// 目 次 //
第一部 「法哲学・ノート」
1・カントの道徳法則・序論
(1)道徳哲学の出発点
(2)内的強制としての道徳的法則
(3)道徳的法則に内在する客観的目的
2・基底に存する道徳法則
(1)意志の自律と道徳法則
(2)「道徳の内面性、法の外面性」
(ⅰ)関心の方向性
(ⅱ)道徳と法の関係
(3)法規範の「公共的正当化」
補足:道徳法則と「国家平等の原則」
3・ジョン・ロックと「信教の自由」
(1)「信教の自由」と政教分離
(2)宗教の公平な尊重と他者との共生
第二部 「国際法・ノート」
1・相対主義における学問の職分
(1)実践領域における学問の役割
(ⅰ)立場の明確化
(ⅱ)立場の相対化
(ⅲ)立場の自覚化
(2)法実証主義の方法的批判
2・国際法の基礎
(1)「国家平等の原則」
(2)「国家主権」と国際法の客観的妥当性
(3)「文明諸国民の法的良心による命令」
3・慣習国際法と規範秩序
(1)法的信念と公共的性格
(2)慣習国際法と国際法の位階制
(ⅰ)慣習国際法と条約の関係
(ⅱ)位階制の中の慣習国際法
4・交渉の作法と関係改善
(1)紛争の平和的解決手段としての「交渉」
(2)交渉の作法としての条件
(ⅰ)交渉の相互性
(ⅱ)相手の独立性
5・国際連合のプレゼンス
(1)カントの「平和連合」と戦争終結
(2)国際連合のプレゼンス
(3)国法・国際法・世界人権宣言
第三部 「国際人権法・ノート」
1・見すごされてきた難民の権利
(1)難民条約上の「難民」
(2)外国人の追放と「ノン・ルフールマン原則」
(3)難民認定の結果と国際人権法上の要請
2・国際人権法の政策提言
(1)復興・秩序形成における人権論
(ⅰ)社会生活上単一の法秩序の必要性
(ⅱ)国民主権と核となる生命権
(ⅲ)法治国家への志向
(ⅳ)精神的自由の尊重
(2)政権の安定と基本的人権の関係
(ⅰ)ハートにおける法体系の存立条件
(ⅱ)人民の「内的視点」への移行要因
おわりに・「ライトアンドダークネス」
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