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小学校の教師となるべく故郷の親許を離れ、州都ポルト・アレグレの伯母の下宿屋に寄宿している主人公クラリッサは13歳の女の子。純粋無垢な視線を通して、個性的な下宿屋の面々、学友たちの様を見るにつけ、これから生きて行く人生に対して、言い知れぬ不安と期待に胸を膨らませている。 ブラジルの文豪エリコ・ヴェリッシモが瑞々しい筆致と鋭い観察眼をもって、少女から大人の女性への過渡期にある多感な少女クラリッサの日常を活写した青春ラプソディー。
電子:348㌻/670.1KB/文庫サイズ EPUB:1MB
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1905年12月、ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州クルース・アルタ生まれ。州都ポルト・アレグレのクルゼイロ・ド・スル学院中退後、1926年、故郷のクルース・アルタに戻り、銀行員、薬局の社員などを務める。1928年、雑誌「グローボ」に掲載された短編小説『家畜泥棒』でブラジル文壇へデビュー。30年には「グローボ』に編集者として迎えられ、ポルト・アレグレへ居を移す。以後、次々と作品を発表し、ブラジル内外で多くの読者を獲得している。主な著書に、『野の百合を見よ』『十字路』『遥かなる調べ』『陽の当たる場所』『アンターレスでの出来事』『時と風(三部作)』他。
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文芸
電子版 220円