京城一の美貌と謳われた名門令嬢――昭華県主。
皇帝に寵愛された公主の娘として生まれ、
両親に溺愛されて育った“掌中の珠”。
しかし十六歳で嫁いだ先の夫は、臆病で無能な野心家。
夫婦の心はすぐに離れ、財産を分けて別居。
結婚は名ばかりのものとなった。
二十七歳となった今、
彼女は南方の領地〈緑桑塢〉で自由気ままな生活を送っている。
広大な荘園、富と権力、忠実な従者たち。
だが、この地では日々さまざまな事件が起こる。
盗み、争い、不可解な死――
聡明な県主は、領主として民の訴えを裁き、
時に自ら現場に赴き、謎を解き明かしていく。
そんな彼女の前に現れたのは、
かつて幼い頃、彼女の家に預けられていた少年。
今や皇帝の子として封じられた、若き親王だった。
年下で、狡猾で、執念深い男。
そして――彼女にだけ執着する男。
彼は微笑んで言う。
「あなたと私が結ばれる理由ですか?」
「縁がなくても――権力があればいい。」
領地で次々と起こる奇妙な事件。
背後に潜む陰謀と権力争い。
そして十年越しに再び動き出す、危険な恋。
聡明な美女県主 × 腹黒年下親王。
二人が挑むのは、恋と謎に満ちた事件の数々――
中華風ミステリ×ロマンス、開幕。
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