『搬入プロジェクト|CARRY-IN-PROJECT』2008年の第1回から2013年の第14回まで(2020年10月現在で計24回上演中)の詳細なデータ、ドローイング、メイキング、ハウツー、エッセイ、寄稿文をまとめたドキュメントブック。
『搬入プロジェクト』とは、ある空間に「入らなそうでギリギリ入る物体」を設計・製作し、それを実際に入れてみるプロジェクト。演劇などを企画・上演する集団悪魔のしるしの主宰・危口統之(演出家/1975~2017)が考案。2008年、東京・五反田にて初めて上演され、 その後は瀬戸内国際芸術祭(2010)、六本木アートナイト(2014)など、 日本を代表するアートイベントにも招聘され、海外でもこれまでに7か国10都市で上演。 演劇の形式そのものを問う批評性を内包しながらも、 実施する場所や上演環境によって設計手法や演出が柔軟に変換されていくプロジェクトとして注目を集めた。なお、当プロジェクトは危口統之の意志を引き継ぎ、CC0ライセンスにより著作権を完全放棄し、現在も継続中である。
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