「高市早苗は、安倍晋三の後継者なのか」——保守政治の系譜をめぐり、これほど繰り返し語られる問いはない。しかし本書は、両者を安易に重ねる政治論からいったん離れ、経歴・政策・支持構造・国民生活への影響を一つずつ、公開資料と数字にもとづいて検証する。
憲法改正、安全保障、中国・台湾政策、経済財政、エネルギー、女性政治家としての立場——テーマごとに「同じ部分」「似ている部分」「明確に違う部分」を分け、支持する声・批判する声の両方に等しく向き合う。さらに「もし高市政権が2期、3期と続いたら」「もし安倍晋三が今も政治を続けていたら」という仮想シナリオにも踏み込み、二人の政治家の先にある日本の姿を問う。
政治家を神格化せず、悪魔化もしない。一人の著者として事実を積み重ね、最後の判断は読者自身に委ねる——保守政治の現在地を考えるための一冊。
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