彼氏の浮気を目撃した、その夜。
帰り道で偶然再会したのは、昔の知り合いだった。
集まりのたびに冷たい視線を向けてきた、近寄りがたい男。
衝動のまま、問いかける。
「……私と、試してみる?」
返ってきたのは、迷いのない拒絶。
「軽い関係はしない」
それならそれでいい。そう思って背を向けた——次の瞬間。
腕を掴まれ、そのまま部屋へ引き込まれる。
拒んだはずの男は、なぜか手を離さない。
これは、終わるはずだった関係が、
静かに、そして確実に変わっていく物語。
本を入手していないとコメントは書けません。