女性文芸評論家殺害容疑で軽井沢署に連行された私の前に現れたのは、『白死館殺人事件』の登場人物瓜生警部補であった。白死館殺人事件読者に送る本格追加コンテンツ。読んでなくても大丈夫だよ。
本を入手していないとコメントは書けません。
本家白死館殺人事件をクトゥルフの呼び声と捉えれば、その前日譚にあたる魔鏡殺人事件はネクロノミコンが初登場した無名都市という短編小説となり、そうなるとこの白死館殺人事件殺人事件はクトゥルフの呼び声の後日譚にあたる狂気の山脈にてが該当するであろう。以上。と言っても何を話しているのか、わからないと思うので追記する。
白死館殺人事件殺人事件は白死館殺人事件を読んだ人なら面白さが倍増する仕掛けが施された短編変格ミステリ小説であるが、勿論それを読んでいなくても、物語の核となる推理作家が殺人事件の犯人と疑われて、その推理作家自身が自らの推理力を発揮して殺人事件の真犯人を推理していく物語構造に、推理小説に描かれた推理作家が推理小説を問いていくメタフィクションな物語構造に、にやりとする推理小説ファンが続出すると思われる。そして気になったら、本家である白死館殺人事件を読むことをお薦めする。
話は飛ぶが、1984年公開のデンマーク映画、ラース・フォン・トリアー監督が撮ったエレメント・オブ・クライムを観ていれば、白死館殺人事件殺人事件もより一層愉しめると思う。読者諸氏の健闘を祈る。