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『記憶のかけらを集めて』
結月 汐音
著
海月出版
エッセイ
権限:管理者
【データ本】
2025.09.20
文庫版 102㌻ 550円
【紙本】
販売中
2025.09.20
文庫版 128㌻ 1,000円
— 記憶は、いつもそばに 私たちは、忘れる生きものだ。 覚えていたはずのことが、気づけば遠く、かすんでしまっている。 けれどふとした瞬間、ひとつの音や匂い、光の揺れが、あの日の自分をそっと呼び戻すことがある。 それは、記憶のかけら。 拾い集めるようにたどるうち、いつしか「私」という輪郭が見えてくる。 この物語は、私が紡いできた、いくつもの「思い出し方」の記録。 どれも日常のほんのすきまにある風景だけれど、そこには確かに、あのときの「私」が、生きている。 記憶は、ただ過去を懐かしむためのものじゃない。 いまを照らし、これからへとつながっていく、やわらかくて、しなやかな灯りなのだ。 もしあなたが、いま立ち止まっているのだとしたら。 もしどこかに、大切な何かを置いてきたままだと感じるのなら。 この物語のどこかに、あなたのかけらが見つかりますように。
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- 価格: 500円/紙本あり
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