諏訪湖と美しい山々に囲まれた山間部の町。
ゴミ処理場建設反対を訴える弁護士の桜井とその家族は、得体の知れない男たちから嫌がらせを受けていた。桜井の護衛のためにこの町にやってきた自衛隊幹部、影山竜司は、桜井の娘、祐美をガードしている亡き親友の息子、嶋崎智也と再会する。父親に鍛え上げられた智也は強靭な肉体と切れのいい技を持っていたが、理不尽な扱いを受けたことで父親を恨んでいた。そんな智也に竜司は親友との思い出話を語って聞かせる。一方、祐美は自分を守ってくれる智也に淡い恋心を寄せていた。
大切な人を守るために戦う男たちの孤独を描いた、心を抉る感動のハードボイルド・ストーリー。
本を入手していないとコメントは書けません。