「日本では受けない」――その一言が、俺の導火線に火をつけた。
昭和二十年代、空から降り注いだ劫火によって灰に帰した街。 孤独と貧困、そして理不尽な屈辱の中で育った少年・永六(えいろく)の心を救ったのは、壊れかけのラジオから流れてきたビートルズの叫びだった。
「俺も、あっち側へ行く」
卒業証書を破り捨て、五万円と中古のギターだけを手に夜汽車に飛び乗った若者は、導かれるように異国情緒漂う港町へと降り立つ。 そこで彼を待っていたのは、冷酷な大人たちの拒絶と、泥水をすするような下積みの日々だった。
自作の魂の歌「アイ・ウォント・ユー、YES」を「日本では売れない」と切り捨てられたとき、永六の逆襲が始まる。 これは、どん底から這い上がり、自らの力でスポットライトを掴み取った一人のロックンローラーの、魂の咆哮を描いた傑作サクセス・ストーリー。
【目次】
第一章:灰の街と「異国からの声」
第二章:破られた免状と夜汽車の震え
第三章:拒絶と「黄金のテープ」
第四章:聖者の咆哮
あとがき
※本作は、実在のロックンローラーの軌跡にインスパイアされたフィクションであり、劇中の人物、団体、名称等は独自の創作に基づいています。
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