現在、世界中で過敏性腸症候群の新しい治療が行われている。それは発酵性食品である高FODMAPを制限する低FODMAP食事療法である。2013年、世界標準の過敏性腸症候群の診断基準を作成するローマ・グループは低FODMAP食を最も安全で、かつ、最も有効な治療と認定した。著者は2015年に、この治療法の指導や書籍での使用について商標を特許庁から認定されたため、この治療の詳細な解説を国民に認識してもらうことが著者の義務と考え、今回、本書を執筆した。本書は患者自ら実践することを目的としたものであるが、その原理から考察まで記しているため、先進的な医師や栄養士にとっても十分に役立つものと確信する。
本を入手していないとコメントは書けません。
内容は大変良かったです。
昼食後に、おならがしたいわけでもないのにおならのような音がお尻からではなく腸から大きく鳴ることをずっと悩んでいました。
まだ初めて2日目なので、しっかりとした効果は分からないので控えますが、確かにダイエットの為にとよく食べていた食品がダメだったりして、自分の中で納得出来ました。
ただ私はすぐ読みたかったので電子書籍を購入したのですが、買い物の際など、読みたい時にパッと自分の読みたい項目にいくのには少し不便です。ページ数の見方?%の表示もよく分からず。。
私は結局紙本も注文しました。
スクショ以外に、もし何か方法があれば教えて欲しいです…
IBS(過敏性腸症候群)の人は必ず読むべきです。私個人としては人生で一番役に立った本と死に際に言えるレベルの本であると感じています。評価5では少ないくらいです。
本の内容は他のマッサージやら乳酸菌やらで治そう!
といったような意味のないことをさせる本とは一線を画すものです。
私自身14年間悩み続けた症状が1か月。
もっと言えば2週間を過ぎた辺りから改善を感じ始めました。
またこの本の内容から私自身がSIBOという病気も併発している可能性があることを知りその治療薬を飲むことで一層改善が捗りました。
ここから先は長いので読む読まないはご自由にどうぞ。
まず、私自身の経験を語ります。
中学生頃から腹にガスがたまるといった異常を常に感じていた。トイレには1時間に1回は必ず行きたくなった。
そこで、これはおかしい何とかしなくてはと思い胃腸科に通い始めた。
胃腸科には5回通いそのうち3回は病名すらわかっていなかった。そして残りの2回の内1回で大腸内視鏡検査を行い過敏性腸症候群と断定された。
そこで渡された乳酸菌の薬を飲んだが何も改善は無かった。一切。
最後の1つにも通ったが同じような薬を渡された。結果は何も変わらない。
無駄に時間と金を使い病気は治らないという絶望感だけが僕の中に残った。
以上が私の病気改善前の経験です。よく不登校にならずに済んだなとも思います。
話は変わりますが、例え話をします。
私自身、新米であるがネットワークの勉強をしておりその中の技術の一つにQoSというものがあります。簡単に説明すると、どんな通信を優先して制御するのかというものです。例えば音声の通信はほかの通信よりも優先させるといったようなものです。
この技術は理解しにくく(簡単に説明するとか言っておきながらピンとこなかったと思います)、実際の内容は奥深く。しかも、あまり頻繁に使うエンジニアは少ない。
そのためか詳しい内容を知るための本は洋書(英語で書かれた本)が必要である。
これと過敏性腸症候群は似通ったものがあると僕は感じました。
過敏性腸症候群はそもそも人口の約10%しかいない。つまり少ない。
しかも、病気の原因が良く分かっていないと考えられているので、真剣に論文を読み正確な知識を持つ医者はもしかしたら少ないかもと考えるのは妥当な線である。
この本の著者は膨大な論文を読み、知識を身に着けたようです。それは参考文献の多さから頷けます。つまり信用できる内容なのでこの低fodmap食は試す価値が大いにあります。もし改善しない場合、SIBOという病気も併発している可能性があるという項目も大変参考になりました。