こちらの小説は既にkindleから出版している『時空警察』の1巻から2巻までを一冊にまとめ、少しお求めやすくしたものになっています。
それはいつも通りの朝だった。高橋亮が駅のプラットホームで電車を持っていると、すぐ隣に立っていた女性がバランスを崩し、線路内に転落してしまいにそうになる。
反射的に、女性を救おうとして手を伸ばした亮だったが、しかし、結果的に女性を救うことはできず、ばかりか、自分自身も電車に轢かれて死んでしまうことになった───そのはずだった。
ところが、実際には気が付くと、亮は全ての物体が動きを停止した空間のなかにいた。そして亮の目の前には、未来的なアーマーに身を包んだ、金髪碧眼の美女がひとり立っていた。
彼女は自分の名前をミカエラと名乗り、自分は時間管理局───時間の流れを正しい形に保つことを目的とした機関に所属していると話す。そして亮に対して一緒に働かないかと声をかけてくる。
ミカエラの話によれば、亮が今見ている全ての物体が静止している空間は、彼女が時間の最小単位を人為的に引き伸ばして作り出したものであるという。これにより、本来であれば死ぬはずだった亮と女性は死なずに済んだ、正確には死は訂正されたのだとミカエラは続けた。その後、ミカエラから詳しい話を聞いた亮は、彼女の話を受け、時間管理局員───時空警察官となることを決意する。
時空警察官となった亮は、ミカエラと共に平安時代の日本へタイムマシンで向かうことになる。亮たちが平安時代の日本へ派遣されることになったのは、その時代に本来存在しないはずの鬼が出現したからであった。果たして、何故存在しないはずの鬼が存在するのか!? それにはある組織の関与があった。その組織の正体とは!?
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