これは、私が日本で生きてきた中で感じて、心に記録してきたもの。
誰かにわかってもらおうとして、でも結局「わかってるふり」しか返ってこなかった日々。
言いたいこと、言えなかったこと、言ってしまって後悔したこと。
そのすべてが、私の中に積もっていった。
私はずっと、本当の声を飲み込んできた。
「大丈夫?」って聞かれても、「うん」ってしか答えられなかった。
でもそれ、本当の気持ちじゃなかった。
この本はね、
そのとき私が感じた違和感や、悲しみや、ほんの少しの希望を、ひとつずつ拾い上げて言葉にしたもの。
うまく笑えなかった日、教室で息が詰まった日、誰にも見せなかった涙。
全部が、「私」というひとつの“声”になって、今、ここにある。
これは、誰かの話じゃなくて、私の話。
ページの向こうにいるあなたが、もし少しでも「わかる」って思ってくれたら、それが私の救いになる。
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