西暦二千三十六年、欧州原子核研究機構において、実験の最中、偶然パラレルワールドの実在が確認される。
以来、パラレルワールドの研究は進み、人類は自由にパラレルワールドへと移動する技術を手に入れていた。
パラレルワールドにはそれこそ無限のヴァージョンが存在したが、そういったパラレルワールドのなかには、
驚くべき事に、恐竜が絶滅せすに生き残っている世界等、人類にとってかなり意外性のあるパラレルワールドが存在した。
そしてそういった意外性のあるパラレルワールドへと旅することが、未来の地球では流行していた。
現在で言うところの、海外旅行へ行くような感覚で、多くの人々がパラレルワールドへと旅するようになっていたのである。
このパラレルワールド観光は莫大な利益をあげることが可能であったため、未来の地球では、世界中の大企業が参入するようになっていた。
多くの大企業が巨額の資金を投資して、少しでも多くの観光客を集められそうなユニークなパラレルワールドは存在しないかと日夜探索を続けていた。
主人公である谷口俊二はそういったパラレルワールドを開拓・開発する企業に勤めている。
ある日、主人公である谷口は、地球上の生物とはかけ離れた姿をした、大型生物が生息するパラレルワールドを発見する。
そして彼はその世界の実態を確かめるために、移動機と呼ばれる、パラレルワールドへと移動することができる乗り物に乗り込んで、
その自らが発見したパラレルワールドを訪れてみるのだったが、しかし、そのとき、思いがけないアクシデントが発生して……。
襲い来る未知の飛行物体。更にカマキリのような容貌をした、謎の知的生命体。果たして、谷口たちの運命は!?
本を入手していないとコメントは書けません。
電子版 660円
電子版 605円
電子版 660円