで〈見える〉二人の記憶と本音。立て続けに起こる異変に、二人は混乱してしまう。
「こんなアキバ、俺はぜんっぜん知らねーし、認めたくねー!」
「……っておい、何でホテルに行こうとしてるんだ」
果たして二人は、このおかしな秋葉原から脱出できるのか?!
著者:原田はとる
可愛いと幼馴染みと三角関係はBLの鉄板だと信じてる物書き。好きな言葉は「継続は力なり」。常に色んなことに挑戦したいと思っています
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イラスト:広瀬コウ
共幻文庫所属イラストレーター
「様々なモチーフやタッチに対応できるよう常に心掛けています」
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