ひょんなことから殺人者となり、「パパ」と呼ばれる青年と連れ立って幻獣ミルクジャガーを探す逃避行へと出発する女子高生レイコの大冒険。
それが、<わたし>こと映像ディレクターのスローリィ・スローステップが映画化を依頼された小説『チャンスも経験もいらない』だ。会心の映画監督デビュー作を生み出すべく、気まぐれプロデューサーのヤングパレス、シニカルな脚本家の卵チェリームーンと組んで走り出す。はたして映画は撮影にたどり着けるのか?
B級娯楽映画製作の報われない舞台裏を通して、青年期の終わりを描く苦味とユーモアあふれるコミック・ノベル。
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