校閲って難しい、よくわからない、苦手!
そんな作家のための案内本
商業の世界で本を出そうと思ったとき、避けて通れないのが校閲。
校閲が苦手、難しい、指摘されるとヘコむ、怖い……。
けど、校閲は本来、転ばぬ先の杖のような心強い存在!
この本では、商業小説家が知っておきたい最低限の校閲の基礎知識について、現役の小説家で校正者でもある著者が、わかりやすく噛み砕いて説明します。
《注1》
この本では、小説家が知っておきたい最低限の情報だけを掲載しています。本格的な校閲・校正の勉強には不向きです。
また、著者は児童書・ライト文芸ジャンルで主に活動しています。それ以外のジャンルや版元が異なると慣例が変わる場合もありますのでご留意ください。
《注2》
紙書籍では、図の表示を大きくするため、一部の図をわざと横向きにして収録しています。本文は図も含めモノクロです。
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★★ゲラ読みでいただいたご感想★★
(敬称略・五十音順)
書籍化が決まったら、最初に出会いたい一冊。基本的なマニュアルだけでなく、作家としての校閲との向き合い方についても教えてくれます。背景や意味を知ることで自分と作品を守れます。判断に迷ったときに寄り添ってくれる本でした。(小説家 川奈あさ)
校正記号の基本的な扱いはもちろん、神戸先生の経験に基づいた情報がぎゅっと詰まっています。ゲラ作業をするための心構え、児童書ジャンルの慣例など……校正に関するテキストには載っていない情報もあり、大変学びになりました。(小説家 蜂賀三月)
基本的なことほど聞きにくいものでして。かといって自分で調べてみても、いまいち全体像をつかめない。う~ん、わかりやすい。なんて心強い。グッバイ、ゲラに怯えた過去の私。てなわけで、この本がランタンとなって道を照らしてくれるはず。ゲラ対応に悩むあなたにおすすめの1冊です☆(児童文学作家 福木はる)
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【この本の対象読者】
・商業出版に携わる小説家。特に、ゲラ対応の仕方がわからない新人作家、校閲工程に苦手意識がある作家
・新人作家に校閲工程の基礎知識を教えたい編集者
・商業出版の校閲工程に興味がある読者の方
【この本が向いていない方】
・本格的に校閲の勉強をしたい方
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【本の情報】
・この本は、同タイトルでnoteで有料連載していた記事を編集し、書き下ろし(5章)を加えて1冊にまとめ直したものです。
・ボリューム:64p
・絵:千秋りえ先生
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【目次】
まえがき
1章 校閲とは
1-1 校閲の役割
1-2 覚えておきたい用語
1-3 校閲工程の流れ
1-4 人間の手作業にミスはつきもの
2章 ゲラ対応の準備
2-1 ゲラ対応時の基本的なルール
2-2 必要な道具
3章 基本的な校正記号の使い方
3-1 JISの校正記号
3-2 基本的な朱の入れ方
3-3 反映可否への回答
3-4 最低限覚えておきたい校正記号
4章 私流のゲラ対応の仕方
4-1 ゲラ対応の流れ
4-2 初校対応
4-3 再校対応
4-4 三校以降
4-5 不手際があったときの対応
4-6 電子校閲
5章 校閲の知識は作家を助ける
5-1 校閲の知識とは
5-2 意図しない変更の回避
5-3 過剰な自主規制への対応や炎上対策
5-4 好きな表現を守る
5-5 参考になる本やサイト
あとがき
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