「歴史は勝者が書く」 だとすれば、敗者の記憶はどこに消えたのだろうか。私たちが学校で学んできた日本史は、どこかで“始まり”を決められた物語だった。神武天皇の即位を紀元前660年とし、大和王権を中心に展開される統一国家の歴史。
そこには、確かに連綿と続く日本の姿が描かれている。
だが、その物語の“外側”に、語られなかった声がある。勝者の物語の陰に隠れた、出雲と日高見、縄文と神話、そして東北の記憶をつなぎ直しながら、 「日本とは何か」「文明とは何か」を、もう一度問い直してみたい。
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