Short Stories 14になります。人生賛歌のような短編4篇になります。ぼんやりした未来に期待を持つことを忘れずにいたい『ぼんやりしながら』。『夏とあたいと猫と』と『あたいと革ジャンと』の自分のことを「あたい」と呼ぶ年齢不詳の女の子、「あたい」が京都に降り立つ『京の都と雨の雫』。1999年、あの頃のこと『1999』。最終電車を乗り過ごした女性が始発電車までの時間のなかで、細やかな希望の光を見いだしていく『ため息を残して』。4篇の物語の一つ一つがほんのひとときでも、読んでくださる方の心に寄り添うことができたなら、とっても嬉しいです。
目次
1.ぼんやりしながら
2.京の都と雨の雫
3.1999
4.ため息を残して
※BCCKSさんのサイト内で「たいいちろう」と検索して頂くと全作品をご覧頂けます。
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1人の時間、それは孤独というよりも、自分自身と一緒にいる時間。
この4篇の物語から、そんな言葉がふと浮かびました。
人は1人でいる時にしか出来ない自分自身の深め方があると私は思っています。
その時間が心を育て、強くし、自分が自分の1番の味方になれる。
そんな最高のギフトを、人は1人の時間に受け取っているのだと、物語の登場人物達は豊かな感性を通して、伝えてくれているように感じます。
自分に向き合った先に「光」がある。だから必ず大丈夫なんだ、と。
それぞれの登場人物達の内面から浮き上がってくる「希望」に、優しく後押しして貰いました。
人物たちの瑞々しく描かれた日常や、詩的な情景の表現もとても魅力的で惹き込まれました。