教職課程を終え、小学校の教師となったクラリッサはジャカレカンガに帰郷する。そこで目にするもの全ては、かつて自らが夢見、心に描いていたものとあまりにもかけ離れていることに気づき、愕然とする。斜陽にある一族とともに、自らも滅び行く運命に翻弄されながらも、持ち前の夢想癖でクラリッサは青春を謳歌する。
少女から大人の女性への過渡期にある多感な主人公の目で、現実と夢想の間に横たわる軋轢を瑞々しい文体で描いた、文豪エリコ・ヴェリッシモの青春ラプソディー第二弾。
本を入手していないとコメントは書けません。