幼い頃の朧(おぼろ)げな思い出。あの夏の記憶。ジュリアンにとってその思い出の日は、その記憶は今も彼の心を支え続け、彼の心をとても温かくさせてくれるものであった。幼いジュリアンがミリーに恋心を持った記念すべき日の物語『あの夏の記憶』など、4篇を収録。
目次
1.忘れもの
2.魔法のスープ
3.あの夏の記憶
4.白い鳥
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、出来事などとは一切関係ありません。BCCKSさんのサイト内で「たいいちろう」と検索して頂くと全作品をご覧頂けます。
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幼いジュリアンさんから見たミリーさん。
ミリーさんから見た頼もしいジュリアンさん。
それぞれの目線になってミリーさんの事を、ジュリアンさんの事を、感じてみました。
その時に私が感じていた事は、「世界で1番愛おしい存在」だという想いでした。
それは、早朝に密やかに咲く花のように、誰にも姿を見られずに澄んだ声で鳴く小鳥のように、純粋で瑞々しい愛です。
世界でひとつしかない、このふたりの愛を、いつまでもずっと見守り続けたいと思いました。
そして、ふたりを大きく包み込むような愛で、遠くから支え続けている存在もあって。
その愛の存在にも私は強く惹かれています。
読み終えた後もずっと、優しい赤色の光が私の心を温め続けてくれています。
愛にもいろんな形があって。
この物語に描かれている全ての愛に、私からそっと、祝福を贈らせて頂きました。