1990年代後半から2000年代前半のドタバタSFコメディをイメージした連作短編『ばたふらい・えふぇくと！』の第2話です。以前に制作した第1話も手直しして載せようとしていたのですが、間に合いませんでした……。2話だけでは作品の概要がかなりわかりづらいかと思いますので、下に簡単な作品全体の概要と主要キャラクターの設定を載せています。先に目を通していただければ作品の世界観もより分かりやすくなるかと思われますので、軽く読んでいただければ幸いです。 作品概要 どこにでもいる高校生、一条智海の部屋のクローゼットが、SFチックな部屋とつながった⁉　中から出てきた女の子、アルヴァが言うには「運命の初期値鋭敏化現象が発生して未来の可能性振れ幅がありえないことに……」うーんわからん！というわけで(?)、智海のまわりで起こる事件を解決するまで、アルヴァは一条家に住むことになりました。 第2話 智海は定期テストで赤点を取ってしまう！補修に来た智海が目にしたのは、え⁉冷泉センパイ⁉一方アルヴァの方は、智海の赤点の原因が自分にあることに気づいてしまい……！ キャラクター設定 一条智海(15) 本作の主人公。金髪碧眼の高校１年生。能天気な性格で、座右の銘は「なんくるないさ。」学力は低く、いつも赤点ギリギリだが、得意科目の数学Ⅰだけはいつもまあまあの点を出す。また、能天気ゆえか状況適応能力が高く、だいたいのことは「ま、いっか」で片づけるため、めったなことでは取り乱さない(本人談)。冷泉蒼涼という憧れの先輩がいる。 ミラ＝アルヴァネス(？？) 時空管理局保全部運命課に所属している監督員(ウォッチャー)。『運命の初期値鋭敏化現象』が発生した智海の運命を修正するためにやってきた。ピンクの髪の毛をツインテールにしているのが特徴。特殊な職業をしているだけあって知識は豊富だが、不測の事態にはめっぽう弱くさらにツメも甘いためいつもおろおろしている。様々なアイテムを用いて智海の生活をサポートする。外見の年齢だけで言えば智海よりも幼い。 京極愛莉(15) 智海の幼馴染。良き理解者であり、親友でもある。この年にして20後半に見える外見で、タバコや酒がとてつもなくよく似合う(やったことはない)。いつも携帯電話を弄り回して智海とは目も合わせようともしないが、智海の話はよく聞いており辛辣でいて智海が欲しがっている答えをきちんと返してあげる。基本的に智海以外の他者には冷たく、関わり合いは極力避けるが、本当に困っている人にはつい手を差し伸べてしまうおせっかいな一面もある。 冷泉蒼涼(17) 高校2年生にして、智海の通っている高校の生徒会長。文武両道、勤勉実直、非の打ちどころのない人物で、学内に彼を嫌う人間はほとんどいない。ただ、生徒全員の名前と特徴を覚えていたり、気になる行動をしている生徒がいると心配して後をつけたり、己を滅するのは構わないがイケメンだからそれ許されてるんじゃないか？と言いたくなるような行動が目立つ。

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