先代大王の治世、西国平定により頓挫していた『大和平定』が、再び始動する。
疫病禍による離脱期間を経て、朝廷に従わぬ豪族たちを直接締め上げるべく、御真木大王《ミマキノオオキミ》自らが将軍として前線へ赴くことを宣言した。
派遣された三道──。
山国・丹波、奥国・東北、そして時空を越えて神出鬼没に現れる難攻不落の移動要塞「邪馬台国」。
御真木、大彦、武埴安の三人がそれぞれの指揮官として采配を振るう。
古事記の神話をベースに、先住者や神格者たちの思惑が交錯する歴史の裏側。
指揮官に感情移入し大業の行く末を見届けるも良し、彼らを追い詰める者たちの視座に立つも良し。
読者それぞれの視点で紡がれる、重厚なマルチアングル群像劇の幕が上がる──。
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