『メテオライト』

作品紹介

村を滅ぼされた父娘が仇敵から命じられたのは、星から刀を作ること。

咲沢領領主・瓜生光宗からとある命を受けた刀工・助六。光宗の勅命とは、宙から飛来し「星流れ（隕鉄）」より刀を打ち出せという荒唐無稽な難題だった。助六は盲目の娘・八重とともに、秘剣「彼岸星」の精製に挑む。

著　　者：結城紫雄
編　　集：高橋文樹
表紙デザイン
アートディレクター：松野美穂
デザイン／イラスト：jitari

NovelJam 2017 出場作品

この本のコメント

本を入手していないとコメントは書けません。
jamyama
★★★★★2017.02.18

良かったです。語彙が豊富で、漢字が多いのに読みやすい文章。無駄もなく多すぎもしない描写。短い中で時代と設定、人物背景を読み手にイメージさせる筆力。重い人生を淡々と語っていますが、読者の想像に預ける奥行きもあり、読後引っ張られました。八重が刀に込めた希望（復讐の糸口というべきか）が、この後どう物語を紡ぐのか読みたい。昨年末、隕石でできた刀を見る機会があったので個人的にタイムリーでもありました。
ますもと・てつろう
★★★★★2017.02.10

時代小説でありながら現代の視点を強く感じる作品。宇宙から授かったもので刀をつくる。屑には屑がふさわしいとばかりに。

『メテオライト』

作品紹介

NPO法人日本独立作家同盟

NPO法人日本独立作家同盟

この本のコメント

関連書籍